転職コンサルタント~虎の巻~ のアーカイブ - “憧れのファッション・アパレル業界で働く♪”~シーエーセールススタッフ~

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アパレル業界の職種・VMDとは?

ビジュアル・マーチャンダイザー(VMD)とは、お客さまにとって買いやすい環境を提供するための、売り場作りの専門家のことです。
VMDはアメリカ発祥の分野で、現在日本でも徐々に浸透しつつあります。近年大手ブランドや百貨店などから注目が集まり、ニーズが高まっているといえるでしょう。
企業商品や、そのブランドのイメージをわかりやすく伝え、かつ魅力的に見せるための店内デザインが主な仕事です。
内装をはじめ、照明や小物使いで世界観をつくり、レイアウトやディスプレイ、POPなどで魅せ方をつくります。
お客さまが手に取りやすい、買いやすい売り場をつくるだけでなく、売れている商品、あまり売り上げの伸びない商品、売り上げが長期間安定している商品などをしっかり把握し、より購買意欲をそそるような売り場づくりをすることが重要です。
店内ではなくウィンドウディスプレイを専門に扱うデコレーターも、ブランドのイメージやコンセプトを具体的な形として表現しなければなりません。
どちらも、ブランドへの理解力と知識が高く、なおかつ流行やアパレル業界の動向に敏感な方が求められます。

必要とされるスキルは、コーディネートセンスと、プレゼン能力でしょう。
美的センスだけでなく、マーケットや消費者行動の分析を元にデータを裏付けとして業務にあたることで、魅せるための説得力が高まります。
そのため、VDMとなる人は経験者が基本であり、ブランドの研修を行うことがほとんど。店舗販売の経験を積んでから専任になる方が多いようです。
VMDの面接では、ポートフォリオがほぼ必須となります。まれに実技試験を行う企業もあり、より高い能力が求められていることがうかがえます。
VMDになるためにするべきことは、実務を経てそのブランドイメージやアパレル業界の動向を理解し、ファッションに留まらず、アート関係にも興味をもって多様なセンスを磨くことでしょう。
特に必要な資格はありませんが、空間デザインやディスプレイデザインなどを大学や専門スクールで学んでいると優遇されるようです。

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アパレル業界の職種・生産管理とは?

デザイナー、パタンナーなどのクリエイティブな職種があり、そして商品ができあがっていくわけですが、デザインが決まってから商品になるまでの生産工程を管理する責任者のことを、生産管理(プロダクト・マネージャー)といいます。
生産管理は、企画と制作の現場をつなぐパイプ役といえます。
デザインしたものの制作がスタートできるように生地や付属品などの原料を発注し、制作するための裁縫工場を決め、そこに生産の指示をします。その後は納期管理、納品前の商品の検品などを行い、商品になる状態までしっかりと管理します。
生産管理として重要なのは、品質管理、納期管理、コスト管理の3つでしょう。
コストばかりに気をとられて品質がおざなりにならないように管理し、それでもしっかりと利益を出せるようにします。納期に遅れるといろんな場所で支障が出ますから、生産管理がきちんと管理しなければなりません。

しかし近年では、生産を外部に委託している企業が急増しているため、従来のような生産管理の求人は減少傾向にあります。アパレルメーカー側で直接工場とやり取りをして現場を管理するということは少なくなり、生産管理営業と企画生産管理を同時に行うという、企画から生産までを一貫して行える人材が求められています。
今後、生産管理のスキルを磨いていくためには、生産プラス企画・営業など、広い範囲で知識を身につけていきたいですね。生産管理だけでなく、ご自身の経験をもとにどのようなスキルを身につければいいのかを考えていきましょう。
スキルを身につけるために、資格を取得することも一つの手です。
TESのような資格を取得しながら、実務でも品質管理に関する知識やスキルに近づいていくと、転職活動の中で大きな強みになるはずです。
また、中国や台湾など、海外での生産がメインとなっている企業も多いです。そのような企業では、どの国にも通用する英語力が重視されることがあります。

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アパレル業界の職種・貿易事務とは?

現在デパートや各ショップで販売されている服や雑貨は、全てが日本国内でつくられているわけではありませんよね。
ヨーロッパ、アメリカ、中国など、世界各国で製造されたものが輸入されています。
海外で製造された商品の輸入を行うためには、その窓口となる人がいなければいけません。
その窓口を担う職種を、貿易事務といいます。
貿易事務の仕事は、具体的には、電話、FAX、メールなどによる受注、船積書類のチェック、契約書の作成、通関の手続き、売上の計上、運送便などの手配など様々です。
注意しなければいけない点は、日本の常識が海外には通用しないこともある、という点です。
日本の中にでも、些細なことではありますが、他社には通用しない常識、他県には通用しない常識などは多少なりとも存在すると思います。海外とのやり取りでは、それ以上に日本の常識が通用しないことが多々ありますから、取引の際にはお国柄を意識するようにしましょう。
また、経済動向が取引に大きな影響を及ぼすため、国際情勢に常に目を向けておく必要があります。

貿易事務では、英語力は必須です。メールも電話も使用するため、リスニング、ライティング、ビジネス英語など、幅広いスキルが必要です。
また、事務処理能力ももちろん必要。
他の事務職も同様ですが、パソコンでスピーディーに入力をしなければならないため、エクセルやワードなどといった基本的なツールは必ず使いこなせるようにしておきましょう。
さらには、貿易取引の流れの把握や、書類の理解力、専門用語の知識、外国為替についての知識なども求められます。国内の企業と取引をするよりも多くの知識を必要とし、トラブルも多くなるでしょう。そんなトラブルが起きても対応できる精神力やタフさは是非持ち合わせていたいものです。
アパレル業界を目指している方で、英語のスキルや事務能力がある方は、貿易事務のお仕事も検討してみてはいかがでしょうか。

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