転職コンサルタント~虎の巻~ のアーカイブ - “憧れのファッション・アパレル業界で働く♪”~シーエーセールススタッフ~

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アパレルの各職種を大解剖!!(バイヤー)

⑧アパレルの各職種を大解剖!!(バイヤー)

バイヤーの主な役割は、自社のコンゼプトや時代のトレンドに合う商品を見つけだし、買い付けてくることであり、その行動範囲は、国内から海外にまでおよびます。長けた情報収集力を駆使して、商社やメーカーをはじめ様々な方面にアンテナを張る必要があるでしょう。また、消費者の好みが多様化する昨今の時代において、他社と差別化を図るファッションアイテムを選ぶ選択眼がどれほど養われているかも問われます。
一般的にバイヤーは、商品が店頭に並ぶおよそ半年以上も前から、そのシーズンの仕事が始まります。まず、ショップにおける戦略・今後の展開を考え、「アイテムの構成をどのようにするか・どのようなカラー戦略でいくか」などアウトラインを描きます。そのうえで、在庫状況や販売予算に基づきアイテムごとの単価・数量・利益率などを設定し、商品の調達を行います。センスや勘も必要ですが、それだけで成り立つような甘い仕事ではありません。綿密な調査・分析・戦略に基づいて、様々な調達方法でアイテムを揃えていくのです。
具体的な調達方法としては、メーカーへの発注、工場や商社へのOEM(Original Equipment Manufacturingの略称。生産メーカーが依頼を受け相手先のブランドで完成品を供給する方式)、ユーズドの買い付けなどを組み合わせる手段が挙げられます。大規模な展開を行うチェーン店の場合、バイヤーの仕事は細分化され商品アイテム別に担当者が分かれていることが多く、またバイヤーとは別に、仕入れ後に商品を各ショップに振り分けていく「ディストリビューター」と呼ばれる職種を設けているところも見られます。
新卒でバイヤーとして働けるケースはほとんどないでしょう。なぜなら、前述したように、センスや勘だけでなく、経験値の高さによって磨かれる緻密さ・計画性・行動力・交渉力・人脈などが必要とされる職種がバイヤーであり、それらは業界経験を通して体感し身についていくものだからです。よって、新卒の場合は、まず小売の最前線に立って販売と売場の運用をマスターするところからスタートし、その後、企画や生産などを経験したあとでアシスタントバイヤーを経て、バイヤーになるのが通常のステップと言えます。

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アパレル業界用語を解説!(PART4)

アパレル業界の“業界用語”に対して、「分かりづらい」「何となく分かっているけど・・」などたくさんのお問合せをいただきます。
お問合せの多い業界用語をピックアップ&解説してきた“アパレル業界用語講座”は、今回で最終回となります。ぜひ一読して、参考にしていただければと思います。

・ニッター
ニット製造メーカーのことを指します。大まかに説明すると、アパレルメーカーからの依頼を受け、布を裁断し加工する=縫製工場であり、糸からニットウエアを編み立てる=ニッターです。業界では、「請負い会社」というニュアンスを込めて使われることが多い言葉ですが、中には自社で商品の企画・デザインを行っているところもあります。

・セントラル・バイイング
複数店舗を持つ小売店において、本部のバイヤーが全てのショップで扱う商品を一括して仕入れる仕組みのこと。買い付ける量が多いため、有利な条件での仕入れが可能となり、手間や経費も節約できます。このようなメリットが得られる反面、ショップごとの顧客層や地域特性を商品に反映させにくく、ニーズにそぐわない商品構成になりがちという欠点もあると言われています。

・ライン
ラインとは、企業の“本業”に直接関わり、会社のために所得を生み出す部署のことを言います。ファッション業界に限らず、多くの業界で一般的に「ライン」「スタッフ」という職種分けがされており、ファッション業界において考える場合、企画・商品開発・生産・営業といったセクションに当たります。ちなみに、スタッフは総務や人事など支援活動を目的とした部署のことを指します。

・ロイヤルティ (※「Loyalty」と「Royalty」の2種類あります。)
「Loyalty」・・たとえば「ブランドロイヤリティ」という表現に使われます。意味としては、顧客が商品やサービスに好感・満足感を覚えた結果として、今後の購買においても引きつづきそのブランドにこだわろうとする、いわば忠誠心のことを表します。
「Royalty」・・特許や商標、著作などの権利に対し、ライセンス契約を結んで支払う使用対価のこと。ファッション業界においては、国際提携などでのライセンス料や、フランチャイズシステムにおける契約料などがあります。

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アパレル業界用語を解説!(PART3)

アパレル業界の“業界用語”に対して、「分かりづらい」「何となく分かっているけど・・」などたくさんのお問合せをいただきます。今回も、数ある業界用語の中から特にお問合せの多い用語をピックアップし、解説していきます。

・ディストリビューター
アパレル業界の職種の一つで、バイヤーが買い付けた商品を、ショップごとの売上規模や在庫状況を見ながら納入量の分配とタイミングを決めていくことが主な仕事内容です。ディストリビューターの活躍によって、先に解説したセントラル・バイイングのメリットを享受しつつ、各ショップの個性に対応した効果的な展開が可能となります。

・モデリスト
「モデルさんのことでしょ?」と勘違いされている方がけっこういるようですが、「モデリスト」とはデザイナーが描いたデザインを型紙にする人のことです。日本では「パタンナー」と呼ばれるほうが一般的ですが、語源発祥の地であるフランスのファッション業界で、わざわざ「モデリスト」と言う場合、オートクチュールを手がけたり、一流デザイナーに専任でついている人などを指し、ランクの高さを表しています。
最近では国内においても、アパレルメーカーにオリジナルデザインを売る人を「モデリスト」と呼ぶケースが増えています。

・VMD
Visual merchandising displayの略称で、簡単に言えば店舗ディスプレイを行うこと。お客様にとって「見やすい」「選びやすい」「見映えがよい」「購買意欲をかきたてられる」という4つのポイントをおさえて、商品の演出方法、什器計画、内装計画、環境計画を立てていくことが重要です。ファッションは視覚的要素が大きく売上に影響する分野であるため、VMDの戦略は欠かせません。

・プロパー
プロパーとは、もともと「本来の」「固有の」という意味ですが、そこから転じてファッション業界では「正価で販売する商品」のことを表します。つまり、バーゲンセール商品の反対語に当たります。従来は、夏・冬シーズンの末日頃にバーゲンセールを行い、それ以外は正価で販売していましたが、消費の低迷に伴い、売れ筋から外れた商品はプロパー期間中でも価格を下げて販売することが増えてきました。

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