パタンナー - “憧れのファッション・アパレル業界で働く♪”~シーエーセールススタッフ~

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パタンナー

パターンメイキング技術検定とは?

ファッションデザインにおいて、ファッションデザイナーのパートナーとも言えるのが「パタンナー」です。

パタンナーは、衣服を作るさいに裁断用の型紙を作り平面の布を立体化するための型紙を起す技術を持つ職人の事を指します。デザイナーがデザインしたデザイン画を元に、平面作図・立体裁断などの技術を用いてデザインとうり二つの構造とシルエットを作る必要があり、熟練した技術が必要な職業でもあります。

この「パタンナー」の技術を評価するのが「パターンメイキング技術検定試験」なのです。

パターンメイキング技術検定試験では、パターンメイキングに作成に必要な知識や技術を評価してくれます。パターンメイキングの検定では3級~1級の階級が作られており、各級ごとに試験があります。

・3級……マークシート方式のパターンメイキングに関する知識を測る筆記試験と、それぞれのテーマに基づいたパターンを実際に製作する実技試験の2つからなります。検定の入門段階とも言えるクラスとなり、ファッション業界を目指す方であればどんな業種であっても必要とされる内容が取り上げられている試験となります。

・2級……マークシート方式のパターンメイキングに関する基礎知識を測る筆記試験と、それぞれのテーマに基づいたパターンを字際に作成する実技試験の2つを行います。パターンメイキング技術検定試験3級取得者を主な対象とし、新人のパターンメーカーに必要とされる更に高度なパターンメイキング知識を測る内容となっています。

3級・2級に関しては受験の制限は無く、希望する級を受けることができます。

・1級……筆記試験は無く、デザイン・素材などのテーマにあわせて自由にパターンメイキングを行います。1級はパターンメイキングのプロであっても難関と言われています。

ただし「パターンメイキング技術検定試験」はあくまでも「検定」であり「資格」ではありません。

実際にファッション業界でパタンナーを目指すのであれば、服飾系専門学校に入るのが近道。

自分の実力を認定してもらう、パタンナーとしてのスキルアップという形での受験がオススメです。特に1級を取得すれば自分の武器にもなるのでぜひ目指してみてください。

洋裁技術検定とは?

自分で洋服のデザインから縫製までを行っている方の、衣服製作の技術スキルがあることを証明する資格が「洋裁技術検定」です。

「洋裁技術検定(ようさいぎじゅつけんてい)」は、日本ファッション教育振興協会が実施する、洋裁に関する衣服製作の技術スキルやそれに関連するスキルを評価する検定試験です。

現在ファッション・アパレル関連でも細分化が進み、各々の業務を専門に行う人材の育成を推進しています。今回紹介する「洋裁技術検定」においては、前述したとおり洋裁の技術者としての知識や技術があることを「社会に」証明する試験制度となります。

学んだ知識や技術は「初級」「中級」「上級」といったレベルで区分しています。また、受験する階級に関しては制限が無く、どの階級からでも受験することが可能。

選んだ階級の「理論」「実技」試験を受け、合格する事で資格を獲得することができます。以下は各階級の試験内容の一覧です。

・初級

理論……洋裁の基本的な用語、用具の基本的な技術、服装常識、日常着に関する一般的な素材知識、基礎製図、実技に必要な知識。

実技……婦人・子供服の平常着の製作

・中級

理論……洋裁の基本的な用語、用具、流行、服装の社会性や服飾のマナー、素材、服装と色彩、スタイル画、実技の専門知識。

実技……一般的なデザインの作品の製作

・上級

理論……中級理論試験の専門的な知識、服装史、流行と社会生活、実技の専門知識。

実技……一般的なデザイン作品の製作

合格率は初級が80%程度、中級・上級にかけては20%前後と言われています。

合格すれば、アパレルメーカーや洋服店、縫製を専門に行うソーイングスタッフ、デザイン画を元に型紙を引いたりするパタンナー、ブランドのファッションデザイナーやデザイン事務所、自身のブランドの立上げなども行えるようになるでしょう。

ただし、受験資格は日本ファッション教育振興協会が認定した学校の生徒のみとなり、一般での参加は残念ながらできない模様です。

ステッチの歴史と種類

「ステッチ(スティッチ)」は、一般的に針を使った縫製品にできる「縫い方」「縫い目」「縫製時の糸の単位」などを指します。

裁縫・刺繍・ミシン・ビーズなどでもステッチはよく使われ、バリエーションも大変豊富。一般的には縫い目の認識で裏からしか見れないようにするか、または見られてもシンプルな縫い目とします。しかし一部では、あえてステッチを見せ、デザインの一部として利用するものもあります。

世界的にもステッチは使われており、ヨーロッパでは衣装への装飾模様としてステッチが使われています。また、エジプトではビーズ刺繍された布にステッチが使われているようです。高貴な人にのみ使われていたステッチですが、現代になると糸や針などが一般大衆に流通することになり誰もが手軽に楽しめるようになりました。その結果、民族衣装などにステッチや刺繍として見られる様になります。

ステッチの種類は大変多いですが、Wikipediaの分類によると、

「ランニング・ステッチ」…通常の刺し縫いで基本的な運針にあたる

「バック・ステッチ」…返し縫で、縫い目の進む方向と反対方向に糸を縫う

「オーバーカスト」…かがり縫いのことで、特定の糸を中心に巻く様に縫う

「クロス・ステッチ」…別名十字縫いと言われ、糸を交差させるように縫う

「チェイン・ステッチ」…縫い糸が鎖の形を作るように運針するステッチ

「ブランケット・ステッチ」…縁取り縫い

「ノット」…結び目で結び目を作るステッチ

上記7種類に大きく分類されるようです。これらはあくまでも「大きく分類した」だけで、更に個々のステッチから派生したステッチが存在します。

アパレルメーカー等では工業用ミシンを使い縫製データを取り込んで忠実にステッチを再現する事が可能ですが、最近の家庭用高級刺繍ミシン「DC3500」では、実用縫い111種類・文字縫い493種類・模様縫い341種類がプログラム登録され、工業用と大差無いステッチを縫い上げることができます。

デザイナーやパタンナーなどを目指すなら、基本的なステッチや派生した代表的なバリエーションは知っておきたいですね。

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