- 2014-03-14 (金) 18:40
- ブランド紹介
よくファッションブランドなどを見ると「オートクチュールブランド」といった言葉を目にしますが、一体この言葉は何を指すのでしょうか?
今回は「オートクチュール」に焦点を当ててご紹介したいと思います。
「オートクチュール(haute couture)」は見ての通りフランス語で、「オーダーメード」「一点もの」など高級洋服を指す言葉です。
しかも、オートクチュールという言葉は「パリクチュール組合(通称サンディカ)」の加盟店で注文され縫製された高級服やお店のことを指すので、それ以外のお店がオートクチュールを名乗っても正規の物ではありません。
加盟店以外がオートクチュールを名乗る場合、縫製の方法に仮縫いや手縫いといった技法などオートクチュールが出来るまでの手法を取り入れている事を指します。
では、パリクチュール組合についてみていきましょう。
「パリクチュール組合(The Chambre Syndicale De La Confection Et De La Couture Pour Dames Et Fillettes)通称:サンディカ)」は、1868年と2014年の今から146年前に創設された組織です。
乱立していたオートクチュール店に顧客が行き、ある程度決まったデザインから顧客が好きなデザインを選んだり顧客からのデザイン要望により服をつくっていた形態から、組織が出来たことによりお店がまとまり、デザイナーがデザインしたものを顧客の体に合わせて作り売る形態に変化。
デザイナーの地位向上したのはもちろん、服を買うというよりも芸術品を買うといった形に変化していったのです。また組合に入るための既定もあり、ミシンなどは使わず全てにおいて手縫いを実施するといったものがありますが、新規のメゾンなどを呼び込むため既定は年々ゆるくなっているようです。
しかし、1970年代にプレタポルテが出現したことがキッカケとなりオートクチュールの売上は激減。
通常顧客が減少し続ける部署はビジネスとして閉鎖するのが常ですが、オートクチュールはブランドの知名度の向上やライセンス事業での売上が見込めるため、閉鎖するブランドは少なく、現在も春夏・秋冬のコレクションに参加し発表を行っています。
現在オートクチュールを依頼する人の多くは王侯貴族やセレブなどがほとんどとなっています。
関連する投稿
- 新しい投稿 »: 【CASS PARTY ~ビューティー編~】☆
- « 古い投稿: 九州☆コスメのお仕事♪
コメント:0
トラックバック:0
- このエントリのトラックバック URL
- http://cass-blog.com/brand-introduction/2014-03-14/%e7%9f%a5%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%8a%e3%81%8d%e3%81%9f%e3%81%84%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%83%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%e7%94%a8%e8%aa%9e%e3%80%8c%e3%82%aa%e3%83%bc%e3%83%88%e3%82%af%e3%83%81%e3%83%a5/trackback
- Listed below are links to weblogs that reference
- 知っておきたいファッション用語「オートクチュール」 から “憧れのファッション・アパレル業界で働く♪”~シーエーセールススタッフ~