ホーム > タグ > 豆知識
豆知識
「ストリート系」ファッションって何?
- 2013-11-13 (水)
- ブランド紹介
「ストリートファッション」という言葉をファッション雑誌などで見かけます。
しらなきゃ恥ずかしい?「DCブランド」
- 2013-11-06 (水)
- ブランド紹介
最近全く聞かなくなったファッションの言葉に「DCブランド」があります。
「DCブランド」は1980年代にかけて、ファッション雑誌などでも良く使われていた用語で、本で社会的なブームにもなったメーカーブランドの総称を指します。
「D=デザイナーズ(Designer’s)」「C=キャラクターズ(Character’s)」の頭文字をとってDCブランドです。
デザイナーズ・ブランドは商品のイメージや企画をデザイナーが主導し(名前を全面に出し)するもので、代表的な所で高田賢三の「ケンゾー」、川久保玲の「コム・デ・ギャルソン」、三宅一生の「イッセイ・ミヤケ」などがあります。
キャラクターズ・ブランドは企業の経営戦略として企業側がイメージを消費者に打ち出しています。「パーソンズ」などがブランドとして当てはまります。因みに2013年現在もパーソンズは青山で快適な着心地のタイトスーツとして、日本全国の紳士服の青山で販売されています。
DCブランドがブームになったのは先にも述べたとおり1980年代はじめに、ファッション専門誌に紹介されるようになってから一般に知られるようになりました。ファッション誌にブランドの名前が出るようになってからは、デパートにも常設テナントとして出店が相次ぎました。
主にDCブランドを着込んでいた層は20~30代で、「BIGI」「NICOLE」「BUZZ SHOP」はミュージシャンとのコラボを行うといったセールスを打ち出しました。
その人気振りを物語るのが、新宿・渋谷などにブランドロゴの入ったスタジャンを着た若者がでるほど。
絶頂期の1983年頃には、特設セールが始まるごとに長蛇の列ができる程盛況でしたが、の2年後にバルブ景気に乗じた円高から、海外ブランド「アルマーニ」などが日本へ進出し始め1980年台後半にはDCブランドブームは終わりを迎えました。
DCブランドは終焉したものの、シャツの重ね着、ジャケット上のベルト締めなどは、既存の着こなしを打ち破るコーディネートは今現在でも受け継がれています。
アパレルでよく使われる用語「立体裁断(リッタイサイダン)」
- 2013-10-18 (金)
- ブランド紹介
アパレル業界に勤めていてよく聞くファッション用語の1つに「立体裁断(リッタイサイダン)」という言葉があります。
「立体裁断」は、服を作る際に使われるパターン・メイキングの手法の1つに数えられています。三次元的な形いわゆる人台「立体」、布を裁つ「裁断」で、人台に布を巻きつけ思い通りの形に布を裁ち服を作っていくことを言い、またの名を「ドレーピング」と言います。
立体裁断は欧米で生まれた手法といわれ、古代ギリシャなどの像に見られる「布を巻きつける服」はドレーピングそのもの。13世紀頃には立体裁断が行われてきたのではないかと推測されています。
日本では戦後、近代化が進むに連れて海外の洋服が輸入されるようになり「立体裁断」が使われるようになりました。それまで主流として使われていたのが「立体裁断」の対比として用いられる「平面裁断」で、紙の上に寸法を書いて型紙を作る平面作図のことを言います。
立体裁断は婦人服を作る際に多く用いられる手法として普及していますが、紳士服を作る際は全てでは無いものの平面裁断(テーラリング)が主流になっています。ちなみに、立体裁断は技術修得が難しく、平面裁断は知識・経験が共に必要といわれています。
では、立体裁断のメリットについて紹介していきましょう。
立体裁断が婦人服に多く用いられているのは、女性の体が立体的なシルエットを持っていることから、人台に生地を巻き付け直感的に奇抜・特殊なデザインを構築できる部分にあります。また、立体的に裁断するため「人体にフィットする」「体の特定の部分を目立たせたり、目立たせない」デザインが作り出しやすくなります。
有名デザイナーやブランドが主催するコレクションで披露される作品は、その多くが立体裁断のみで作られているようです。
現在のアパレルメーカーでは、元となる服を「立体裁断」で制作し、量産する、または元の服をベースにバリエーションを増やす場合は「立体裁断から得た平面図を利用する」と上手く使い分けをしているようです。
ホーム > タグ > 豆知識