- 2011-12-31 (土) 18:07
- 転職コンサルタント~虎の巻~
アパレル業界の“業界用語”に対して、「分かりづらい」「何となく分かっているけど・・」などたくさんのお問合せをいただきます。
お問合せの多い業界用語をピックアップ&解説してきた“アパレル業界用語講座”は、今回で最終回となります。ぜひ一読して、参考にしていただければと思います。
・ニッター
ニット製造メーカーのことを指します。大まかに説明すると、アパレルメーカーからの依頼を受け、布を裁断し加工する=縫製工場であり、糸からニットウエアを編み立てる=ニッターです。業界では、「請負い会社」というニュアンスを込めて使われることが多い言葉ですが、中には自社で商品の企画・デザインを行っているところもあります。
・セントラル・バイイング
複数店舗を持つ小売店において、本部のバイヤーが全てのショップで扱う商品を一括して仕入れる仕組みのこと。買い付ける量が多いため、有利な条件での仕入れが可能となり、手間や経費も節約できます。このようなメリットが得られる反面、ショップごとの顧客層や地域特性を商品に反映させにくく、ニーズにそぐわない商品構成になりがちという欠点もあると言われています。
・ライン
ラインとは、企業の“本業”に直接関わり、会社のために所得を生み出す部署のことを言います。ファッション業界に限らず、多くの業界で一般的に「ライン」「スタッフ」という職種分けがされており、ファッション業界において考える場合、企画・商品開発・生産・営業といったセクションに当たります。ちなみに、スタッフは総務や人事など支援活動を目的とした部署のことを指します。
・ロイヤルティ (※「Loyalty」と「Royalty」の2種類あります。)
「Loyalty」・・たとえば「ブランドロイヤリティ」という表現に使われます。意味としては、顧客が商品やサービスに好感・満足感を覚えた結果として、今後の購買においても引きつづきそのブランドにこだわろうとする、いわば忠誠心のことを表します。
「Royalty」・・特許や商標、著作などの権利に対し、ライセンス契約を結んで支払う使用対価のこと。ファッション業界においては、国際提携などでのライセンス料や、フランチャイズシステムにおける契約料などがあります。
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