- 2013-10-11 (金) 9:44
- ブランド紹介
今回ご紹介するのは「MD=Merchandiser(マーチャンダイザー)」。
一般の方にはあまり聞きなれない言葉ですが、別名「流行の仕掛け人」とも言われ、流行を見抜いて売れる商品を生み出していく人のことを指します。
MDが行う仕事は、市場の動向から今後流行するものを見極めて商品の方向性を決めることです。ブランドのもつコンセプトを元に商品の企画・素材・色・デザインなどを決めたり、予算決めから数量・コスト・生産・販売まで幅広く管理し計画を立てていくなど流通のプロとしての役割があります。
マーチャンダイザーになる為に必要な資格はありませんが「ファッションや服飾に関連する幅広い知識」「流行を見極める目や感覚」「統率力」「分析力」など、一朝一夕では身につけることが出来ないスキルが必要となり、販売員やバイヤーなどで経験を積んだ人が選ばれます。
判断を誤れば大量の在庫を抱えるリスクもあるので、全体を把握する経営センスや消費動向などを見極める分析力もなければいけません。
MDを目指すのであれば「経営学」「商学」「マーケティング」「販売」「流通学」「語学」などの分野を学ぶ必要があります。
未経験者や初心者がいきなりこの業務に配属されることはなかなかありませんが、商品の企画生産や海外仕入などを経験している場合はそのままMDとして採用される事も多いようです。MDになる過程としては、最初は販売員など通常の求人で採用した後に本人の適性を見たうえでMD業務に配属されるのが一般的となります。
MD配属後にも受注管理業務やMDに必要な専門知識の研修を設けている企業が多く、この時期にどの程度のスキルを持っているのかが見極められ、業務が割り当てられていきます。仕事に慣れてくれば、任される仕事も多くなり、商品企画・マーケティング・生産など幅広い業務に携われる様になってきます。
「アパレルメーカー」以外にも「洋服店」「百貨店」「小売店」「アクセサリー店」「宝石店」など「流行」が重要になる業界で、売上を伸ばせる有能なMDが求められています。そのため今後注目の役割といえます。
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