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H&M
H&Mという会社
- 2010-11-19 (金)
- ブランド紹介
世界のアパレル企業で売上げNo.1というH&M。日本でもその勢いはとどまるところを知りません。ファストファッションの代表格として知られるH&M。ファストファッションでは、スピーディな商品開発と売場の新鮮さが売りです。しかし、H&Mがすごいところは決してそれがチープにはならないということ。リーズナブルだけれど、価格と価値が見合っているのです。H&Mのコンセプトとは、「ファッションとクオリティを最良の価格で」。ファッションだけでもだめ、価格だけでもだめ、安くてそして質が良いものだからこそ、価格以上の満足を与えてくれるのです。そして、自分で組み合わせて装えるというファッションの醍醐味も残しておいてくれる。それがH&Mの強みなんですね。
H&Mの日本上陸は、おしゃれなもの=高級ブランドという概念を覆しました。価格がリーズナブルであっても最先端のおしゃれが楽しめるということを見せたのがH&Mなんですね。ファッションは人を選びません。誰でもどんな人でもどんな金額でもおしゃれを楽しむことできる、それがH&Mがファッションを通して皆に伝えたいことなのかもしれません。
H&Mには常に120人もの社内デザイナーがいます。最新トレンドを感じるモードなアイテムも着回しのできる定番商品も皆デザイナーから生み出された物です。実はH&Mで大きく3つのカテゴリーがあるのです。それはベーシック、トレンド、ハイファッション。これらをカテゴリーをどのようにコーディネイトするかで、その人なりのファッションが生まれるのですね。またH&Mは有名デザイナーとのコラボでも知られています。これもまた、H&Mならではのファッションへの冒険でしょう。
また、ファッションへの冒険だけでなく、エコにも取り組み、単なる価格やデザイン以外のことにもきちんと目を向けて取り入れています。そして一番の大事な姿勢は人を大切にするということです。スタッフの労働環境、また顧客とのコミュニケーション。H&MにはH&Mのファン同士のつながり、企業と顧客とのつながり、製品と地球とのつながりなど、企業として最も大事なつながりがあるんですね。
東京スタイルとサンエー・インターナショナルが統合
- 2010-10-21 (木)
- ブランド紹介
アパレルでも大手で知られる東京スタイルとサンエー・インターナショナル。この2社が来年の6月1日をめどにして、共同の持ち株会社を設立し、経営統合すると10月14日に発表しました。今、アパレル業界では、ユニクロを筆頭とした低価格ブランドが人気を集めています。また、海外のファストファッションとして知名度の高いH&Mやフォーエバー21が日本進出をしたこともあり、百貨店を中心に高級アパレルを展開していた東京スタイルとサンエー・インターナショナルは、ここのところ収益が落ち込んでいました。そこで、2社の経営を統合して規模拡大することにしたんですね。また、これを機会に売上げの芳しくない店舗の統廃合も行って行く方針です。
2社は持ち株会社の「TSIホールディングス」を設立、東京スタイルとサンエー・インターナショナルは完全子会社という扱いになります。そしてこのTSIの社長に東京スタイルの社長である中島芳樹氏、快調にサンエー・インターナショナルの会長である三宅雅彦氏が就任する予定になっています。
東京スタイルは30~50歳代向けの婦人服を中心に扱っていて「22オクトーブル」や「アリスバーリー」などの人気ブランドを持っています。解散した村上ファンドの投資先としても知られていますね。サンエー・インターナショナルは、20歳代前半から30歳代後半をターゲットにした婦人服が揃い、「ナチュラルビューティベーシック」や「ジルスチュアート」などの人気ブランドがあります。経営を統合した後にはこのようなそれぞれの人気ブランドを維持しながら、コストの削減を計り、中国やアジアなどの出店も進めて行く予定でいるそうです。
経営統合に伴って2社の売上高は単純合算で2009年度で1525億円(2009年度)になり、ワールド、オンワールドホールディングスに次いで業界3位になります。「日本のアパレルに未来はあるのか」との思いで進められたこの経営統合。『アジア市場を目指したい』という東京スタイルの中島社長の言葉に、日本のアパレル業界の生き残りをかけた思いが感じられますね。
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