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「渋カジ」スタイルとは?
- 2013-12-16 (月)
- ブランド紹介
「渋カジ」は渋谷+カジュアルの造語を略したもので、1980年代の後期頃から1990年台の初頭に掛けて東京の渋谷で若者が中心となって普及したファッションスタイルを指します。
渋カジには「渋い」から来るファッションで「渋カジ」とする説などもあるようですが、渋谷を歩く男子高校生をメディアが取り上げたという説が有力で、「渋いファッション」=「渋カジ」の線は薄いように感じます。
渋谷を歩く高校生から発信しメディアに取り上げられ全国で流行・普及した「渋カジ」は、今まで流行であったDCブランドのブームと反し、シンプルにブレザーやポロシャツ、ローファーでまとめるスタイルが基本。2000年代から流行の兆しを見せるストリート系アメカジの先駆けとも言えるでしょう。
そこから不良行為を行う若者の集団「チーマー」が、渋カジファッションを身につけるようになります。彼らの基本スタイルは、ジーンズやブーツなどの「古着」でまとめ、ロン毛にヘアバンドなどが主流です。
アメリカの映画などに影響され憧れを持った彼らは「バイカーズスタイル」「ウエスタンスタイル」など、いわゆる初期のアメカジを好んで着用するようになり、その時の流行に応じて小物やインポート商品、ベースボールキャップやスタジアムジャンパー、スニーカーをあわせるスポーツ的なスタイルなど、様々なスタイルが拡大していき、日本におけるアメカジやストリート系ファッションの礎を築いていきます。
人の数ほどファッションもある渋カジですが、その中でも渋カジの大きな特徴として挙げられるのが「紺ブレ(紺色のブレザー)」。
金ボタンにダブルのネイビーブレザー、白シャツ、ジーンズ、ローファーというスタイルで流行し、周りを見ればみんなが紺ブレを着ていたと証言もあるほど大流行しました。
1990年代から2000年代と、紺ブレのブームは浮き沈みを繰り返しますが、完全に廃れることはなく知らない間にまた流行り、今では定番のファッションスタイルとして受け入れられています。ジャニーズ所属のグループが同様のスタイルをしていたことも、少なからず影響しているでしょう。
世界的に高い評価を受けている『アントワープ6人』の一人が手がけるブランド「ダーク・ヴァン・セーヌ」
- 2013-09-13 (金)
- ブランド紹介
「ダーク・ヴァン・セーヌ(DIRK VAN SAENE)」は、ブランドと同名のベルギー出身のファッションデザイナー「ダーク・ヴァン・セーヌ」が手がけるファッションブランドです。
彼は1981年にアントワープ王立芸術アカデミーを卒業していますが、「ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク」「ドリス・ヴァン・ノッテン」「アン・ドゥムルメステール」「マリナ・イー」「ダーク・ビッケンバーグ」の5名に、今回紹介する「ダーク・ヴァン・セーヌ」を加えた6名のデザイナーを総称し「アントワープ6人」として世界的にも知られています。
何故「アントワープ6人」と呼ばれているかの理由は、在学中1980年の後半に「The British Dseigner’s Show」と呼ばれるロンドンのコレクションに、上記6名が共同で出展した事で世界的に注目され高い評価を得た事からきています。ただし彼らとしてはこのようにひとくくりで呼ばれるのは嫌いな模様。
上記以降アントワープ王立芸術アカデミーもファッションの世界で注目を浴び、現在では世界でも有数のファッション教育校として有名になっています。
ダーク・ヴァン・セーヌはアントワープ王立芸術アカデミーを卒業後、1982年アントワープに自身のショップ「Beauties and Heroes」をオープンし、自身がデザイン制作した服を販売。
1984年には、第1回ロンドンファッションウィーク(LFW)、日本で言う所のロンドンコレクションに参加。
以降は、アントワープ6人の内の一人「ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク」をパートナーに迎えセレクトショップ「ウォルター」を経営し、その傍らアントワープ王立芸術アカデミーにて生徒に教えています。
調べてみたところ、同氏のブランド服は日本で新品は手に入らず、合ったとしても中古での販売のみとなっています。
※「アントワープ6人」は、後に「マリナ・イー」がデザイナーを辞めてしまった為(現在はインテリアデザイナーとして活躍)、マルタン・マルジェラを加えた6人を「アントウェルペンの6人」と言われる事もあります。
古着屋で仕事がしたい!
- 2011-11-18 (金)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
以前は、東京や大阪などの大都市にしか見られなかった古着屋。古着屋が多い街として、吉祥寺、原宿、高円寺、大阪のアメリカ村、仙台などが有名ですよね。何年か前からは、大都市だけでなく、全国の都市や町でも見かけるようになりました。
ファッションのブームは入れ替わるものですが、古着はいろんなブームの中でも重宝される傾向にあります。
例えば2003年あたりの「ゆるカジ」ブーム時には、ゆるカジには古着が好相性、とされ古着をゆるカジに着こなす方が多かったですし、近年のファストファッションブームでも、古着はプチプライスとして、ファストファッションブランドと合わせて着こなす方が多いようです。
3年ほど前からは、古着ブームは女子高生の制服姿にまで影響し、「制服も古着っぽく着たい」ということから、足が露出するミニ丈のスカートよりも長めを好んだり、ダボッとしたセーターを重ねたりと今までになかったような着こなしが目立つようになりました。
このような古着ブームを経験してきた方の中には、「アパレル業界で働くのなら、古着屋しか考えられない!」という方もきっといらっしゃるはず。近年では大都市だけでなく全国の町に古着屋が展開されていますので、古着屋の求人は以前に比べると多くなったといえるでしょう。
古着屋の求人に強くなるためには、まずは洋服の知識を持っておきましょう。取り扱う洋服はいつ頃流行したものなのか、洗濯機で洗っても大丈夫なのか、どんなアイテムと合わせやすいのかなど、幅広い知識が必要となります。
また、縫製技術があると重宝されます。古着はその名の通り誰かが以前着ていたものですから、時には破れていたりボタンが取れていることもあります。裾直しをすることもありますから、ある程度の縫製技術は持っておくべきでしょう。
古着屋によっては、海外から仕入れることもありますから、将来的に開業を目指している方は英語能力も必要でしょう。
古物商の免許を取得することで、個人から商品を買い取ることが可能となり、より仕入れルートの幅が広がりますよ。
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