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転職コンサルタント~虎の巻~ のアーカイブ
着物デザイナーになるためには?
- 2012-04-15 (日)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
日本の伝統が見直されている今、消費者の着物に対する興味も高まりつつあります。
アパレル業界に携わりたい方の中には、着物をデザインする「着物デザイナー」になりたい、と考えている方もいらっしゃるはず。
着物は洋服とは異なり、そのシルエットには大きな変化はありませんが、着物の世界にももちろんデザイナーは存在します。
着物デザイナーは、仕立てを考えながら、反物そのもののデザインをするのが主な仕事です。
布地をデザインする、「テキスタイルデザイナー」の着物バージョンと考えたらいいでしょう。テキスタイルデザイナーは、様々な布地に色と柄をつけていくのが仕事ですが、アパレル業界としては、洋服と、スカーフやハンカチなどのファッション小物のデザインをすることが多いです。他にも、カーテンやじゅうたんなどのインテリアファブリックをデザインする場合もあります。
着物をデザインするためには、それなりの専門知識が必要です。染色や絵付け、織り方など、一般的なファッション系の専門学校では学ばないような、高度な知識や技術が求められますので、和裁の専門学校で勉強することをお勧めします。
しかし服飾系学科を卒業するだけでも、道は開けます。デザイン、染色、織物などの技術や知識を習得し、まずは呉服店のデザイン部門や問屋の企画部などへ進む方が多いようです。そこで着物の伝統に触れ、より知識を深めることで、着物デザイナーとして活躍できる可能性が広がるのです。
また、着物デザインを募集しているコンテストもあります。
一般部門からプロ部門までありますので、伝統を活かしながらもオリジナリティ溢れるデザインを生み出し、授賞することで、着物デザイナーとして、業界に自分の名前を広げることができます。
着物デザイナーの活躍の場は、メーカーで製品を生み出すことや、映画や舞台でそのイメージにあった着物を提案するなど、様々です。しかしその中でも伝統の心を忘れず、後世に伝えていくことが大事な使命だといえるでしょう。
バッグデザイナーのお仕事とは?
- 2012-04-12 (木)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
アパレル業界で「デザイナー」として活躍している方は、何も洋服だけをデザインしているわけではありません。
もちろん洋服のみを担当しているデザイナーもいますが、バッグを専門にデザインする「バッグデザイナー」という職業もあります。
バッグデザイナーとは、鞄や財布などをデザインするお仕事です。一口にバッグといっても、その用途は様々。リュックサック、ビジネスパック、ショルダーバッグ、ハンドバッグ、クラッチバッグなどなど…。使うシーンや使用する目的、さらには使用するであろう年齢層など、様々な要素を考えながら商品を企画し、デザインしていきます。
今まではどちらかというとデザインを重視したバッグが多かったのですが、近年は、デザイン且つ機能性の高さも兼ね備えたものが求められる傾向にあります。
どのようなバッグが今求められているのか、という市場や流行をキャッチしながら、常にオリジナリティあるデザインを心がけることが大切です。
バッグデザイナーになるためには、美大やデザインの専門学校などで、ファッションの基本からグラフィックなどのデザイン関係の勉強をすることが必要です。
技術とセンスを身につけた上で、市場を学ぶことで、より活躍できるバッグデザイナーへと成長していくはずです。
バッグデザイナーとしての就職先は、多くはバッグメーカーやアパレルメーカーになります。すぐにバッグデザイナーとして活躍できるということはほぼありません。ほとんどの場合、メーカーに所属し、技術やセンスを養いながら、レザークラフトの技術や知識をしっかりと身につけていきます。
最初は技術的なスタッフからスタートし、のちにデザイナー部門へ転身を果たす方が多いようです。
日本では今、世界のアパレル業界を動かすような、魅力あるバッグデザイナーが求められています。日本の技術力やセンスは買われているものの、ずば抜けてオリジナリティをもったバッグブランドが存在しないのです。
今後は、世界に羽ばたけるようなバッグデザイナーの誕生が期待されています。
ソーイングスタッフになるためには?
- 2012-04-09 (月)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
1つの服を発売するためには、様々な役割をもった職人が関わることで完成へと近づいていくわけですが、最終的な仕上げを行う、「ソーイングスタッフ」は非常に大切な役割を担います。
ソーイングスタッフとは、デザイナーがデザインしたものをパタンナーやグレーダーが型紙にし、そしてその型紙に合わせて縫製を専門的に行うスタッフのことです。
洋服やバッグやアクセサリーなど、カッティングされたパーツを縫製する場合は、その前に型紙に合わせて布をカッティングする「カッター」というスタッフがいますので、ソーイングスタッフはカッティングする必要はほぼないでしょう。小さな会社では、カッティングとソーイングを1人が行うことがありますから、縫製全般の知識や技術は持っているにこしたことはありません。
また、コレクションや展示会に出品するためのサンプル縫製を担当することもあります。
ソーイングスタッフは、最先端の生地や材料を扱うため、常に流行に目を光らせておく必要がありますし、センスも求められます。生地の特徴や扱い方などを把握し、縫製技術だけでなく、細やかな気配りも大切でしょう。
最近までは、中国などに生産拠点がおかれることが多かった日本のアパレル業界でしたが、現在衣服の質を求める消費者が増加傾向にあり、国産の高度な技術はより求められるようになってきました。海外の生産拠点から撤退し、再び日本で生産するメーカーも増えてきました。
日本の縫製技術は、もともと「世界一」ともいわれており、海外から高く評価されていますので、これから高度な技術を持ったソーイングスタッフの活躍の場はさらに広がっていくはずです。
ソーイングスタッフになるためには、服飾関係の専門学校でアパレル業界に必要な知識や縫製の技術を勉強し、卒業後はアパレルメーカーや個人経営のアトリエなどに就職するのが一般的です。
高度な技術をもったソーイングスタッフは、結婚出産後にも重宝され、フリーとして自宅で活躍する方も少なくはありません。
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