自身の名を冠したブランド「ジャンフランコ・フェレ」

1978年、イタリアのファッションデザイナー「ジャンフランコ・フェレ」が自身の名前を冠したブランド「ジャンフランコ・フェレ」を発表しました。

同ブランドは、同時期にミラノに拠点を構えていた「ジャンニ・ヴェルサーチ」「ジョルジョ・アルマーニ」の2つと合わせ『ミラノの3G』と称されファッション業界に影響を与えました。

ジャンフランコ・フェッレは、1944年8月15日にイタリアのルガーノで生まれ、69年にはミラノ工科大学建築学科を卒業、アクセサリーデザインに従事しウォルター・アルビーニのアクセサリーデザインをした事で名声を得てファッション業界に転身を果たします。

ファッション業界へ転身した後、イタリア企業の派遣からインドに滞在しスポーツウェアやTシャツデザインなど既製服のデザインも手がけ、滞在時には東洋文化に触れ影響を受けたとされています。

そして冒頭で紹介した1978年。会社を設立し、自身の名前を冠したブランド「ジャンフランコ・フェレ」にてレディースコレクションを発表しました。

同ブランドの特徴として、デザイナーのジャンフランコ・フェレ自身が建築学科を卒業している事を活かし、シンボルカラーの赤と素材の特徴を活かした建築的なデザインをファッションに取り入れています。ただし、同ブランドは質が良いものの価格もそれ相応と高額で、一般の家庭が購入するには難しいでしょう。

以下ジャンフランコ・フェレの歴史。

1982年　メンズコレクションを発表し、ゴールデンアイ賞を5度受賞。

1989年　クリスチャン・ディオールのクリエイティブ・ディレクターに就任し、オートクチュールのプレタポルテやアクセサリーデザインを担当。

1996年　クリスチャン・ディオールのクリエイティブ・ディレクターをジョン・ガリアーノに譲り退任。以降オートクチュールには関わらない。

同年　　GFFをスタート。

1997年　ジャンフランコ・フェレ　ジーンズを発表。

2007年　6月17日の夜、脳内出血のため死去。享年62歳。

ジャンフランコ・フェレが亡くなった後も、デザイナーが引き継がれブランドは続き、プレタポルテコレクションなどに新たなデザインのファッションを発表。また、ファッション以外にもフレグランス（香水）も発表しており「フェレローズ」「フェレローズプリンセス」などが人気です。

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