- 2012-04-09 (月) 10:25
- 転職コンサルタント~虎の巻~
1つの服を発売するためには、様々な役割をもった職人が関わることで完成へと近づいていくわけですが、最終的な仕上げを行う、「ソーイングスタッフ」は非常に大切な役割を担います。
ソーイングスタッフとは、デザイナーがデザインしたものをパタンナーやグレーダーが型紙にし、そしてその型紙に合わせて縫製を専門的に行うスタッフのことです。
洋服やバッグやアクセサリーなど、カッティングされたパーツを縫製する場合は、その前に型紙に合わせて布をカッティングする「カッター」というスタッフがいますので、ソーイングスタッフはカッティングする必要はほぼないでしょう。小さな会社では、カッティングとソーイングを1人が行うことがありますから、縫製全般の知識や技術は持っているにこしたことはありません。
また、コレクションや展示会に出品するためのサンプル縫製を担当することもあります。
ソーイングスタッフは、最先端の生地や材料を扱うため、常に流行に目を光らせておく必要がありますし、センスも求められます。生地の特徴や扱い方などを把握し、縫製技術だけでなく、細やかな気配りも大切でしょう。
最近までは、中国などに生産拠点がおかれることが多かった日本のアパレル業界でしたが、現在衣服の質を求める消費者が増加傾向にあり、国産の高度な技術はより求められるようになってきました。海外の生産拠点から撤退し、再び日本で生産するメーカーも増えてきました。
日本の縫製技術は、もともと「世界一」ともいわれており、海外から高く評価されていますので、これから高度な技術を持ったソーイングスタッフの活躍の場はさらに広がっていくはずです。
ソーイングスタッフになるためには、服飾関係の専門学校でアパレル業界に必要な知識や縫製の技術を勉強し、卒業後はアパレルメーカーや個人経営のアトリエなどに就職するのが一般的です。
高度な技術をもったソーイングスタッフは、結婚出産後にも重宝され、フリーとして自宅で活躍する方も少なくはありません。
関連する投稿
- 新しい投稿 »: ペットアクセサリーの卸営業☆募集!!
- « 古い投稿: 《東京オフィス》STAFFインタビュー♪新宿の超有名百貨店で勤務中のHさんに突撃♪
コメント:0
トラックバック:0
- このエントリのトラックバック URL
- http://cass-blog.com/tenshoku-consultant/2012-04-09/%e3%82%bd%e3%83%bc%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%83%e3%83%95%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8b%e3%81%9f%e3%82%81%e3%81%ab%e3%81%af%ef%bc%9f/trackback
- Listed below are links to weblogs that reference
- ソーイングスタッフになるためには? から “憧れのファッション・アパレル業界で働く♪”~シーエーセールススタッフ~