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転職コンサルタント~虎の巻~ のアーカイブ
アパレル販売員の働き方 ~働くお店の業態を選ぼう~
- 2011-08-16 (火)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
アパレル販売員が働くお店の業態は様々です。百貨店や量販店など主な業態を取り上げ、それぞれの特長を比較してみましょう。
・百貨店(デパート)のアパレル販売
百貨店には様々なブランドショップが入っており、たくさんの販売員さんが働いています。販売員さんの雇用形態は、百貨店の社員や百貨店に店舗を構えるメーカーの社員、アパレル販売員専門の派遣会社(通称“マネキンクラブ”と呼ばれます)の派遣社員、テナントショップが独自に採用するアルバイトなど多岐に渡ります。
百貨店に入っている各テナントにはレジがなく、フロア中央に設けたレジコーナーで支払いや包装を一括に行う集中レジの存在は、百貨店の特長の一つです。販売員さんはレジ操作などを覚える必要がない場合も多く楽できるとも言えますが、フロア担当者の目が光っているのでやや不自由さを感じる人もいるかもしれません。
・量販店(スーパー)のアパレル販売
量販店(スーパー)とは、ダイエーやイオンのような大型量販店のことを指します。大都市だけでなく、地方都市でもよく見かけるようになった量販店は、百貨店と違い、売上の中でファッションの占める割合が少ないことが特徴に挙げられます。 郊外型の量販店は百貨店業界を脅かす存在になりつつあるようです。
量販店でアパレル販売に就いているのは、量販店の社員、アルバイト、テナントの社員などが大部分を占めています。百貨店に比べて量販店は大衆的であることから、それほどかしこまる必要はなく、スーツを着用している販売員は少ないです。
・セレクトショップのアパレル販売
セレクトショップとは、自店のコンセプトに合わせ独自の品揃えをしているお店のことを指します。代表例としてユナイテッドアローズやビームスなどが挙げられます。コンセプトに沿わない商品は仕入れないため、客層の個性が明確化しやすいという特徴があります。扱う商品は洋服にとどまらず、靴やバッグ、アクセサリーなど小物まで自店のコンセプトに沿ってラインナップされ、お客様にコンセプトを気に入ってもらえれば1店舗で全て買っていただけるというメリットがあります。近年では、自ら商品を企画するお店も増えており、コンセプトがより明確になりつつあります。
セレクトショップで働く販売員は社員とアルバイトに分かれますが、ショップのコンセプトやこだわりを理解すること・それらのコンセプトファッションが好きであることが求められる傾向にあります。
アパレル業界マメ知識 ~ファミリーセール~
- 2011-08-13 (土)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
有名ブランドメーカーが社員や株主、お得意様向けに特別に開催するセールのことを、ファミリーセールと呼びます。メーカーは招待状(入場券・入館証)を事前にお客様へ発送するため、招待状を持っていない人は参加ができません。いわば、ファミリーセールは限られた人にのみ提供される“クローズド”なセールです。ファミリーセールに参加するには必ず招待状を持参しなければなりませんが、その招待状の入手方法としてはいくつかのパターンが考えられます。
1)メーカーから直接、または知り合いを通して入手する
自ら株主になり「株主優待」として招待状をもらったり、メーカーの社員や株主の知り合いに頼んで譲ってもらうなどの方法が考えられます。
2)インターネットオークション(ヤフー、楽天など)で入手する
最近では、インターネットオークションでセールの招待状が取引されるようになってきました。人気ブランドメーカーのものは高額で取引されることもあります。様々なメーカーのセール情報を集めることができるのでオススメです。
3)ソーシャルネットワーキングサービス(mixi、Facebookなど)で、好きなブランドのコミュニティに参加し入手する
「招待状を譲ってほしい」という内容の書き込みをすると、関係者や余分に招待状を持っている方が譲ってくれる(時にはタダで!)ことがあります。情報交換もできますし、最新情報をすぐに入手できることも多いので、SNSを始めている人にはオススメの方法です。
ファミリーセールではブランドにもよりますが、たいていの商品が50%~70%OFFになっていることが多く、中には80%~90%OFFという掘り出し物があったりします。「どうせ在庫処分だから、そんなに良いものなんてないんじゃない?」という意見をよく耳にしますが、そんなことはありません。むしろ、一度参加してみるとそのお買い得感にやみつきになってしまうのではないでしょうか?まだ参加したことのない方はぜひ、お試ししてみてください。
アパレル業界に転職したいなら
- 2011-08-10 (水)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
アパレル業界に転職を希望しているなら、一般的な転職支援企業や人材派遣会社よりもアパレル専門の人材紹介会社を活用することをおすすめします。
一般的な転職支援企業やハローワークよりも、はるかに案件数が豊富ですし、担当者が専門的な知識を持っているので相談しやすいというメリットがあります。
担当者の中にはアパレル業界で何年も働いていたという経歴の持ち主もいるため、「実際のところはどうなの?」といった本音や実態を聞き出すこともできます。
さらに、人気の高い販売職、デザイナーやパタンナーなどの専門職、あるいは事務職などアパレル業界における様々な職種に関して一般には公開していない非公開の求人を紹介してもらえることが多く、一般企業とは異なるアパレル企業特有の面接対策や業界情報などを得られる可能性も高いです。
雇用形態としては、正社員・契約社員・パート社員・派遣社員・アルバイトなど色々ありますが、専門職でパート社員やアルバイトとして働ける機会は少ないでしょう。
専門職として就職している人の多くは、専門学校などで基礎を学んでおり、中には学生時代に資格を取得して就職試験を受けに来る人もたくさんいます。
そのため、他の業界からアパレル業界の専門職に転職をできる可能性は非常に低いのが現状です。(中には強力なコネを活用したりして転職を成功させるツワモノもいるようですが・・)。
ちなみに、アパレル業界に限らないことですが、転職試験で何よりも重視されることは
・「前職で何をしてきたのか」=経験値
・「能力(得意分野、活かせるスキルなど)は何か」=スキル要件
・「自社でどのような貢献ができるか」=期待値
です。転職者を採用する場合は、企業の見方が新卒時の採用とは明らかに違います。
新卒採用者はいわば、将来その企業を支える人材として育てていくためにふさわしい「見込み社員」であり、企業からすれば「将来への投資」です。
一方、転職者は即戦力として捉えられ、企業が「育てる」のではなく企業に「貢献できる」人材と見込んで採用を決めます。
そのため、転職を考えるのであれば、ただ「職種に就きたい」「憧れの企業で働きたい」というだけでなく、自分の実力を高める努力や、適性を見極めることも大切です。
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