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ファッションビジネス
ユニクロの姉妹ブランド、g.u.(ジーユー)の魅力
- 2011-11-30 (水)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
ユニクロを展開するファーストリテイリングから、新ブランドとして2006年に登場したのが、「g.u.(ジーユー)」です。前田敦子のCMでもお馴染みですね。
このブランド名には、「もっと自由に着よう」というメッセージが込められており、その商品のラインナップや価格から、もっと自由に買って、もっと自由に着こなすことの楽しさを可能にしたブランドだといえます。
ナチュラル感たっぷりの、グリーンのロゴは、ファーストリテイリングの種から生まれ出ることをイメージして作られました。
g.u.の特徴は、ユニクロと同じ品質を保ちながらも、8割以上の商品の価格をユニクロの半額以下に保っていることです。
例えば、カットソーが500円程度のもの、セーターは1000円以内のものもあり、ボトムスではジーンズが990円と、破格の価格を実現。下着や靴下には、90円という驚きの価格のものもあります。こんなに低価格であるにも関わらず、素材はユニクロと同じものを使用しているのです。
商品のラインナップはカジュアル系が主で、カラフルなアイテムが取りそろえられていることが特徴。20代後半~30代前半の若いファミリー層をターゲットにしているようですが、ファッションに敏感な10代の方も納得の、ファッション性の高いアイテムが多いといえるでしょう。
出店当初は、ユニクロのようなSPAではなくODM商品が中心であったことから思わぬ苦戦を強いられてきました。ODMとは商品企画までも仕入れ先業者に任せ、そのサンプルを見てから購入するか否かを判断する生産方法です。
そのため店内は寄せ集めたようなチグハグ感が漂ってしまい、消費者にあまり受け入れられなかったようで、戦略を変更。その後はSPA化を進めてきました。
その成果あり、驚きのプチプライス×高品質×高いファッション性という3つの魅力を得たことで若い方を中心に人気を集めるようになったのです。
靴販売の事業も行ってきましたが、売上に苦戦したことから撤退。2011年9月1日に、現在の社名である「株式会社ジーユー」に変更となりました。辛い時期を乗り越え人気を得てきたからこそ、これからの快進撃に期待できるブランドだといえるでしょう。
アパレル業界のオンラインストアで働く
- 2011-11-26 (土)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
外に出ずとも洋服が購入できる、アパレルのオンラインストアが近年急速に増加しています。多忙なOLさんや、子育てや家事に追われる主婦の方々には大変助かるサービスですよね。需要が高まっていることで、オンラインストアの求人も最近では多くなっています。
アパレルのオンラインストアには、大きくわけると自社ブランドのサイト、セレクトショップのサイトが存在します。
どちらのオンラインストアも、サイト制作はサイト制作会社に発注することが一般的でしょう。サイト運営は、サイト制作会社がほぼ担当することもありますし、ブランドの社員が行うこともあります。
オンラインストアの仕事内容には「マーケティング」「商品の撮影」「MD・コピーライター」「データ入力」などがあります。アパレル業界の仕事といっても、ファッションセンスや裁縫の技術よりも、インターネットやパソコンなどの技術が必要なのです
しかし、マーケティングをするにもキャッチコピーを考えるにしても、ファッションの知識は必須。ファッションについて学んできた人ほど重宝されるといえるでしょう。
オンラインストアのメリットは、ショップに行く時間がかからず時間を選ばないこと、ゆっくりと買い物ができること、ショップでは知りえない商品の詳細が書いてあることなどが挙げられます。しかし、いざ着てみた時にサイズが合っていない、というトラブルが多いことも事実です。
ネット普及率が90%にまで達したといわれているオランダでは、このデメリットを解消したサービスが人気を呼んでいます。サイトに、ヒップが小さめ、肩幅が広め、などの自らの体型の特徴を選択し、BHWと体重を記入します。そのデータに基づき、ショップが推薦する商品を選択できるというシステムです。サイズにぴったりの洋服も見つけられますし、自分の体型にはどのようなスタイルが似合うのかを知ることができるのです。
日本では、このようなサービスを設けているオンラインストアはまだ見受けられませんが、これからこういったサービスも導入されていくでしょう。
オンラインストアでは、ネットを駆使したサービスを展開することができるため、店舗販売や製作とは一味も二味も違ったおもしろさを感じることができるはずです。
売上高国内第2位、世界第8位<ファッションセンターしまむら>
- 2011-11-20 (日)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
0年代以降、バブルがはじけてからは小売業の売上高は下降の一途をたどってきました。しかしその中で業績を伸ばし、現在では国内第2位、世界第8位まで上りつめてきたアパレル企業があります。それが、「ファッションセンターしまむら」です。
バブルがはじけてから、一番売上が厳しかったジャンルが婦人服でした。子どもや夫の服は買っても、自分の服は我慢…そんな主婦のハートをつかんだのが、しまむらだったのです。しまむらは、レディースカジュアルを始めとして、婦人服、紳士服、子供服、寝具、インテリア、雑貨が揃えられているため、1店だけで家族全員の洋服を揃えることができます。その上プチプライスで質も悪くなく、まとめ買いも十分に可能ですから、主婦層から圧倒的な支持を集めているのです。
また、女子高生の間でもしまむら人気は高まる一方で、しまむらの服でコーディネートしている人のことは「しまラー」と呼ばれているほど。
アパレルショップが建ち並ぶ繁華街よりも、徒歩や自転車で行きやすい場所を立地に選んでいることも、立ち寄りやすいポイントでしょう。
しまむらの一番の魅力は、その安さでしょう。「安い」というよりも、「激安」と言ってしまっても過言ではありません。
しまむらの安さの秘密は、物流を全て自社で行っていることです。問屋は、生産者と販売者の間に入り、中間マージンによって利益を上げていますが、問屋を通さずにメーカーから直接買い取りを行うことで、コストを削減しているのです。
しかし完全買い取り制は、在庫が残ってしまうリスクがありますよね。
そこでしまむらでは独自の物流制を導入。ある店舗で売れている商品を届ける際に、売れ残りを回収し、その後物流センターに集めてから、その商品が売れている店舗へと商品を移動させます。こうすることによりリスクを回避し、お手頃価格を実現させているのです。
仕入れにもこだわりがあり、スピード勝負のトレンドアイテムは、メーカーとの商談から店頭に商品を並べるまでの間を、2~3ヶ月程度でやってのけます。世界のコレクションや展示会を回り、情報収集にも余念がないその積み重ねが、トレンドに敏感な消費者のハートをつかんでいるのです。
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