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知っておきたいアパレル業界用語「MD」
- 2013-10-11 (金)
- ブランド紹介
今回ご紹介するのは「MD=Merchandiser(マーチャンダイザー)」。
一般の方にはあまり聞きなれない言葉ですが、別名「流行の仕掛け人」とも言われ、流行を見抜いて売れる商品を生み出していく人のことを指します。
MDが行う仕事は、市場の動向から今後流行するものを見極めて商品の方向性を決めることです。ブランドのもつコンセプトを元に商品の企画・素材・色・デザインなどを決めたり、予算決めから数量・コスト・生産・販売まで幅広く管理し計画を立てていくなど流通のプロとしての役割があります。
マーチャンダイザーになる為に必要な資格はありませんが「ファッションや服飾に関連する幅広い知識」「流行を見極める目や感覚」「統率力」「分析力」など、一朝一夕では身につけることが出来ないスキルが必要となり、販売員やバイヤーなどで経験を積んだ人が選ばれます。
判断を誤れば大量の在庫を抱えるリスクもあるので、全体を把握する経営センスや消費動向などを見極める分析力もなければいけません。
MDを目指すのであれば「経営学」「商学」「マーケティング」「販売」「流通学」「語学」などの分野を学ぶ必要があります。
未経験者や初心者がいきなりこの業務に配属されることはなかなかありませんが、商品の企画生産や海外仕入などを経験している場合はそのままMDとして採用される事も多いようです。MDになる過程としては、最初は販売員など通常の求人で採用した後に本人の適性を見たうえでMD業務に配属されるのが一般的となります。
MD配属後にも受注管理業務やMDに必要な専門知識の研修を設けている企業が多く、この時期にどの程度のスキルを持っているのかが見極められ、業務が割り当てられていきます。仕事に慣れてくれば、任される仕事も多くなり、商品企画・マーケティング・生産など幅広い業務に携われる様になってきます。
「アパレルメーカー」以外にも「洋服店」「百貨店」「小売店」「アクセサリー店」「宝石店」など「流行」が重要になる業界で、売上を伸ばせる有能なMDが求められています。そのため今後注目の役割といえます。
着物デザイナーになるためには?
- 2012-04-15 (日)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
日本の伝統が見直されている今、消費者の着物に対する興味も高まりつつあります。
アパレル業界に携わりたい方の中には、着物をデザインする「着物デザイナー」になりたい、と考えている方もいらっしゃるはず。
着物は洋服とは異なり、そのシルエットには大きな変化はありませんが、着物の世界にももちろんデザイナーは存在します。
着物デザイナーは、仕立てを考えながら、反物そのもののデザインをするのが主な仕事です。
布地をデザインする、「テキスタイルデザイナー」の着物バージョンと考えたらいいでしょう。テキスタイルデザイナーは、様々な布地に色と柄をつけていくのが仕事ですが、アパレル業界としては、洋服と、スカーフやハンカチなどのファッション小物のデザインをすることが多いです。他にも、カーテンやじゅうたんなどのインテリアファブリックをデザインする場合もあります。
着物をデザインするためには、それなりの専門知識が必要です。染色や絵付け、織り方など、一般的なファッション系の専門学校では学ばないような、高度な知識や技術が求められますので、和裁の専門学校で勉強することをお勧めします。
しかし服飾系学科を卒業するだけでも、道は開けます。デザイン、染色、織物などの技術や知識を習得し、まずは呉服店のデザイン部門や問屋の企画部などへ進む方が多いようです。そこで着物の伝統に触れ、より知識を深めることで、着物デザイナーとして活躍できる可能性が広がるのです。
また、着物デザインを募集しているコンテストもあります。
一般部門からプロ部門までありますので、伝統を活かしながらもオリジナリティ溢れるデザインを生み出し、授賞することで、着物デザイナーとして、業界に自分の名前を広げることができます。
着物デザイナーの活躍の場は、メーカーで製品を生み出すことや、映画や舞台でそのイメージにあった着物を提案するなど、様々です。しかしその中でも伝統の心を忘れず、後世に伝えていくことが大事な使命だといえるでしょう。
バッグデザイナーのお仕事とは?
- 2012-04-12 (木)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
アパレル業界で「デザイナー」として活躍している方は、何も洋服だけをデザインしているわけではありません。
もちろん洋服のみを担当しているデザイナーもいますが、バッグを専門にデザインする「バッグデザイナー」という職業もあります。
バッグデザイナーとは、鞄や財布などをデザインするお仕事です。一口にバッグといっても、その用途は様々。リュックサック、ビジネスパック、ショルダーバッグ、ハンドバッグ、クラッチバッグなどなど…。使うシーンや使用する目的、さらには使用するであろう年齢層など、様々な要素を考えながら商品を企画し、デザインしていきます。
今まではどちらかというとデザインを重視したバッグが多かったのですが、近年は、デザイン且つ機能性の高さも兼ね備えたものが求められる傾向にあります。
どのようなバッグが今求められているのか、という市場や流行をキャッチしながら、常にオリジナリティあるデザインを心がけることが大切です。
バッグデザイナーになるためには、美大やデザインの専門学校などで、ファッションの基本からグラフィックなどのデザイン関係の勉強をすることが必要です。
技術とセンスを身につけた上で、市場を学ぶことで、より活躍できるバッグデザイナーへと成長していくはずです。
バッグデザイナーとしての就職先は、多くはバッグメーカーやアパレルメーカーになります。すぐにバッグデザイナーとして活躍できるということはほぼありません。ほとんどの場合、メーカーに所属し、技術やセンスを養いながら、レザークラフトの技術や知識をしっかりと身につけていきます。
最初は技術的なスタッフからスタートし、のちにデザイナー部門へ転身を果たす方が多いようです。
日本では今、世界のアパレル業界を動かすような、魅力あるバッグデザイナーが求められています。日本の技術力やセンスは買われているものの、ずば抜けてオリジナリティをもったバッグブランドが存在しないのです。
今後は、世界に羽ばたけるようなバッグデザイナーの誕生が期待されています。
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