- 2014-06-09 (月) 18:15
- ブランド紹介
今回は「オーダーメイド」の種類の一つ「フルオーダー」についてご紹介していきたいと思います。
フルオーダーは、一人の顧客に対して1から型紙・型取りなど体の寸法を行って、仮縫い・縫製を職人の手作業で行うので、顧客の体に完全にフィットした服(主にスーツ)を作る事ができる注文服のことを指します。
フルオーダーは別名で「ビスポーク」とも呼ばれ、1920年代に生まれたブリティッシュスタイルが現在まで受け継がれているといわれています。
オーダーメイドの種類には「フルオーダー」「イージーオーダー」「パターンオーダー」の3種類がありますが、中でも一番高額なのがフルオーダーで作成されたもの。そして本当のスーツといえるのもフルオーダーで作成されたものだけです。
高額になる理由は、顧客の体に合った型紙をつくるところから始まり、その後も全てハンドメイド(手縫い)で作成されるためなのですが、作り手の職人の知名度やブランドによっても価格に違いが出てきます。一番安いもので15万前後、高級品となると100万円など価格の幅も大きく開きます。
以前のフルオーダーは1人の職人が1つのスーツを全て作る丸縫いが主流でしたが、今ではハンドメイドといっても部位毎に職人を用意して手縫いをしてコストや負担を抑える場合や、1から型紙は起すものの手縫いとミシンを組み合わせたもの、完全にミシンのみで作る「マシンメイド」などがあります。
マシンメイドの場合はフルオーダーでも価格は下がり、7、8万円~と低価格で仕立を行えるというのもメリットの一つです。また、ハンドメイドでのスーツ仕立には1、2ヶ月ほどの納品期間がかかるのに対して、マシンメイドでの仕立は約1ヶ月程度となり納品期間は短くなります。
今の日本での主流は「ハンドメイド+マシンメイド」「マシンメイド」のどちらかで作られている様です。ただし、伝統を守るテーラーでは全てをハンドメイドで作り続けています。
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