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アパレル業界に関するマメ知識 ~アウトレットモール~
- 2011-04-02 (土)
- アパレルニュース
各地に続々と出現し、人気を博しているアウトレットモール。
日本でアウトレットモールがオープンしたのは1990年代のことです。
当時はアパレルメーカーなどの在庫処分としての機能が大きく、消費者にもそのように認知されており、アウトレットモールで手に入るアパレル用品といえば、「B級品、時代遅れのアイテム、売れ残り」といった悪いイメージがつきものでした。
しかし、時代とともに商品サイクルが非常に早くなるにつれ、消費者から常に最新で多彩な商品を求められるようになったアパレルメーカーの各店舗では、短期間で頻繁に商品を入れ替える必要がでてきました。
そこで、それらの在庫を有効的に処分するための場としてアウトレットモールがより重要視されるようになると、その活用方法も見直されるようになり再び注目を浴びる存在になりました。
アウトレットモールの出店数は今でも増加傾向にあり、今後、アパレル業界を目指す人たちの雇用の大きな受け皿にもなることでしょう。
また、その多くは地方に出店されているため地元の人々の雇用創出にも貢献しており、今まで都心中心であったアパレル業界の雇用スタイルにも変化がもたらされています。
ちなみに、アウトレットモールの出展店舗には、メーカーなどが自社で企画・生産したオリジナル商品の直接販売を行う「ファクトリー・アウトレット」と、小売店がメーカーから仕入れた在庫品を販売する「リテール・アウトレット」の2種類があります。
一般的に、「ファクトリー・アウトレット」では販売するブランド名を掲示してメーカー直販であることを明示していますので、参考にしてください。
アパレル業界に関するマメ知識 ~ネットショッピング事情~
- 2011-03-30 (水)
- アパレルニュース
以前は、「アパレル業界はネットショッピングには向かない」という定説がありました。
「試着ができない」「荷物の受け取りが面倒」「実物を見ないと不安」などの理由で消費者から敬遠されてきたことが、そのような定説が生まれた主な理由です。
しかしながら近年では、そんな定説を覆し、若者や女性を中心に広い支持を集めているネットショップが増えています。
その代表的な例として、ネットショップ“ZOZOTOWN”が挙げられます。
ZOZOTOWNとは、「想像と創造の行きかう街」をコンセプトとして作られたインターネット上の仮想ショッピングモールです。
原宿、渋谷などで人気の高いブランドアイテムを数多く取り扱っており、その名の由来は想像(SOZO)のZOと創造(SOZO)のZOを組み合わせたものです。
ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)やビームス(BEAMS)などの人気セレクトショップから、吉田カバンやX-girlなどの有名ブランドショップをはじめ、一部のマニアにだけ知られている個性的なセレクトショップなど、90店以上の魅力的なショップが出展しています。
ZOZOTOWNの人気の秘密はそれだけに留まりません。
ネット上に出展されている各店舗は、仮想店舗とは思えないほどその設計がリアルであり、天井の高さや家具の位置など、実際の店舗と同じように綿密に計算した図面をもとに設計されています。
また、商品の掲載写真も多く、ひとつの商品をいろいろな角度から確認することができます。
このようにユーザーの目線にたった親切で分かりやすいサイトの構成も、利用者の増加につながっているのではないでしょうか。
ネットショップへの取り組みはアパレル業界の新しい挑戦として広がっており、各企業においてますます盛んになっています。
今回ご紹介したZOZOTOWNの他にも様々に展開されており、ネット上で簡単にアクセスできます。
アパレル業界への就職や転職を考えている人はぜひチェックしてみてください。
大人気!MD(マーチャンダイザー)の仕事と求められる人物像とは?
- 2011-03-28 (月)
- アパレルニュース
アパレル業界には実に様々な内容の職種があります。
お店の顔である販売員やクリエイティブなイメージのあるデザイナー、モデルや芸能人と仕事をするチャンスの高いプレスなどなど。
そのほかにも様々な職種がありますが、中でも特に人気の高いMD(マーチャンダイザー)の仕事について、今回はご紹介します。
アパレル業界に直接関係のない人でも、「マーチャンダイジング」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
この「マーチャンダイジング」とは広義に解釈すると、一般的に消費者の欲求・要求に適う商品を、適切な数量、適切な価格、適切なタイミング等で消費者に提供するための企業活動のことを意味し、「商品政策」や「商品化計画」と呼ばれたり、「MD」と略されることがあります。
アパレル業界におけるマーチャンダイジング活動を主に行う人のことを「マーチャンダイザー」と呼ぶわけですが、商品のプランニングから売り出す戦略などに携わるため、アパレル関係企業において売り上げを伸ばし最大限の利益を得るためには有能なマーチャンダイザーの存在が欠かせません。
新しい商品を生み出す計画を立て、実行し管理するマーチャンダイザーは、商品開発から販売計画、予算管理、生産管理など様々な業務を行います。
具体的には、新商品の開発を行うために綿密な市場調査を行い売り上げの動向をチェックしてから、収集したデータを分析して商品の仕入数量や価格を設定し、販売方法やその時期を考慮した上で消費者のニーズに沿った商品の開発計画を企画・提案していきます。
商品開発後には、売り上げアップを狙う販売促進活動を行い、宣伝広告の企画や商品フェア等の企画・開催、売り場の構成など多岐に渡って業務を受け持つ場合もしばしば。
マーチャンダイザーは流通の全てに関わるプロフェッショナルであり、企業が販売戦略を立てる際に重要な役割を担うため、そのポジションは経験者に限定されると言っていいでしょう。
特に、商品企画の経験や海外からの買い付け業務を経験している人はマーチャンダイザーとして歓迎される傾向にあります。
また、商品企画力やマーケティング力、数値分析能力が求められる職種でもあるため、相応の経験や専門知識が必要です。
華やかなイメージをもつ反面、厳しさが要求される職種です。
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