豆知識 - “憧れのファッション・アパレル業界で働く♪”~シーエーセールススタッフ~

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豆知識

「ストリート系」ファッションって何?

「ストリートファッション」という言葉をファッション雑誌などで見かけます。

ストリートファッションは、言葉の通り「街で生まれ発信されたファッション」を指します。
通常ファッションデザイナーやアパレル企業などがニーズに合わせて作り発信するファッションとは違い、時代によって変化する文化・音楽・サブカルチャーを背景に、街に集まる若い人たちが独自のファッションを生み出し、それが他の若い人に支持され伝わり発信されるファッションです。
ストリートファッションの例として有名な所は、アメリカで生まれたラブアンドピースを信条に掲げた人たちがしていたファッション「ヒッピースタイル」、イギリスのロンドン、セックスピストルズの衣装から広がった「パンク・ファッション」、日本では「渋谷系」「ギャル・ギャル男」などがあります。
最近では、ストリートファッションを専門に取り扱うファッション雑誌が増えたほか、デザイナー自身がそのファッションに興味を持ちコレクションなどに取り上げたりする例も挙げられています。
ストリートファッションは、既存のファッションや概念に縛られず意識しない流行で、しばしば奇抜で個性的なファッションが飛び出します。最初は受け入れられず奇異な目で見られがちですが、気が付けばいつの間にか受け入れられ、同じファッションをする人が爆発的に増えている状況は面白いものがあります。
現在も原宿周辺には、一般人に少し理解され難い独自のファッションを持つ人たちが沢山おり、ネットを探せばストリートスナップを見る事が可能。まとめサイトでまとめられていたりもするので、奇抜で個性的なファッションに興味のある方の参考にもなるでしょう。
裏原系・ゴスロリ・デコ系・セレブ系など様々な●系が流行っては衰退していく流れになっています。ファッションは流行廃りを繰り返すものですが、今年2013年、一時期元気がなくなっていた90年代ストリート系のファッションが復活の兆しを見せており、裏原系ブランドも復活し始めている模様。
今後も若い人たちが、昔のファッションや音楽や文化からインスピレーションを受け、ハイブリッドした新しいファッションを作り上げていくのが楽しみです。

しらなきゃ恥ずかしい?「DCブランド」

最近全く聞かなくなったファッションの言葉に「DCブランド」があります。

「DCブランド」は1980年代にかけて、ファッション雑誌などでも良く使われていた用語で、本で社会的なブームにもなったメーカーブランドの総称を指します。

「D=デザイナーズ(Designer’s)」「C=キャラクターズ(Character’s)」の頭文字をとってDCブランドです。

デザイナーズ・ブランドは商品のイメージや企画をデザイナーが主導し(名前を全面に出し)するもので、代表的な所で高田賢三の「ケンゾー」、川久保玲の「コム・デ・ギャルソン」、三宅一生の「イッセイ・ミヤケ」などがあります。

キャラクターズ・ブランドは企業の経営戦略として企業側がイメージを消費者に打ち出しています。「パーソンズ」などがブランドとして当てはまります。因みに2013年現在もパーソンズは青山で快適な着心地のタイトスーツとして、日本全国の紳士服の青山で販売されています。

DCブランドがブームになったのは先にも述べたとおり1980年代はじめに、ファッション専門誌に紹介されるようになってから一般に知られるようになりました。ファッション誌にブランドの名前が出るようになってからは、デパートにも常設テナントとして出店が相次ぎました。

主にDCブランドを着込んでいた層は20~30代で、「BIGI」「NICOLE」「BUZZ SHOP」はミュージシャンとのコラボを行うといったセールスを打ち出しました。

その人気振りを物語るのが、新宿・渋谷などにブランドロゴの入ったスタジャンを着た若者がでるほど。

絶頂期の1983年頃には、特設セールが始まるごとに長蛇の列ができる程盛況でしたが、の2年後にバルブ景気に乗じた円高から、海外ブランド「アルマーニ」などが日本へ進出し始め1980年台後半にはDCブランドブームは終わりを迎えました。

DCブランドは終焉したものの、シャツの重ね着、ジャケット上のベルト締めなどは、既存の着こなしを打ち破るコーディネートは今現在でも受け継がれています。

アパレルでよく使われる用語「立体裁断(リッタイサイダン)」

アパレル業界に勤めていてよく聞くファッション用語の1つに「立体裁断(リッタイサイダン)」という言葉があります。

「立体裁断」は、服を作る際に使われるパターン・メイキングの手法の1つに数えられています。三次元的な形いわゆる人台「立体」、布を裁つ「裁断」で、人台に布を巻きつけ思い通りの形に布を裁ち服を作っていくことを言い、またの名を「ドレーピング」と言います。

立体裁断は欧米で生まれた手法といわれ、古代ギリシャなどの像に見られる「布を巻きつける服」はドレーピングそのもの。13世紀頃には立体裁断が行われてきたのではないかと推測されています。

日本では戦後、近代化が進むに連れて海外の洋服が輸入されるようになり「立体裁断」が使われるようになりました。それまで主流として使われていたのが「立体裁断」の対比として用いられる「平面裁断」で、紙の上に寸法を書いて型紙を作る平面作図のことを言います。

立体裁断は婦人服を作る際に多く用いられる手法として普及していますが、紳士服を作る際は全てでは無いものの平面裁断(テーラリング)が主流になっています。ちなみに、立体裁断は技術修得が難しく、平面裁断は知識・経験が共に必要といわれています。

では、立体裁断のメリットについて紹介していきましょう。

立体裁断が婦人服に多く用いられているのは、女性の体が立体的なシルエットを持っていることから、人台に生地を巻き付け直感的に奇抜・特殊なデザインを構築できる部分にあります。また、立体的に裁断するため「人体にフィットする」「体の特定の部分を目立たせたり、目立たせない」デザインが作り出しやすくなります。

有名デザイナーやブランドが主催するコレクションで披露される作品は、その多くが立体裁断のみで作られているようです。

現在のアパレルメーカーでは、元となる服を「立体裁断」で制作し、量産する、または元の服をベースにバリエーションを増やす場合は「立体裁断から得た平面図を利用する」と上手く使い分けをしているようです。

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