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就職
アパレル業界で求められる人物像とは?
- 2011-01-08 (土)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
2010年には市場規模が7~8兆円にまで縮小すると見込まれているアパレル業界では、
業界内での構造改革が進み、コストの流れがスリム化されています。
ここ数年、アパレル業界は従来の製造→問屋→小売という「川上・川中・川下」の流通方式から、
企画・製造から販売までを一貫するSPA(Speciality store retailer of Private label Apparel:製造小売業)へと
構造変化を遂げています。
これにより、ますます変化が著しい顧客ニーズを的確に把握でき、
CSの向上にも効果を挙げている企業が「勝ち組」となっています。
SPAに成功した企業は収益性も大幅に向上しており、例えばワールドやユニクロ、トリンプなどがその好例として挙げられます。
SPAを成功させた企業が、今後の売上向上の戦略として実践しているのが、
店舗の拡大、優良顧客のリピート数の増加、潜在顧客の囲い込みなどです。
中でも多くの企業が注力しているのが、従来の百貨店やスーパーに替わる新販路の開拓で、
ショッピングモールや駅ビルなどへ出店する企業が続出しています。
売上の向上は店舗数と単価に比例するので、迅速かつ効率的な店舗展開が重要な要素になっているのです。
アパレル業界が抱える課題としては、今まで国内市場にばかり目を向けてきたことによるIT化、国際化の大幅な遅れです。
現在、輸入アパレル商品の90%以上は中国で生産されており、
最近になってようやく中国国内での販売に力を入れる企業が出てきました。
また、Webマーケティングを活用していち早くトレンドを捉え、売上を拡大している企業も出てきており、
こうした企業はこれから飛躍的に伸びる可能性を秘めています。
このような業界動向を受けて今後求められる人物とは、
企業の「ブランド力・IT化・国際化」を積極的に推進していく上で役立つ人。
ただファッションが好き、というだけではなく、ブランド構築を体系的に実践できる人、
ITを企業戦略に合わせて効率的に活用できる人、海外でのビジネスに意欲と行動力がある人など
アパレルをビジネスとして展開できるセンスを持った人が求められる時代になっているのです。
アパレル業界へ就職・転職するコツ
- 2011-01-06 (木)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
アパレル業界への就職や転職を考える女性は依然として多いようです。
一見、華やかな世界であり、女性の感覚が活かされやすい業界と思われますが、
実際にアパレル業界に勤めている方の話を聞くかぎり、決して華やいだ部分だけではありません。
よほどの大手企業でない限り、残業が多く休日は月に1度というケースもザラにあります。
予想以上に給料が低くてガッカリ・・なんて声も。
本気でアパレル業界へ就職もしくは転職を考えるのなら、こうした影の部分も事前に知っておく必要があります。
もしもアパレル業界への転職を考えるのであれば、シーズンが変わる時期は狙い目です。
というのも、アパレル業界ではシーズンの終わりにバーゲンセールを行うことが多いため、
この時期はどうしても人手不足になりがちです。
セールに向けて短期バイトや派遣を募る企業も多いですが、中には「企業イメージを保つためにも、
セール時期を社員で乗り切るため、即戦力のある人材を募集します。」という企業もあります。
特に行きたい企業が決まっているのであれば、その会社の動向を把握した上で転職活動の時期を見計らい、
行動することで案外スムーズに決まることもあるのです。
そもそも、「就職・転職活動をどのようにすれば良いかわからない。」
「面接を受けてもなかなか内定がもらえない。」など就職や転職をする上での悩みがあるのなら、
専門家のアドバイスを受けるのも有効な手段です。
数ある就職・転職斡旋エージェントの中にはアパレル業界に的を絞った専門エージェントも多く存在しています。
業界経験者がアドバイザーを務めている場合も多く、
より的確なコンサルを受けることができますので、一度相談してみるといいでしょう。
インターネットなどで集めた情報よりもさらに一歩掘り下げた情報やアドバイスを得ることができます。
アパレル業界で役立つスキル
- 2011-01-04 (火)
- 紹介事業部 | 転職コンサルタント~虎の巻~
アパレル業界への転職方法はいろいろ考えられます。
一番多いケースは販売員としてスタートすることですが、
それまでの業務経験などによって店長候補、デザイナー、パタンナー、バイヤーなどとして採用されることも可能です。
「全く異業種からの挑戦って無謀なの・・?」と不安な方!「やる気さえあれば大丈夫です。」とは言えませんが、
少しでも採用されるための努力を惜しまなければ、きっと道は開けていくはずです。
例えば専門知識を身につける・資格を取る・アルバイトや派遣から現場に入って経験を積む・・など、
知恵を絞れば何か手立てはあるはずです。
アパレル業界の転職で役立つスキルをいくつかご紹介しましょう。
・ファッション販売能力検定
店舗での販売を担当する人材の育成を目的とした検定試験です。
(財)日本ファッション教育振興協会が主催しており2級と3級が設けられています。
2級はファッション商品の知識、販売知識、販売技術、店舗展開・VPに関する専門教育を2年程度学び、
基本的な顧客対応と販売、事務処理ができるレベル。
3級は販売に必要とされる基本的な商品知識、販売の基本知識、接客の基本技術などがあり、
1年ほど専門教育を受けたレベルです。
試験は年2回実施され、受験資格は特に設けられていません。
・ファッションビジネス能力検定
ファッションビジネス能力検定とは、(財)日本ファッション教育振興協会によるファッションビジネスに関する造形的知識、
技術、また実務までの能力を評価するための検定試験のことです。
上位から1級、2級、3級の3段階のレベルで構成されています。
ファッションビジネスに携わるプロとしての基本的な知識を身に付けているか問われる3級、
ファッションビジネスに実務的に関わる実力が求められる2級という内容になっており、
最上位級である1級では、2級、3級のレベルを基本として、多方面からファションビジネスを分析し、
企画から戦略に関わることのできる専門性が問われます。
・カラーコーディネーター検定 (色彩能力検定)
色に関するスペシャリストのことを「カラーコーディネーター」という総称で呼ぶことがあります。
色に関する知識や技能を社会的に評価する『尺度』として、確実に社会的な認知を得ている試験で、
受験者はアパレル関係者から美容、インテリア、広告など様々な業種に渡ります。
・テキスタイルアドバイザー(衣料管理士)
最新ファッションのアパレルやインテリア、雑貨などの繊維製品を企画・生産・販売する企業のなかで、
企画・設計、販売、品質保証、顧客対応などの部門で活躍するスペシャリストの育成を目的とし、
社団法人日本衣料管理協会により設けられた試験です。
合格すると、衣料管理士(TA:Textiles Advisor)として認定され、活躍の幅が広がります。
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