転職コンサルタント~虎の巻~ のアーカイブ - “憧れのファッション・アパレル業界で働く♪”~シーエーセールススタッフ~

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転職コンサルタント~虎の巻~ のアーカイブ

シンプル&洗練された美しさが魅力!

日本でも大変人気のあるブランド、「クロエ(chloe)」。フランスパリに本社を構え、衣類、子供服、バッグ、靴、小物、香水など、幅広いジャンルの製品を扱っているブランドです。現在では世界各国の大都市をはじめ、セレクトショップなどでもクロエの製品を購入することができます。
そのシンプルな色づかいと、洗練された美しさが多くの女性を魅了しています。

クロエはエジプト生まれのフランス人、ギャビー・アギョンにより、1952年に設立されました。
ギャビーは、それまで流行していた堅苦しい形式を嫌い、上質な素材を使用した、ソフトなシルエットの美しさを意識した衣類をつくり、「ラグジュアリー・プレタポルテ」と名付けました。当時には珍しく、彼女の作品は、その名の通り美しく仕立てられた既製服でした。
クロエ最初のコレクションとなったのは、芸術家のたまり場である、カフェ・ド・フロールの朝食タイム。ビジネスパートナーであるジャック・ルノワールと共に、コレクションを発表しました。この店は、二人とも常連として通っていたことでも知られています。

クロエというブランド名は、しばしば創立者の名前として認識されることがありますが、創立者とは関係のない名前が由来となっています。ギャビーとジャックは、温かく女性らしい魅力を表すため、ロンゴスの古代小説である「ダフニスとクロエにまつわる牧人風のレスポスの物語」を原作とした「ダフニスとクロエ」から、ブランド名である「クロエ」をとりました。
そのブランド名通り、こだわりの美しいラインと上品な佇まいは、ブランドが誕生した時から変わっていません。

1966年にはカール・ラガーフェルドを主任デザイナーに迎え、1970年代には最も象徴的なブランドの1つとして成長します。有名女優のブリジット・バルドー、グレース・ケリー、ジャッキー・ケネディなどもクロエを愛用しました。
そして1985年に、高級品専門の複合企業であるリシュモン・グループに買収されてから、クロエは世界的に広がっていったのです。
2000年に入ってからは、香水や「パディントンバッグ」の発売が日本でも始まり、女性向け高級ブランドとして認識されるようになりました。

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他ブランドには真似できない革製品の技法!

グッチグループに属し、バッグや財布など、個性的な皮革製品を手がけているのが、「ボッテガ・ヴェネタ」です。
ボッテガ・ヴェネタは、1966年に、イタリアのヴェネチアで、ミケーレ・タッディとレンツォ・ゼンジアーロによって設立されました。「ボッテガ・ヴェネタ」というブランド名は、「ヴェネチアの工房」をさします。
グッチグループの傘下になったのは2001年2月で、現在のデザイナーはメンズ・レディスともにトーマス・マイヤーが務めています。

トーマス・マイヤー初のコレクションとなった2002年のS/Sコレクションは、評論家から高い評価を得、それからは、服飾、小物、バッグ以外にも、宝飾品や家具などといったジャンルにもコレクションの幅を広げています。

ボッテガ・ヴェネタのモットーは、「自分のイニシャルだけで十分」であり、個性と自信を尊重するブランド哲学が表現されています。
革製品の特徴は、革職人の伝統技法にこだわった「イントレチャートライン」。
イントレチャートラインとは編み込みのことで、イタリアで伝統的に受け継がれた皮工芸です。革を短冊に切り、それを編み込んでいくという大変手の込んだ作業を要します。また、加工しにくいようなソフトな皮を使用していることも特徴で、他のブランドでは真似できないような高い技術を一つの商品に注ぎ込んでいるのです。
イントレチャートラインの小物は、ダークカラーが主流でしたが、近年ではピンクや赤などの華やかなカラーバリエーションも増え、好んで手にする女性も増えてきました。
現在では、編み込みの技法は他ブランドでも採用されていますが、この技術はやはりボッテガ・ヴェネタの代名詞といえるでしょう。

ボッテガ・ヴェネタが何よりも大切にしているのは、伝統技能を守り続けることと、それを担う職人の育成です。伝統技能が壊れていくことを危ぶみ、2006年には革職人を養成するための学校を開設し、支援を行っています。
守り続けてきたイントレチャートラインの技術と、職人と、デザイナーのインスピレーションを大切にし、協力しあい商品を生み出しています。

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鮮やかな色彩に注目!イタリアのカジュアルブランド】

鮮やかな色彩で、一時ブームとなったベネトン。
正式名称は、その色彩を象徴する「ユナイテッド・カラーズ・オブ・ベネトン (UNITED COLORS OF BENETTON) 」です。
「ベネトンカラー」とも呼ばれているカラフルなアイテムが特徴で、カジュアルウェアのほかに、靴やスニーカー、サンダル、エコバッグなども有名です。

創立者であるルチアーノ・ベネトンは、イタリアのトレヴィゾで生まれ、1955年に今のベネトンの前身である「トレ・ジョリー」を発売しました。そしてその後、妹のジュリアーナ・ベネトンの協力により、現在の「ベネトン」が誕生したのです。

ベネトンカラーが生まれたのは、当時の英国調ファッションに目をつけたことからでした。
当時のイタリアのセーターは、高価なイギリス製か、もしくは家庭内で編んだ手編み、もしくは品質が劣る機器編みの3種類が主流でした。どれも地味なカラーのものしかなかったことから、ルチアーノとジュリアーナは36色の色鮮やかなセーターの製作をスタートさせたのです。
今までなかったようなカラフルなセーターは若者を中心に爆発的ヒットとなり、ベネトンの名は瞬く間に知れ渡るようになりました。

その後、子供服ブランド「012」、「ジーンズ・ウェスト」ブランドを発表し、フランスのブランド「シスレー」を買収。イタリア国内に800店舗、国外に100店舗以上を展開させるという躍進を遂げました。
ベネトンが人気を博した理由として、ウールセーターでは困難とされていた後染めに成功し、市場の動きを見ながら売れ筋を見極めていくことができたため、リスクが少なかったことがあげられます。

また、ベネトンというと、商品ではなく、難民や差別などの問題提起をテーマにしている広告も有名。
近年話題になった、男性同士のキスをモチーフにした広告など、常に広告界の話題の中心であるといえます。
このような広告は、ディレクターであるオリビエロ・トスカーニの持論、「広告はまやかしの幸福を描くのではなく、企業の社会的姿勢を示すものであるべきだ」を具現化したものであり、現在も多くの消費者を引きつけて離しません。

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