- 2014-02-05 (水) 16:00
- ブランド紹介
独特な服作りの手法から「彫刻家」とも呼ばれていた「ニナ・リッチ」についてご紹介します。
ニナ・リッチは、1932年に誕生した自分自身の名前「マリア・ニナ・リッチ」を冠したファッションブランドです。
彼女は1883年にイタリアのトリノで生まれ、幼いながら服に興味を示し13歳でお針子からファッションキャリアをスタート。
18歳の時に宝石商のルイ・リッチと結婚しフランスに移住。縫製の修行を重ね続け1932年に自身の名前を冠したメゾン「ニナ・リッチ」をパリにオープン。
デッサンを行わずに服地を直接顧客に当ててカットやドレープをする彼女の洗練された服飾技術から「彫刻家」と呼ばれ、ロマンティックかつフェミニンなデザインで一躍彼女を有名にしました。
1945年には息子のロベールにメゾンの経営権を譲りデザインに専念。ロベール自身も150体のマネキンに一押しのオートクチュールを着せてルーブル美術館でファッションショーを行ったり、46年に香水部門を設立し「クール・ジョア」「レール・デュ・タン」といったトップセールス&ロングヒットを飛ばす香水を販売し経営を成功させました。ニナ・リッチも航空会社の制服のデザインなどを行い活動を続けます。
1959年には、高齢のためニナ・リッチがデザイナーを正式に引退し、ジュール=フランソワ・クラエーが後任を務めます。
1963年にクラエー退任、翌年にジェラール・ピパールがデザイナーに着任しブランド「ニナ・リッチ」の名を大きく高めます。70年にニナ・リッチが亡くなって以降、ロベールが香水部門に集中するため、ジェラールにブランド総帥を任命。ロベールは生涯香水に尽力し1988年に亡くなるまで働き続けました。
ロベールが亡くなった同年、マッシモ・グイッサン家がニナ・リッチを買収。デザイナーは複数変わるも人気は衰えず、2009年にはアメリカ大統領就任式でミシェル・オバマが着用したことが話題になりました。
現在もフェミニンなデザインで春夏・秋冬コレクションを発表、香水も変わらぬ人気を保ち続けています。
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