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知っておきたいファッション用語「オートクチュール」

よくファッションブランドなどを見ると「オートクチュールブランド」といった言葉を目にしますが、一体この言葉は何を指すのでしょうか?

今回は「オートクチュール」に焦点を当ててご紹介したいと思います。

「オートクチュール(haute couture)」は見ての通りフランス語で、「オーダーメード」「一点もの」など高級洋服を指す言葉です。

しかも、オートクチュールという言葉は「パリクチュール組合(通称サンディカ)」の加盟店で注文され縫製された高級服やお店のことを指すので、それ以外のお店がオートクチュールを名乗っても正規の物ではありません。

加盟店以外がオートクチュールを名乗る場合、縫製の方法に仮縫いや手縫いといった技法などオートクチュールが出来るまでの手法を取り入れている事を指します。

では、パリクチュール組合についてみていきましょう。

「パリクチュール組合(The Chambre Syndicale De La Confection Et De La Couture Pour Dames Et Fillettes)通称:サンディカ)」は、1868年と2014年の今から146年前に創設された組織です。

乱立していたオートクチュール店に顧客が行き、ある程度決まったデザインから顧客が好きなデザインを選んだり顧客からのデザイン要望により服をつくっていた形態から、組織が出来たことによりお店がまとまり、デザイナーがデザインしたものを顧客の体に合わせて作り売る形態に変化。

デザイナーの地位向上したのはもちろん、服を買うというよりも芸術品を買うといった形に変化していったのです。また組合に入るための既定もあり、ミシンなどは使わず全てにおいて手縫いを実施するといったものがありますが、新規のメゾンなどを呼び込むため既定は年々ゆるくなっているようです。

しかし、1970年代にプレタポルテが出現したことがキッカケとなりオートクチュールの売上は激減。

通常顧客が減少し続ける部署はビジネスとして閉鎖するのが常ですが、オートクチュールはブランドの知名度の向上やライセンス事業での売上が見込めるため、閉鎖するブランドは少なく、現在も春夏・秋冬のコレクションに参加し発表を行っています。

現在オートクチュールを依頼する人の多くは王侯貴族やセレブなどがほとんどとなっています。

知っておきたいファッション用語「ヴィジュアル系」

今回は「ヴィジュアル系」についてご紹介します。

「ヴィジュアル系」は1980年代頃から日本のロックバンドやミュージシャンなどが行ったもので、音楽的にはロック・ポップス・メタル・パンクなどを様々ありますが、いずれもロックバンド。ハードロックを基本にメタルやポップロックの曲を多数生みだし熱狂的なファンも多くいます。

ヴィジュアル系として代表される「X JAPAN」の功績により、海外にもファンが多く「ヴィジュアル系」という言葉自体が海外でも一般的に通じるようになっています。

ヴィジュアル系は、音楽性以外に外見的にも大きな特徴があります。

1980年代に流行ったアメリカのバンドは、腰まである長髪を金や赤といった目立つ色に染めて逆立て、バンダナを巻いたり、濃い目の化粧を行ったりする「ヘア・メタル」が流行しましたが後半あたりに廃れてしまいました。しかし1990年代に入り日本で「X(X JAPAN)」が登場し、音楽的にもファッション的にも一大ブームが巻き起こります。

黒を基調としたドレス系の服やヘア・メタルに代表される化粧・バンダナ・長髪といったポイントを抑え、女性的かつ耽美なイメージが浸透、今までのロックバンドとは違いピアノを取り入れた音楽を作った事から特定の層だけでなく、幅広い層から支持を得るようになりました。

90年代中ごろには派生系のヴィジュアル系バンドが登場し、人気を博すもじょじょに下火に。

しかし2003年頃から「ネオ・ビジュアル系」が盛り上がりをみせ、黒基調のロックファッションやカラフルな衣装に身を固めるバンドが増え、そのファッションを真似るファンが増加。渋谷にも専門店が出来たり、ブランドとのコラボも行うなどファッションの面でも人気が広がってきています。

この頃の着こなしとしては、全体的に細身のシルエットで固め、ダメージ加工の物やスカル・クロスといったロックテイストのアクセサリーをまといます。参考にしているロックバンドなどによってファッションの着こなしは変わります。

ちなみに90年代のロックバンドのファッションを愛好するユーザーは残っており、イベント時などに登場します。

知っておきたいファッション用語「アール・ヌーヴォー」

「アール・ヌーヴォー(Art Noubeau)」は19世紀末から20世紀初頭に欧州・アメリカで流行した芸術様式です。花などの植物、動物や昆虫など有機的なものをモチーフにしたり、自由に曲線を組み合わせることで今までの様式には無かった装飾を生み出しました。その広がりは建築をはじめ芸術や工芸、グラフィックデザイン、ファッションなど多岐にわたります。

アール・ヌーヴォーという言葉は、パリに居を構えた美術商サミュエル・ビングの店から広く大衆に広まり一般化しました。この言葉を代表する建築物を挙げると、リガ歴史地区にある建築群があり、ほかにもサグラダ・ファミリア、ミラ邸、グエル公園を手がけたバルセロナを中心に活躍した建築家アントニオ・ガウディもアール・ヌーヴォー様式を取り入れたことで知られています。アール・ヌーヴォーは、世界各地の美術様式に影響を受けていますが、日本の葛飾北斎が描く木版浮世絵などが大きな影響をもたらしており、日本にも逆輸入の形で美術や建築に大きな影響を与えました。

ファッションにおいてのアール・ヌーヴォーは、日本の和服や東洋文化に影響を受けており、コルセットを使わない新しい洋服が次々に登場しました。洋服の上下共にコルセットを廃し、シルエットより動きやすさを重視した実用的なものが生まれ、その中でも「ホッブル・シルエット」は大変な流行を巻き起こしました。ホッブル・シルエットは、膝から裾にかけて幅が狭くなるシルエットで「よちよち歩き」しか出来ないほどの裾幅のスカート。生み出したのは「近代ファッションの父」「女性服革命者」「脱コルセット」など女性ファッションに革命をもたらしたポール・ポアレです。

しかし、第一次世界大戦を期に過度な装飾を否定する「モダンデザイン」が普及し、アール・デコへと以降。退廃的なデザインとして使われなくなっていきました。1960年代に入りアール・デコと共に再評価されはじめ、デザイナーに大きな影響を与え様々なアール・ヌーヴォー様式を取り入れた生地やペイズリー模様を使ったファッションが発表され、身近なものにも使われています。

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