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知っておきたいアパレル業界用語「サイズ」

アパレル業界に限らず、一般でも普通に使われている「サイズ」と言う用語。アパレル・一般どちらも「大きさ」や「寸法」を指す言葉ですが、今回はさらに突き詰めてご紹介して行きます。

日本国内では昭和55年~62年の間に「日本工業標準調査会」が成人男子用・成人女子用・少年用・少女用など対象や用途ごとに発行したJIS規格があり、平成4~6年にかけて「人間生活工学研究センター」が人体計測・集計を行い、新たなJIS規格が発行されました。

まずは、洋服のサイズ表記に関する誤解を解きましょう。

洋服の襟元や内部にタグで表示される「サイズ」は、多くの人が「服のサイズ」と認識していますが、実は「洋服のサイズでは無く」「洋服を着る人のサイズ」を示しています。ブラウスに表示されるバストサイズや、パンツに表示されるヒップやウエストサイズも同様に「着る人間のサイズ」を表しています。(全日本婦人子供服工業連合会より)

婦人服の表記を行う場合日本式では「5/7/9/11号~」という形でサイズが表記され、数字が小さいほどサイズが小さく、数字が大きいほどサイズが大きくなっています。また「A/Y/AB/B」で体型の区分、「P/R/PP/T」で身長の区分を表示し、上記のサイズ表記が実際に使われる場合は「11AR」「9AP」といった形で表示されます。

上記に変わり、JIS規格以外で表記されるのが「XS/S/M/L/XL」のアメリカ表記。メンズやレディース服などでコチラの方が馴染み深い人も多いはず。

サイズの目安は以下のとおりです。

S=バスト:72~80cm ヒップ:82~90cm ウエスト:58~64cm

M=バスト:79~87cm ヒップ:87~95cm ウエスト:64~70cm

L=バスト:86~94cm ヒップ:92~100cm ウエスト:69~77cm

アメリカでは上記のサイズ表記の他に、日本のJIS規格と似た「4/6/8/10/12/14/16/18/20」の数字のサイズ表記を用いる場合もあります。

「JIS規格」「アメリカ規格」が日本ではよく見られます。

他には、イギリスサイズ規格(イギリス・フランス・イタリアが使用)「8/10/12/14/16/18/20/22/24」、ヨーロッパサイズ規格(スイス・スペインが使用)「36/38/40/42/44/46/48」などもあります。

知っておきたいアパレル業界用語「アパレルCAD」

「CAD(Computer aided design)」は、コンピューターの設計支援とも言われ、今まで人が手描きで書いていた設計図をパソコン上で行い時間効率や精度を高めることを目的としたソフトです。

主に工業用の製品設計や建築・住宅設計などに使われているソフトでしたが、現在はアパレル業界でも「アパレルCAD(洋服の設計図をパソコン上で作成するソフト)」が一般的に使われるようになり、今までは立体裁断や平面裁断で手描きで作られていた洋服の型紙をパソコン上で短時間に作ることができます。

アパレルCADでは、主に実寸パターン作図(パターンメイキング)、サイズ展開(グレーディング)、型入れ(マーキング)、縫い代付けなどがパソコン上で行えるようになります。そのため、数値入力だけでパターン作図、作成したパターンの修正を簡略化、作成した標準パターンを元に大小の型紙を作るグレーティング(サイズ展開)をソフトが自動作業、といったメリットを活かすことができます。

また、作成パターンファイルの共有が出来る様になるためリアルタイムでのやり取りが円滑に進み、データとしてパターンを保存しておけるので保管場所の確保が必要ないことなども大きな利点として挙げられます。

パターン作図だけ使えればよい、と言う場合にはフリーソフトとして提供されている「Jw_CAD」「LiteCAD」などを利用する方法もあります。数値を入れるだけで自動作図するなど、アパレルCAD特有の機能などは自分で工夫する必要がありますがパターン作図は充分に行えます。

パソコンに企業用アパレルCADを導入するには数十万~数百万といった多額の費用が掛かりますが、最近では、価格20万以下と個人にも手の出しやすい「プロパタピッ」というアパレルCADも販売されています。アパレルCADの導入時には、パターンを出力する為の大型プリンタも必要なため、アパレルCADソフト選びは慎重に行いたいところです。

現在アパレルメーカーなどでは当たり前にアパレルCADが利用されており、今後も導入するメーカーや企業は増えていくでしょう。

トルソーの意味と種類

「トルソー」は、もともと人間の頭・手・脚・足を全て除いた『胴体部分』のみをモチーフにした造形彫刻のことを指していました。

そのためファッションの世界で「トルソー」と言うと、女性・男性の胴体部分のみのマネキンの事を指し、衣服のデザイン・立体裁断・仮止めを行う際や、ブティックやショップなどで商品を陳列する際に用いられます。

ファッション業界とトルソーは切っても切り離せない程の関係で、ファッションのどの業種においても必需品とされています。

トルソーを購入する場合、日本の場合トルソーを専用に作るメーカーがあり、メーカー側のトルソー規格の中から欲しいサイズを選ぶのが一般的です。ただし、海外物のトルソーは企業により独自の規格をもっているため、輸入購入を検討している場合は下調べが必須です。

デザイン等に使われる代表的なトルソーを作っているメーカーは以下のとおり。

●日本

・三菱レイヨン株式会社

・株式会社キイヤ

・旭化成

・東洋紡株式会社

・株式会社 七彩

●海外

・WOLF(ウルフ)…アメリカ

・BOUMAN(バウマン)…アメリカ

・KNNETT & LINDSELL(ケネット)…イギリス

・STOCKMAN(ストックマン)…フランス

上記が代表的なトルソー・メーカーとなります。

最近ではインターネットの普及により「Amazon」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」などのショッピングモールで、個人でも簡単に通信販売で購入することができるようになっています。

トルソーに使われる素材は、木製の骨組みに布を覆い綿を詰め、鉄・木製の脚をつけた自立するものが一般的に使われますが、アイテムを着せて展示する際には中に空気がつめられるエアビニール製トルソーや、首部分にフックが付いたハンガータイプトルソー、可動式の腕が付いたトルソーなども販売されています。

また、胴体部分だけのトルソー以外にも「手」「下半身」「脚」「胸」「頭」など「●●●・トルソー」という名前で体の一部分のみを象ったものが、用途に合わせ販売されています。

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