- 2014-05-28 (水) 16:03
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今では当たり前に取り入れられている「古着」。
古着の歴史は古く、日本では室町時代には既に「古着屋」が存在していたようです。
古来より原料は生産自体が限られており、素材への加工、布への加工なども労働力や時間などが掛かり衣服は貴重なもの。上流階級の人間が着たものを古着屋が買い取り、一般に古着として販売されていました。またさらにボロボロになるまで着られ、穴が空いてしまったり、ただの布になったとしても裂織といったものに再利用されたりと衣服には高い価値がありました。
時がたち戦後になると、アメリカからの古着が大量に日本に下ろされる様になり、シャツやズボンといった「洋服」が流通し始めます。
昭和50年代以降には、ヒッピーやアイビーなどの流行が海外で始まり、その影響から古着が「ファッション」として受け入れられ始められました。
日本では1970年代に古着が流行の兆しを見せましたが、一旦収束。1990年代に入って平成になってから再び古着ブームが始まり、ようやく現在の様な「古着ファッション」が定着していったのです。
ビンテージブームも重なった事により、昔に作られたスタジアムジャンパーやシャツ、特にジーンズは高額な値段で取引されるようになり、ビンテージ専門店も出現。専門店が出来たことにより手に入れやすくもなり、古着ファッションの人気に拍車が掛かりました。
またビンテージ人気に目を付けたアパレル・ファッションでは、新しく作った商品に対しても着古したように見えるダメージを与えたり、色あせたりしたように見せる「ビンテージ加工」の商品を販売し始め、更に古着ファッションが認知されるようになっていくのです。
2014年の現在、関東や関西といった主要都市では古着を扱う個人店やショップなどが多く立ち並びますが、地方などでは家具・電化製品・インテリアなどの買取を行っていたリサイクルショップが古着の買い取りも一緒に行うといった企業が増えてきています。
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