- 2010-08-25 (水) 23:35
- 転職コンサルタント~虎の巻~
ファッション=百貨店という時代は過ぎたのでしょうか。大手百貨店が発表した2010年7月の既存店売上高は、伊勢丹を除いて軒並み前年同月を下回ったと言います。夏物衣料の売れ行きは猛暑で全般的に順調だったと言いますが、特に高額商品の販売は不振でした。そして、ここへきてアパレル会社の百貨店離れが始まっているようです。これは販売路が百貨店主軸では厳しくなってきたことの現れでしょう。
多くの大手アパレル会社は直営店やインターネット、テレビ通販などを強化して、百貨店以外での売上比率を高めていく計画をしています。2010年度にはサンエー・インターナショナルが66%、ルックは初めて4割高超に百貨店以外の売上比率を高めていこうと計画をしています。また三陽商会は、百貨店以外での売上げ同比率を約3ポイント高めるという方針を出しています。その狙いとは販売の回復です。
百貨店での販売の場合には在庫の管理が厳しく、売上高に応じて百貨店に歩合を支払わなければなりません。百貨店での売上比率を下げることで資金効率と利益率を改善したいという狙いもあります。
百貨店以外での販売で売上比率を高め、販売を回復するために、ファッションビルやショッピングセンター、アウトレット内の店舗、路面店、ネットやテレビ通販などの売上げを拡大していこうというアパレル会社が増えています。そのため、百貨店向けではなく、非百貨店向けの新しいブランドの立ち上げなども各社で行われ始めています。例えば東京スタイルでは今年の春からテレビ通販向けの新しいブランドを立ち上げました。秋には、都市型ファッションビルの中などの店舗用に更に新しいブランドを展開する予定です。
また、オンワードホールディングスも平成11年をめどにショッピングセンター内の店舗など新しい販売活路に向けたブランドを立ち上げる計画を立てています。
これからのアパレル会社は、百貨店以外での新販路を広げていくことになりそうです。
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