- 2011-02-10 (木) 10:02
- アパレルニュース
毎日、洋服に接している販売員でも、お客様を引き寄せる魅力的なディスプレーをつくることは難しいようで、
「ディスプレーは大の苦手!」という人がけっこう多いです。
しかし、ディスプレーは基本をしっかりマスターすれば、それほど難しいものではありません。
今回は、“ここさえおさえれば大丈夫!”という基本テクニックを簡単に以下にまとめてみました。
ディスプレーに必要な基本テクニックは、「空間コーディネイト」と「カラーコーディネイト」の2つがポイントです。
「空間コーディネイト」ではディスプレー全体をコントロールし、「カラーコーディネイト」では細かな部分まで含めて見え方や印象をつくりあげていきます。
この2つのポイントをおさえるだけで、ずいぶん印象的なディスプレーをつくることができます。
基本に慣れてきたら、徐々にフォーミング(ピンやテグスを使ってマネキンのボディに動きを出すテクニック)など細かいテクニックを磨いていきましょう。
大切なのは、ディスプレーの目的はあくまで「消費者の入店意欲を促進すること」であると常に念頭に置いてディスプレーづくりを行うことです。
ただ“見た目がキレイ、鮮やかで人目を引くディスプレー=良いディスプレー”ではありません。
最終的に消費者を店内へ誘導する魅力がなければ成功したディスプレーとは言えないのです。
高度なテクニックばかりに走るのではなく、基本パターンをおさえたうえで消費者の立場に立ってみたときに“思わず入店したくなるディスプレー”となることを意識して取り組みましょう。
ちなみに、空間コーディネイトには大きく6つのパターンがあります。
それぞれの特徴を理解し、自店のイメージにあった構成パターンを実践しましょう。
(1)三角構成
最も基本的な構成パターンです。
三角形構成とはピラミッドのように真中が突き出ている構図で消費者の注目を集めやすくなります。
ベーシックやコンサバティブな商品に適しています。
(2)リピート構成
同じディスプレーを繰り返す構成パターンです。
(例えば同じデザインだけど色違いのワンピースを連続ディスプレーするなど。
)リズム感があり、遠くからでもよく目立ちます。
色やデザインのバリエーションを訴求するのに適しています。
(3)対称構成
左右対称の構成パターンです。
荘厳で落ち着いた感じを演出し、クラッシックやフォーマルな商品に適しています。
(4)非対称構成
左右のバランスを崩した構成パターンです。
アクティブで斬新な感じがします。
カジュアルやアグレッシブな商品に適しています。
(5)集中構成
商品を一か所に集中させた構成パターンです。
視線が集中するので、商品そのものの特徴や質感などをアピールしたいときに適しています。
スポットライトを利用するとより効果的です。
(6)拡散構成
フレームからはみ出たような構成パターンで、スケール感を感じさせます。
スポーツアイテムやブランドの世界観を訴求するのに適しています。
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