ファッションビジネス - “憧れのファッション・アパレル業界で働く♪”~シーエーセールススタッフ~

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古着屋で仕事がしたい!

以前は、東京や大阪などの大都市にしか見られなかった古着屋。古着屋が多い街として、吉祥寺、原宿、高円寺、大阪のアメリカ村、仙台などが有名ですよね。何年か前からは、大都市だけでなく、全国の都市や町でも見かけるようになりました。

ファッションのブームは入れ替わるものですが、古着はいろんなブームの中でも重宝される傾向にあります。
例えば2003年あたりの「ゆるカジ」ブーム時には、ゆるカジには古着が好相性、とされ古着をゆるカジに着こなす方が多かったですし、近年のファストファッションブームでも、古着はプチプライスとして、ファストファッションブランドと合わせて着こなす方が多いようです。
3年ほど前からは、古着ブームは女子高生の制服姿にまで影響し、「制服も古着っぽく着たい」ということから、足が露出するミニ丈のスカートよりも長めを好んだり、ダボッとしたセーターを重ねたりと今までになかったような着こなしが目立つようになりました。

このような古着ブームを経験してきた方の中には、「アパレル業界で働くのなら、古着屋しか考えられない!」という方もきっといらっしゃるはず。近年では大都市だけでなく全国の町に古着屋が展開されていますので、古着屋の求人は以前に比べると多くなったといえるでしょう。

古着屋の求人に強くなるためには、まずは洋服の知識を持っておきましょう。取り扱う洋服はいつ頃流行したものなのか、洗濯機で洗っても大丈夫なのか、どんなアイテムと合わせやすいのかなど、幅広い知識が必要となります。
また、縫製技術があると重宝されます。古着はその名の通り誰かが以前着ていたものですから、時には破れていたりボタンが取れていることもあります。裾直しをすることもありますから、ある程度の縫製技術は持っておくべきでしょう。
古着屋によっては、海外から仕入れることもありますから、将来的に開業を目指している方は英語能力も必要でしょう。
古物商の免許を取得することで、個人から商品を買い取ることが可能となり、より仕入れルートの幅が広がりますよ。

将来的にはアパレル業界で独立したい!学んでおくべきノウハウ

アパレル業界に就職・転職したい、という方の中には、将来的には独立を考えている方もいらっしゃるかもしれませんね。
アパレル業界での独立のタイプにはいくつかの種類がありますが、アパレル業界で独立を目指す方の中でも多いのが、「ブランドを立ち上げたい」「ショップを出したい」ということではないでしょうか。ブランドを立ち上げ、独立しているショップが集まる場所が、裏原宿です。ストリート系やクラブ系の客層をターゲットにしたブランドショップが建ち並んでいますが、裏原宿にしかないお店も結構多いのです。

どうしたら、裏原宿にあるショップのように、自分でデザインを考え、お店を出し、販売し、そして成功できるのでしょうか?

売れるショップにするためには、接客ノウハウなども大切ですが、資金繰りについてもしっかりと知っておかなければなりません。商品がもしも売れなかったとしても、生地屋などには決まった支払日に支払をしなければならないのです。商品の価格設定をするにも、売れ残りの在庫リスクを考えなければなりません。どれだけの資金が必要で、毎月どれだけの売上があったらやり繰りできるのか。資金計画をしっかりたて、経理について学びます。

また、売上を上げていくためにはマーケティングも重要です。今求められているものはどんなもので、それをどうやったら売れる商品にするか、ということを学びます。自分の好きなものばかりを販売して成功する方は極稀で、マーケティングに無知だと失敗してしまうことの方が多いといえるでしょう。
他にも、店舗や施設、広告について、顧客の情報管理について、アルバイトや正社員の雇用についてなど、学ぶことはたくさんあります。

将来アパレル業界で独立をしたい、と考えている方がまずやるべきことは、独立ブランドのショップで販売接客や経営するためのノウハウを、オーナーの身近で勉強することでしょう。販売接客は他のショップでも学ぶことができますが、経営のノウハウを身をもって学べる場所は、独立ブランドのまだ小さなショップだけだといえます。

服だけにとどまらない! 「ファッションビジネス」の動向とは?

近年のファッションビジネスの特徴は、「アパレルメーカーを中心に幅広い産業が寄り集まった裾野が広いビジネス」であるということです。すなわち、消費者が求める「個性」をトータルにコーディネートするビジネスモデルであり、衣料品を中心に、そこから派生して、美と健康、雑貨、インテリア、食品、音楽に至るまで広く提供することを目指しています。消費者は同じブランドのコンセプトで服や雑貨を揃え、時にはカフェでお茶することができます。
その一例として、国内大手のアパレルメーカーである(株)ファイブフォックスの展開する『コムサ・デ・モード』が、1996年に異業種参入で始めた「カフェ・コムサ」が挙げられます。あるブランドのコンセプトが日々の生活のあらゆるシーンに浸透するよう様々な企画を行うファッションブランドですが、ファッションはリサーチを重ねても、何がトレンドになるのか予測をつけにくい分野だと言われており、現代の多様な価値観の中で常に好まれるスタイルを提案し続けるには、
周到な市場調査と計算されたブランディングが欠かせません。大手のような力のある企業は、一つのコンセプトにこだわらず、価格帯や対象年齢によりコンセプトの異なるいくつものブランドを抱え、直営店に限らずショッピングセンター、スーパー、百貨店と、ターゲット層に合わせたチャネル展開を強みとしています。ひとつひとつのコンセプトに、付帯ビジネスを巻き込むことで巨大なファッション市場を形成していくのです。
このようなファッショントレンドの中核となるのはアパレルメーカーであり、大半は「総合アパレル」と呼ばれ、年齢も対象も幅広くカバーした総合的な衣料を中心に様々なアイテムを消費者へ提供します。そのほかにも各分野に特化した「専門アパレル」があり、レディース、メンズ、子ども服、和装などの分野によって扱うブランドが分かれています。特に子ども服は歴史が長く、老舗企業が多いことで知られています。たいていのアパレルメーカーでは縫製は外注していますが、その多くが人件費の安い海外で行われています。
一方、高い技術力を誇る国内縫製にこだわるブランドもあり、縫製の質の高さを強みとし海外縫製の商品との差別化を図っているようです。コストを抑えて大量生産をするか、限定生産でも高級衣料としての高い価格で採算をとるか、ファッションビジネスの世界では二極化が進んでいます。

昨今では、既製服をデザイン・販売している企業はアパレルメーカーにとどまらず、百貨店やスーパー、専門店などの流通業、原材料の生産・製造工場、繊維業、商社、さらに食品や化粧品、メディアなども市場に参入してきています。かつては業種の住み分けがはっきりしており、たとえば繊維業や生産・製造工場は、紡績や染色、素材の提供など「製造」の部分にしか関わっていませんでしたが、現在では独自のブランドを立ち上げて消費者の手に渡るまでの流通を手がける企業もあり、関わる業種の間に垣根がなくなってきています。
「ファッション」という概念は、もはや服装だけではなく、衣食住という生活をトータルコーディネートする指針となっているのです。

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