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ステッチの歴史と種類

「ステッチ(スティッチ)」は、一般的に針を使った縫製品にできる「縫い方」「縫い目」「縫製時の糸の単位」などを指します。

裁縫・刺繍・ミシン・ビーズなどでもステッチはよく使われ、バリエーションも大変豊富。一般的には縫い目の認識で裏からしか見れないようにするか、または見られてもシンプルな縫い目とします。しかし一部では、あえてステッチを見せ、デザインの一部として利用するものもあります。

世界的にもステッチは使われており、ヨーロッパでは衣装への装飾模様としてステッチが使われています。また、エジプトではビーズ刺繍された布にステッチが使われているようです。高貴な人にのみ使われていたステッチですが、現代になると糸や針などが一般大衆に流通することになり誰もが手軽に楽しめるようになりました。その結果、民族衣装などにステッチや刺繍として見られる様になります。

ステッチの種類は大変多いですが、Wikipediaの分類によると、

「ランニング・ステッチ」…通常の刺し縫いで基本的な運針にあたる

「バック・ステッチ」…返し縫で、縫い目の進む方向と反対方向に糸を縫う

「オーバーカスト」…かがり縫いのことで、特定の糸を中心に巻く様に縫う

「クロス・ステッチ」…別名十字縫いと言われ、糸を交差させるように縫う

「チェイン・ステッチ」…縫い糸が鎖の形を作るように運針するステッチ

「ブランケット・ステッチ」…縁取り縫い

「ノット」…結び目で結び目を作るステッチ

上記7種類に大きく分類されるようです。これらはあくまでも「大きく分類した」だけで、更に個々のステッチから派生したステッチが存在します。

アパレルメーカー等では工業用ミシンを使い縫製データを取り込んで忠実にステッチを再現する事が可能ですが、最近の家庭用高級刺繍ミシン「DC3500」では、実用縫い111種類・文字縫い493種類・模様縫い341種類がプログラム登録され、工業用と大差無いステッチを縫い上げることができます。

デザイナーやパタンナーなどを目指すなら、基本的なステッチや派生した代表的なバリエーションは知っておきたいですね。

レインコートで有名なモダン・ブリティッシュブランド「アクアスキュータム」

「アクアスキュータム」は、1851年にジョン・エマリーが創業した高級服仕立屋から始まりました。

ロンドンのリージェント街に旗艦店舗を構え、1853年に防水加工のウール生地を開発、1854年のクリミア戦争時にイギリス軍がこの防水ウール生地を使ったコートを作り採用したことから、将校たちに支持されブランドの知名度も爆発的にあがりました。

ブランド名「アクアスキュータム」の由来も「水(aqua)」と「盾(scutum)」の2つを合わせたラテン造語で「防水」を意味しているといわれています。

19世紀には、派手好きで有名だったエドワード7世が水を弾く防水コートを気に入り、プリンス・オブ・ウェールズ・チェックのコート注文を受けます。これが初の王族顧客の獲得となり、1897年には王族御用達になりました。

1900年代頃には婦人部門の設立を行い防水加工を施したコートの生産を開始。1927年には同ブランドでメインで使われていたウール生地のほか、第一次世界大戦で兵士が着ていた防水・保湿に優れていた「トレンチ・コート(現在主流のトレンチコートの原型)」をアレンジしてユニセックスなモデルとして販売。トレンチコート以外に、防水加工を施したコートも多数発表しています。

イギリスで老舗ブランドとして知名度を上げ、1948年にはニューヨークの広大なスペースを持つ5番街に進出。その後ウィンザー公や皇太后陛下からも王室御用達を賜り、1897年~1952年まで王室御用達として名実共にイギリスの権威あるブランドとして名を馳せていきます。

この間変わったものの制作にも関わり、1953年エベレスト山征服時にきていたジャケット・フードの素材「ウィンコルD.711(木綿とナイロンの混紡生地)」が使われ、1980年にはロータス・三菱の自動車に対してアクアキュータムが内装を、他にも筆記用具や靴など身の回りのアイテムなどを展開しています。

1990年にレナウンの傘下になりますが、金融不安や景気低迷により赤字が拡大、経営再建の一環として2008年に子会社の売却を発表。

その後ハロルド・ティルマンの傘下に入り、2011年にブランド創設160周年を迎えましたが、赤字が続き再建の目処が立たず1年後の2012年4月17日に経営破たんを発表しました。

2013年現在はレナウンが日本国内販売を継続し、コレクションをはじめゴルフウェアの販売を展開しています。

環境保護前提に自然に優しい素材でアイテムを作り出す「マルティパーパス(multeepuropose)」

「マルティパーパス(multeepurose)」は、アメリカはロサンゼルス・ダウンタウンに拠点を置くファッションブランドで、「個人が社会にインパクトを与える事を可能にする」と言う思いが込められています。

2006年に同ブランドを立上げて以降環境保護に力を入れており、環境に優しい100%の上質なオーガニックコットンやポリコットンなどでアイテムを制作、Tシャツにデザインされるプリント加工にも環境に配慮し、水をベースにした優しい水性インクが使用されています。

着心地も良く、デザインも洗練されており世界的に人気が高まっています。

「ファッションはもっと社会に貢献できる」のコンセプトの元、Tシャツのデザインテーマ全てに人権・環境保護・動物虐待など、社会問題の意味を持たせています。

更に世界中の様々なボランティアグループと連携し、Tシャツにボランティアグループが対応している問題に対するロゴやデザインをプリントし販売を行う事で、売上の一部をプリントされたデザインに関連したボランティアに寄付しています。

自分達が直接助けられなくともTシャツを購入して着用する事で、プリントされた問題に対する社会活動や貢献が手軽に行えるのが特徴。

非営利団体(NPO)「全盲導犬施設連合会」「てのはし」「エイズ予防財団」「あしなが育英会」「オレンジリボン」「アニマルレフュージ関西」「国境なき医師団」「MADD」「Partner in Health US Doctors for Africa」(一部)など日本でも馴染み深いグループとパートナーシップを結んでいます。

また、マルティパーパスは他の大量生産を行う衣料品メーカーとは違い、あらゆる種の強制労働や児童労働をさせることを拒否し製造を行っている「搾取の無い労働環境」でアイテムを生産しています。

労働環境が良ければ質の良いものが生まれるのも道理です。

Tシャツは日本でも購入が可能で、Yahoo!ショッピングや楽天市場などのネットショップモールでも購入できます。4000~7000円前後の価格帯で販売されています。

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