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和服に関する国家資格<和裁技能士>

<和裁技能士とは>
和服を反物からつくりあげることを「和裁」といいますが、和裁は高い技術を必要とする大変専門性の高い職業です。誰しもできるものではなく、日本の伝統衣装である和服を扱うことから、需要も絶えることがなく、重宝される人材になることができるはずです。
和裁、和服関係の資格はいくつかありますが、「和裁技能士」とは、厚生労働省が実施している技能検定のうちの1つであり、和裁・和服に関する唯一の国家資格です。この資格を取得した人のみが「和裁技能士」と名乗ることができます。
検定は1~3級がありますが、プロとして働くためには2級以上の取得が必要です。
受験資格は、2~3年の実務経験か、指定学校における学科を修了した方です。特に1級の場合は7年以上という長い実務経験が必要で、1級の合格率はおよそ60%程度ですが、その受験資格を得ることが最も大変だといえるかもしれません。

<試験内容>
試験は学科と実技で行われます。
各級の試験内容は以下の通りです。
■3級
学科…きものの知識、きものの歴史、色彩学、材料学、着付けなどの基礎知識
実技…表地は自由で、身頃・立えり付けをし、右そでを事前に縫いあげたものを持参し、試験場でえり付け、まとめなどを行い、女子用袖無双あわせ長じゅばん又は胴抜き長じゅばんを仕立てます。
■2級
学科…きものの知識、きものの歴史、色彩学、材料学、着付けなどの応用知識
実技…左袖作り、表裏衿付け、まとめ、両袖付け、たたみあげなどを行います。
■1級
学科…きものの知識、きものの歴史、色彩学、材料学、着付けなど和装全般に関する知識
実技…女あわせ長着の縫製は、表地は縮緬または綸子の付け下げであって、両袖、背縫い、わき縫い、下前のおくみ付け等を事前に縫い上げたもの、また、裏地は絹または交織であって、背縫い、脇縫い、おくみ付け等を事前に縫い上げたものを持参し、試験場で衿付け、まとめ等を行い、袷長着を仕立てます。
部分縫いは、表地に色地の新モス、裏地に白地の新モスを用いて都衿の上前を縫製します。

<特徴>
国家資格ですので、社会的な評価も高く、美容院などで雇われるよりも独立し、和裁教室や仕立て屋として開業する方も多いようです。
日本の文化に関わる国家資格ですから、和裁技能士のニーズは常に安定しています。どんな職業についたとしても、安定した収入を得ることができるでしょう。特に1級取得者においては大変高度な技術が求められるため、確かな技術の証明にもなります。

和服に関する資格<きものコンサルタント>

<きものコンサルタントとは>
アパレル系資格の中でも、和服に特化した資格である「きものコンサルタント」についてご紹介します。
きものコンサルタントとは、きもの文化やきもの生活の指導者であると同時に、現代に最も必要な人間教育を展開していく専門家です。
きものコンサルタントの資格は、全日本きものコンサルタント協会により主催されています。同協会は文部科学省、経済産業省認可の公益法人であり、きものコンサルタントとして必要な技能及び品位の向上をはかるとともに、着物に関する知識の普及を図っている団体です。
きものコンサルタント検定の勉強方法としては、全日本きものコンサルタント協会の認定スクールで学ぶ方法が主でしょう。勉強期間の目安は6ヶ月程度です。
受験資格は、きもの教室卒業生で、220時間以上きものに関する教育を修了した方です。

<試験内容>
予備講座として、受験する前に講座を受講することになっています。
・装道の理念
・きものの知識
・ふくら雀の自装、留袖の他装と話法
・きものの礼法(講義と実技)
・協会活動の概要説明

試験は、第一次試験が筆記で、第二次試験が実技になります。
筆記試験の科目は以下の通りです。
・服飾史の概要
・きものの種類
・帯の種類
・小物の種類
・下着の種類
・素材についての知識(きもの、帯、下着、その他)
・調和美(きもの、帯、帯締めの調和、きものと髪型の調和、きものと化粧の調和)
・仕立のポイント
・着装のポイント
・きもののマナー
・きものの管理方法(しみぬき、その他の注意)

実技試験の科目は以下の通りです。
・きものコンサルタント職務遂行上の実技(着装実技)
・説得能力、指導能力(話法)
・きものコンサルタントとしての演出能力

<特徴>
合格率は90%程度と、他の資格と比べると合格率の高い資格試験です。
きものコンサルタントの資格を取得した方は、美容院や結婚式場と契約し、成人式や七五三などの時期のみ働くという働き方もありますし、自宅で着物教室を開くという方法もあるでしょう。他にも着物の知識を活かして呉服屋などでアドバイザーとして働いたり、カルチャースクールの講座で講義を行うという手もあります。
きものコンサルタントの資格は、「和裁検定」と同じく、長期間活用できる資格であり、活用方法の幅も広いといえるでしょう。

和服に関する資格<和裁検定>

<和裁検定とは>
アパレル業界への就職に有利な資格にはいろいろとありますが、和服に特化した資格の中から「和裁検定」をご紹介しましょう。
和裁検定とは、着物を縫う技術を審査し、その技術を証明するための検定です。試験は年1回、東京商工会議所が実施しています。
難易度は級によって分けられ、4級から1級まで。4、3級はご家庭で和裁を楽しむ程度のレベルですが、2、1級はプロの和裁士として必要な技術や知識が試されるため、2級以上を取得すれば和裁士として活躍するための第一歩となるでしょう。
合格までの目安の勉強期間は、4級でしたら和裁教室で3ヶ月程度です。

<試験内容>
試験は、実技と筆記が行われます。
内容は以下の通りです。
■4級
・実技…女子用浴衣、ばちえり仕立て・寸法は指定しない。
・筆記…和裁の常識と裁断図解、被服の種類に関する出題区分表の範囲から。
■3級
・実技…女子用あわせ長着。広えりで仕立て・寸法は指定しない。材料は自由。
・部分縫い…被服の種類に関する出題区分表の範囲から。
・筆記…職業としての和裁の常識と裁断図解、被服の種類に関する出題区分表の範囲から。
■2級
・実技…女子用あわせ長着。広えりで別付けとし、寸法は指定しない。材料はつむぎ以外の絹布。
・部分縫い…被服の種類に関する出題区分表の範囲から。
・筆記…職業としての和裁の常識と裁断図解、被服の種類に関する出題区分表の範囲から。
■1級
・実技…女子用あわせ長着。広えりで別付けとして寸法は指定しない。材料はつむぎ以外の絹布。
・部分縫い…被服の種類に関する出題区分表の範囲から。
・筆記…職業としての和裁の常識と裁断図解。被服の種類に関する出題区分表の範囲から。

<特徴>
和裁検定では実技があるため、検定当日までの準備が必要です。例えば4級でしたら『①裁断・へら付け②右袖を縫っておく(両袖は会場で)③身頃はおくみ付け(裾も含む)まで仕上げておく。』とのこと。また、全級共通で、裁縫用具一式が必要です。
和裁検定資格を活用できる就職先は、主に和服仕立事務所や呉服店でしょう。実力があれば、依頼を受けて自宅で和服の仕立てをする仕事も可能です。和裁教室を開くこともでき、長期間に渡って活用できる資格です。

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