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アパレル業界に就職・転職するには ~アパレルメーカーにおける職種編①

アパレルメーカーと一言で言っても、扱う商品もブランドも多岐に渡っています。
商品の種類も、アパレル=洋服だけを指すのではなく、下着や帽子、ネクタイ、靴下、その他ファッション雑貨などもアパレル商品に含まれます。
このように取扱商品なども多岐に渡るアパレル業界に、就職もしくは転職するには、
まず業界をよく知った上で自分は何ができるのか、
また何をやりたいかによって幅広い職種の中から目指す方向性を決めていくことが大切です。
ただ「メーカー名に惹かれるから」「扱うブランドが好きだから」といった理由だけでは、
人気が高く競争率も激しいこの業界に入ることさえ難しいでしょう。

<アパレルメーカーの職種を知ろう!>
ここではまずアパレルメーカーの主な職種について勉強しましょう。

・デザイナー
アパレル業界の花形と言われる職種です。主な仕事は商品をデザインすることで、一般的にファッションデザイナーと呼ばれます。
職責によって、「チーフデザイナー」とその補助的な役割の「アシスタントデザイナー」に分かれているところが多いです。
大手ブランドになるとデザインする商材も多岐に渡りますので、ニット、カットソー、布帛、小物などに別れて担当します。
さらに細かく役割分担するところでは、布帛ひとつとっても重衣料(コートやジャケット)担当、
トップス担当、ボトムス担当などと分業されることがあります。

・パタンナー
デザイナーがデザインしたスタイルをパターン(型紙)におこす専門職です。
素材の特性を理解し、イメージ通りに格好良く、ニーズや流行に合う美しいシルエット+機能性を考慮した
生産性の高いパターンを作ることが求められます。
企画から制作まで、物作りに関わる重要な役割を果たしているパタンナーは、洋服の型紙を作るだけではなく、
服作りの総合的な知識や技術を持っていないと務まりません。
単に「洋服が好き」なだけではなく「ものづくりが好き」であることも重要なポイントです。

・マーチャンダイザー(MD)
マーチャンダイザーとは商品(マーチャンダイズ)の仕入れ計画を行うスタッフのことで、
商品の構成計画から価格計画(商品価格の設定)、数量計画(仕入れ数量の設定)など幅広い業務に携わります。
担当する商品すべての販売予算や利益予算までの責任を持つ、非常に重要な役割です。
会社の利益に大きな影響を及ぼすポジションですので、特にミスが許されない厳しい職種です。
未経験でなれる可能性はほとんどなく、経験を積んで、市場の動向を読む力や価格設定などのカンを養い、
実績とチャンスに恵まれて初めて抜擢されるケースがほとんどです。
(アパレル業界に就職・転職するには ~職種編②~につづく)

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