- 2012-11-15 (木) 8:56
- ブランド紹介 | 転職コンサルタント~虎の巻~
女性のコルセットを解放したデザインをしたことで、女性解放者と称されるデザイナーが、ポール ポワレです。
パリ生まれのポール ポワレは、ジャック ドゥーゼのメゾンで働いたあと、1901年からオートクチュールの創始者であるウォルトのメゾンに入ります。そこでは相当、ファッション観の問題で苦悩したといわれています。
ポール ポワレが独立したのは、その2年後の1903年。自身の名を冠した「ポール ポワレ(Paul Poiret)」を設立します。
1906年、ハイウェストのドレスを発表します。これは「ローラ・モンテス」というドレスで、それまで女性の腰をしめつけてきたコルセットを追放した革新的なアイテム。女性たちもコルセットのストレスから解放され、ファッション史上最も画期的な発表であったといわれています。
1911年、動きやすさを追求した「キュロット・スカート」を発表。
これだけでも革命的な発表でしたが、その後もホップル・スカートなどを発表し、ファッション業界に次々と革命をもたらしていきました。
ポール ポワレは、デザインだけでなく、ビジネス面においても優秀だったといわれています。通常より安い価格で販売でき、多くの人が買うことのできる仕組み作りを心掛けたといいます。これが、現代のファッション業界の先駆けといっても過言ではないでしょう。
現代では、ケンゾーやアレキサンダー マックイーンなどがエスニックなどの要素を取り入れたファッションを発表していますが、誰よりも早くそのような要素をデザインに盛り込んだのは、ポワレだといわれています。
表現の違いはあれ、インドや中国の要素を取り入れたり、西洋絵画や古典的なファッションを取り入れたりと、全く新しいデザインを展開していました。裾あがりのチュニック「ソルベ」などがその代表的アイテムです。
また、クチュールのメゾンでは初めて香水を発表したのも、ポール ポワレです。
その後、工芸学校を設立し、モードの普及に尽力します。しかしシャネルらの新鋭デザイナーの流れについていけず、メゾンは衰退し、ついに幕を下ろすこととなります。ポール ポワレは、1944年、パリにて死去。
現代では多くのデザイナーに尊敬され、影響を与えた偉大なデザイナーとして知られています。
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