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消費生活アドバイザーになるには?
- 2014-05-16 (金)
- ブランド紹介
消費者の意見が企業に反映されることで、製品がより良いものに生まれ変わることはよくあります。
しかし、消費者の意見が企業にうまく伝わらない、迅速な対処ができずトラブルになってしまう、適切なアドバイスが出来なかったということも多いです。
そこで、消費者と企業・行政との架け橋を勤めることができるのが「消費生活アドバイザー」です。
消費生活アドバイザーの勤務先は、電気系・生命保険系・通信系などの企業、経済産業省、法テラス、消費者生活総合センターなどの国や地方公共団体などが多いですが、衣服に関連するものは着用者の体に影響がでる場合もあり、意見や苦情などが多数寄せられるため使い方やアドバイスなどが行えるこの資格はファッション業界からも注目されています。
消費生活アドバイザーは内閣総理大臣及び経済産業大臣認定事業の認定資格となり、財団法人日本産業協会が試験を実施しています。
では消費生活アドバイザーの試験内容についてみていきましょう。
試験は第一次、第二次の2つで構成されています。
●第一次試験(択一試験)
1、消費者問題
2、消費者のための行政・法律知識
3、消費者のための経済知識(経済一般・生活経済・経済統計と調査方法の知識・地球環境問題・エネルギー需給)
4、生活基礎知識(医療と健康・社会保険と福祉・余暇生活・衣服と生活・食生活と健康・住生活と快適空間・商品・サービスの品質と安全性・広告と表示・暮らしと情報)
●第二次試験(論文試験)
第一グループ(4題)
・消費者問題
・行政知識
・法律知識(2題)
第二グループ(4題)
・経済一般知識
・企業経営一般知識
・生活経済
・地球環境問題/エネルギー需給
上記各グループから1題を選択して記述を行います。
試験は2つに分かれていますが、第一次試験合格者のみが第二次試験を受験する事ができます。第一次・第二次共に合格した人は、1年以上の実務経験か日本産業協会実施の実務研修を修了することで、晴れて消費生活アドバイザーとしての称号が付与されます。
難しい試験ではありますが、就職に有利なのはもちろん、キャリアアップにも役立つのは間違い有りません。
出展:一般財団法人日本産業協会
ウェディングコーディネーターになるには?
- 2014-05-12 (月)
- ブランド紹介
今回は意外に知られていないファッションに関連する職業「ドレスコーディネーター」をご紹介します。
「ドレスコーディネーター」は、女性の晴れの日でもある結婚式に身につけるウェディングドレスや和装やアクセサリーに至るまで、新婦一人ひとりにピッタリとあうものを提案し、トータルコーディネートを行うプロです。
上記に書いたとおり、新郎新婦が身につける衣服のセレクトやアドバイスを中心に行うのが仕事となりますが、新郎新婦の好みや要望に応えるのはもちろんのこと、どんな結婚式にしたいのか、会場の雰囲気はどんなモノなのかまでを汲み取り提案していくセンスや、流行の物を織り交ぜつつ提案を行うスキルも必要となります。
その他にも、ファッションセンス、ドレスやアクセサリー、メイクに関する豊富な知識、全体的な調和を把握できるバランスなども必須とされ、ファッションやアパレルのコーディネートよりも一層深く広い総合的な知識が必要となります。
ドレスコーディネーターになるための資格などは有りませんが、ブライダル関連の専門学校や、美容関連の専門学校で専門知識を学んだ後にブライダル業界(ドレスショップ/結婚式場/ホテル/貸衣装屋)に就職するのが一番の近道でしょう。
また、ドレスコーディネーターを目指すに当たり「カラーコーディネーター」「ファッションコーディネーター」などの民間資格や「ブライダルプランナー」などを取得しておくとスキルの証明にもなります。
特に「ブライダルプランナー」は、欧米などでも活躍するプランナーが属する国際的なブライダルコンサルタント協会(ABC協会)が認定を行う資格となり、ブライダルに関する知識や能力を認定する「アシスタント・ブライダルプランナー(ABP)」を取得できる唯一の検定試験となり、業務実績を持たない方やスキルアップしたい方にオススメの資格です。
これらの資格はあくまでも自分が持っているスキルを認定してくれるものですが、重要になるのは自身のセンスや経験と「お客様を輝かせ思い出に残る結婚式を挙げてもらいたい」という思いがでしょう。
知っておきたいファッション用語「アール・ヌーヴォー」
- 2014-01-17 (金)
- ブランド紹介
「アール・ヌーヴォー(Art Noubeau)」は19世紀末から20世紀初頭に欧州・アメリカで流行した芸術様式です。花などの植物、動物や昆虫など有機的なものをモチーフにしたり、自由に曲線を組み合わせることで今までの様式には無かった装飾を生み出しました。その広がりは建築をはじめ芸術や工芸、グラフィックデザイン、ファッションなど多岐にわたります。
アール・ヌーヴォーという言葉は、パリに居を構えた美術商サミュエル・ビングの店から広く大衆に広まり一般化しました。この言葉を代表する建築物を挙げると、リガ歴史地区にある建築群があり、ほかにもサグラダ・ファミリア、ミラ邸、グエル公園を手がけたバルセロナを中心に活躍した建築家アントニオ・ガウディもアール・ヌーヴォー様式を取り入れたことで知られています。アール・ヌーヴォーは、世界各地の美術様式に影響を受けていますが、日本の葛飾北斎が描く木版浮世絵などが大きな影響をもたらしており、日本にも逆輸入の形で美術や建築に大きな影響を与えました。
ファッションにおいてのアール・ヌーヴォーは、日本の和服や東洋文化に影響を受けており、コルセットを使わない新しい洋服が次々に登場しました。洋服の上下共にコルセットを廃し、シルエットより動きやすさを重視した実用的なものが生まれ、その中でも「ホッブル・シルエット」は大変な流行を巻き起こしました。ホッブル・シルエットは、膝から裾にかけて幅が狭くなるシルエットで「よちよち歩き」しか出来ないほどの裾幅のスカート。生み出したのは「近代ファッションの父」「女性服革命者」「脱コルセット」など女性ファッションに革命をもたらしたポール・ポアレです。
しかし、第一次世界大戦を期に過度な装飾を否定する「モダンデザイン」が普及し、アール・デコへと以降。退廃的なデザインとして使われなくなっていきました。1960年代に入りアール・デコと共に再評価されはじめ、デザイナーに大きな影響を与え様々なアール・ヌーヴォー様式を取り入れた生地やペイズリー模様を使ったファッションが発表され、身近なものにも使われています。
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