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色彩検定とカラーコーディネーターどっちを取るべき?

ファッションにとって、色のコーディネートは切っても切り離せないほど重要です。この色に関する資格があることはご存知でしょうか?

色に関する資格は「色に関する知識」を検定する試験となり、色に冠する包括的な資格としてファッションに限らず様々な分野からの受験者がいます。

現在は色に関する資格として「色彩検定」「カラーコーディネーター検定試験」の2種類の知名度が高いです。また、これらの検定は色に関する知識を検定するのは一緒ですが、認定する団体は異なります。

色彩検定を主催・認定する団体は社団法人全国服飾教育者連合会で、カラーコーディネーター検定試験を主催・認定するのは東京商工会議所となっています。

認定基準は双方違うものの、受験資格や年齢制限は無く、試験地は全国。用意されているクラスも3級~1級と同様です。ただし資格取得に掛かる費用には違いがあり、カラーコーディネーター検定試験の方が若干安めに設定されています。

さて、上記で紹介した2つの資格ですが、どちらを取るのが良いのでしょうか?

これは自分が現在就いている職にあわせて選ぶのが一番で、どちらを取ったほうが良いかということはありません。

ファッションに活かしたい場合であれば、社団法人全国服飾教育者連合会が主催する「色彩検定」を取得するのが良いでしょう。主催団体からも解るとおり、ファッション団体が主催しているのはもちろん、始めてから20年近くたっているため知名度も高いです。

変わってカラーコーディネーター検定試験は、専門性が高く「工業」などのデザインで力を発揮するといわれています。特に1級では「ファッション色彩」「商品色彩」「環境色彩」の3分野に別れ、ており難易度も色彩検定に比べて高めに設定されており、より専門性が高められた資格と言えます。

ファッションや美容で活かすなら「色彩検定」、その他の分野で活かすなら「カラーコーディネーター検定試験」をオススメします。

コーディネートに欠かせない配色の基本

ファッションコーディネートをする時に、服のデザインや着易さなども重要ですが、色の組み合わせのコーディネートも大変重要です。

特に「配色の組み合わせ」は凄く重要で、色の組み合わせのバランス(割合)によっては、着ている人の雰囲気や印象なども、他の人からは違って見えてきてしまいます。

今回はファッションコーディネートの際の「色の組み合わせ」について見ていきたいとおもいます。

服のコーディネートを行う際に気をつけておきたいのが「アクセントカラー」「ベースカラー」「アソートカラー」と呼ばれる3種類の色。この3種類のカラーの色の割合を調整することで、見た目的にも、与える印象的にも失敗しないコーディネートを行うことができます。

まずは「アクセントカラー」から。アクセントカラーは服の全体の色を引き締め引き立てる色のことを言います。

ベースカラーに対し、より彩度の高い(目立つ)色を約1割(10%)取り入れます。使うアイテムはどれでも構いませんが、帽子・ネクタイ・スカーフ・アクセサリーなどが取り入れやすいですね。

続いて「ベースカラー」。ベースカラーは全体の約7割(70%)の色を指し、ファッションの全体的な雰囲気が作られる色となります。

トップスやボトムス、コートやスーツなどがコレにあたります。

そして最後が「アソートカラー」です。アソートカラーは服の全体の2割(20%)に当たる色で、ベースカラーをまとめ引き立てる色となります。靴やカバン、スカートやズボンの色がコレに当たります。

ベースカラーを7割、アソートカラーを2割、アクセントカラーを1割と法則付けて用いることで、大きな失敗はせず、全体的にまとまったコーディネートが出来る様になるでしょう。

さらに「ドミナントカラー」「トーンオントーン」「トーンイントーン」「トーナル」「カマイユ」「ビコロール」と言った、配色の組み合わせを使うようにすることで、さらにオシャレなコーディネートが出来る様になります。

アクセントカラーとは?

ファッションコーディネートを行ううえで、服のデザインなども大切ではありますが、特に重要視したいのが色のコーディネートです。

今回は色のコーディネートの中でも「アクセントカラー」に関して紹介していきたいと思います。

アクセントカラー(Accent Color)とは、ファッションだけに限らずインテリアや電化製品に至るまで「デザイン」に関係するほとんどの物に使われる言葉です。

主にコーディネートしたファッション全体の色、または商品全体の色に対して「変化をもたらす色」「多色を引き立てる色」で、全体色にたいしてワンポイントで使われる別の色のことを指します。

全体の色(ベースカラー)が同じと言う場合は、コーディネートは楽ですし統一感を出すことも可能ではあるものの単調感が否めません。しかし、その中にワンポイントでアクセントカラーを用いれば、アクセントカラーを置いた部分だけに注目を集めることや、色全体の引き締めにも役立ちます。

ただ、アクセントカラーと言うと「赤」「黄」「紫」「青」「緑」など、「派手な色」を想像してしまいがちですが、実際には色が派手かどうかは全く関係が無く、全体の色に対して「彩度」が高いもののことをアクセントカラーというのです。

例えば、全体が黒色の服に対し、黒の帽子やスカーフを使ってもアクセントカラーにはなりえません。使うなら白やグレーといった、ベースになるカラーよりも彩度が高いものがベスト。

簡単に言えば、ベースとなるカラーとアクセントとするカラーの対比を意識するのが良いでしょう。

このアクセントカラーを用いれば、ぼやけた印象を受けやすい同色のコーディネートに対しても、全体を引き締める効果が得られます。

これら色に関する事を専門的に学びたいのであれば、カラーコーディネーターや色彩検定、いずれかの専門資格を取得するのがオススメです。

自分で配色を考える際、またはお客様に対してコーディネートのアドバイスをする際などの一助となるはずです。

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