ホーム > タグ > 資格
資格
アパレル業界で活躍するための資格、TES(繊維製品品質管理士)
- 2012-01-30 (月)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
<TES(繊維製品品質管理士)とは>
アパレル業界への就職が有利になる資格はいくつかありますが、TES(繊維製品品質管理士)もまた、アパレル業界にて大きく評価される資格です。
TESは元々通産大臣の認定資格として1981年に誕生したもので、繊維製品に関する知識を深め、品質や性能の向上を図るなど、アパレル業界の製造や販売において活躍できると認められた人材に与えられます。
<試験内容>
試験は、筆記試験3科目と論文式試験2科目が行われます。
筆記試験の出題範囲は、
・繊維に関する一般知識
・家庭用繊維製品の製造と品質に関する知識
・家庭用繊維製品の流通、消費と消費者問題に関する知識
になります。
論文式試験では、
1. 事例…消費者の苦情発生を未然に防ぐための製品企画及び品質管理に関する応用能力の有無。
2. 論文…繊維製品の品質管理業務に必要な識見と応用能力の有無。
が審査されます。
<特徴>
TES資格試験は、合格した科目は合格した次の年から数えて3年間有効になります。例えば平成24年に取得したら、平成27年まで有効になります。
一度の試験で全ての科目をパスし、一度で合格してしまうのがベストですが、例えば1科目が不合格だった場合は、有効期限が切れる4年間の間に、その1科目さえパスできれば資格取得となります。
受験資格は特になく、誰でも受験することができます。
資格を取得してからの就職先は、ファッション・アパレル業、繊維産業、インテリア業などが主でしょう。繊維製品の向上や製造の知識を持った人の就職先は案外広く、将来性も高いといわれています。
TES資格を活かした仕事内容としては、繊維製品の品質や性能の向上を図ったり、繊維の品質についてお客さまからクレームが出ないような製造や販売を行うことです。
資格試験を行っている日本衣料管理協会のホームページでは、多くの有資格者がいる企業として「ワコール」「オンワード樫山」「トリンプ・インターナショナル・ジャパン」などが挙げられています。
アパレル業界で役立つ資格、カラーコーディネーター&販売士
- 2011-12-12 (月)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
販売をする職種であれば、どのような業種であっても「販売士」資格を取得していると就職・転職に有利です。
販売士の資格は、日本の流通業で唯一の公的資格として高く評価されているものです。
販売士資格は「1級」「2級」「3級」に分かれており、それぞれ「経営管理能力がある者」「販売管理能力がある者」「販売技術能力がある者」が、受験対象となります。
・販売士1級検定試験
小売業の経営に関する高度な専門知識を身につけ、マーケティング、経営計画、商品計画、部下の悩みの解消などの経営管理についての能力を図ります。
・販売士2級検定試験
小売店舗経営の仕組みを理解しているか、販売技術に関する専門的な知識を身につけているか、部下への指導ができるかなどの能力を図ります。
・販売士3級検定試験
小売店舗運営の基本的な仕組みを理解し、販売員として基本的な知識とノウハウを身につけているかの能力を図ります。
アパレル業界では、この販売士の資格と平行して、「カラーコーディネーター」の資格を取得する方が多いです。
カラーコーディネーターは、その色が持つ特性を理解し、目的に応じたカラーコーディネートをすることで人の気持ちを動かすことのできる知識を学びます。同じ商品であっても、配置の仕方によってお客さんの気持ちを動かせる知識を得ることができるということです。
食料品を扱う店や、雑貨店の販売員にも人気がありますが、特にアパレル業界への就職・転職を目指す方に人気があります。
試験勉強は、「1級」「2級」「3級」それぞれに合ったテキストで行い、試験ではそれを理解した上での応用力を問うことで合否を判定します。2級では3級のテキストに加えた2級用のテキストを、1級では2、3級のテキストに加えた1級用のテキストが用いられます。
履歴書に、これらの資格名を記載することでより有利になり、販売士+カラーコーディネーターの資格を取得することで、その能力の相乗効果を得ることができるでしょう。
アパレル業界では、どんな資格が役立つ?
- 2011-10-18 (火)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
アパレル業界で働くにはどんな資格が役立ちますか?」という質問が多く寄せられます。
資格さえあれば必ずキャリアアップできるという訳ではありませんが、持っていて損はありませんし、企業によってはステップアップがしやすくなる可能性は高いです。
どのような資格試験があるのか、ここでいくつかご紹介しましょう。
・ファッションビジネス能力検定
ファッションビジネス能力検定とは、(財)日本ファッション教育振興協会によるファッションビジネスに関する造形的知識、技術、また実務までの能力を評価するための検定試験のことです。上位から1級、2級、3級の3段階のレベルで構成されています。ファッションビジネスに携わるプロとしての基本的な知識を身に付けているか問われる3級、ファッションビジネスに実務的に関わる実力が求められる2級という内容になっており、最上位級である1級では、2級、3級のレベルを基本として、多方面からファションビジネスを分析し、企画から戦略に関わることのできる専門性が問われます。
・ファッション販売能力検定
店舗での販売を担当する人材の育成を目的とした検定試験です。(財)日本ファッション教育振興協会が主催しており2級と3級が設けられています。2級はファッション商品の知識、販売知識、販売技術、店舗展開・VPに関する専門教育を2年程度学び、基本的な顧客対応と販売、事務処理ができるレベル。3級は販売に必要とされる基本的な商品知識、販売の基本知識、接客の基本技術などがあり、1年ほど専門教育を受けたレベルです。試験は年2回実施され、受験資格は特に設けられていません。
・カラーコーディネーター検定 (色彩能力検定)
色に関するスペシャリストのことを「カラーコーディネーター」という総称で呼ぶことがあります。色に関する知識や技能を社会的に評価する『尺度』として、確実に社会的な認知を得ている試験で、受験者はアパレル関係者から美容、インテリア、広告など様々な業種に渡ります。
・テキスタイルアドバイザー(衣料管理士)
最新ファッションのアパレルやインテリア、雑貨などの繊維製品を企画・生産・販売する企業のなかで、企画・設計、販売、品質保証、顧客対応などの部門で活躍するスペシャリストの育成を目的とし、社団法人日本衣料管理協会により設けられた試験です。合格すると、衣料管理士(TA:Textiles Advisor)として認定され、活躍の幅が広がります。
ホーム > タグ > 資格