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ファッション
ピーコートとは?
- 2014-08-08 (金)
- ブランド紹介
レディース・メンズともにある「ピーコート」について、今回は焦点を当ててみたいと思います。
一般的には「ピーコート」と書かれますが「Pコート」とも書き、厚手のウールを使って作られた防寒用のオーバーコートで、主に19世紀の末からイギリス海軍の艦上軍服や、漁師たちの間で着られていました。実際に今でもフランスのブルターニュに住む漁師達はピーコートを着ながら漁に出ています。
ピーコートの大きな特徴としては、もともと使われていたのが海上となるため、風が吹く方向にあわせて前の合わせ目部分を左右どちらでも止められるよう、ボタンが左右ともに3つずつ、合計6個のボタンがつけられています。
また、大きな幅広の襟もついており、この襟を立てることで波の音がうるさい海上でも声を聞きやすくするといった仕掛けもあると言われています。セーラー服にある首もとの襟に関しても同様の効果があるらしく、この説はたぶん正しいのでしょう。
このことから男性や女性問わずどちらも着られるようになっています。
ピーコートの語源や由来についても「ピー(pea)」が「錨(いかり)」に由来する、またはオランダ語で毛羽立った織物「pij」に由来する、など諸説挙げられますが、オランダ語由来の説が今のところ有力とされています。
また、服の丈も腰より少し下くらいの長さと短いのが特徴で、どんなコーディネートにもマッチする汎用性を持ち合わせています。世代問わず着られるピーコートですが、最近では日本の学生が制服とともに着用することも多くなってきています。
元が防寒用のオーバーコートということで、冬のコーディネートでよく使われます。どんなコーディネートにもマッチするピーコートですが、メンズの場合はジーンズやチノパンでも少し細めのパンツとあわせるのが良いでしょう。
レディースの場合も細めのジーンズ等のほか、厚手タイツとスカートといった組み合わせもオススメです。
ダブルフェイスとは?
- 2014-08-06 (水)
- ブランド紹介
ファッション用語の中で、よくリバーシブルという言葉と混同されるのが「ダブルフェイス」です。
改めて調べてみると紹介しているサイトによって定義があいまいで、はっきりした定義は判断がつきませんでした。よって、今回は調べた内容をまとめてご紹介していきます。
まずはリバーシブルという言葉の意味から紹介します。
「リバーシブル(Reversible)」は、逆にできる、表裏の両面が使える布地、表裏兼用の衣服といった意味で使われます。
リバーシブルで作られたアイテムは意外に多く、パーカーやジャケット、トップス、スカート、カーディガン、バックなどが挙げられます。また表裏どちらでも違った印象を持たせるために、表裏使われるカラーやプリント、素材が違ったりもします。
もちろんリバーシブルはファッションだけに限らず、季節ごとに姿が変えられる商品などにも名が付けられます。
続いてダブルフェイスという言葉の意味を紹介します。
「ダブルフェイス(double faced)」は、生地を2枚重ねて使用すること、2枚の生地の裏と裏を貼り合わせて使うといった意味で用いられます。ダブルフェイスは主にジャケットやコートなどに用いられ、温かさや触り心地の良さなど、肌に触れる部分に使われます。
ダブルフェイスで作られたジャケットやコートは、風を通さないため着ると毛布の様な暖かさが感じられる利点があります。また、用いられる素材もウールやメルトンなど保温性が高い素材が使われるため、冬の風や寒さを防ぐことが可能となります。
リバーシブル、ダブルフェイス双方の意味を紹介しましたが、結果的にはどちらも意味は同じようなものなので、どちらを使っても良いと思われます。一般的にはリバーシブルの方が知名度が高いように思いますので、そちらを利用したほうが良いでしょう。
チュニックとは?
- 2014-08-04 (月)
- ブランド紹介
現在着られている衣服の中でも特に長い歴史を持つのが「チュニック」です。
チュニックの起源は大変古く、古代ギリシャやローマ、東ローマ帝国で使われてきた筒型の衣服「トゥニカ」が元と言われています。トゥニカは頭からすっぽり被って着られ、ものによっては裾の長さが地面に届くほど長いものから、膝丈程度に調整したものなどが主に用いられてきました。
また時代が流れ、トゥニカからチュニックに名前を変えていきました。
その頃になると、上着として使われるものや下着の様なものだけでなく、ウエストで長さを調節しドレスやスカートの様に幅広にしたものもチュニックと呼ばれる様になりました。全体的に見れば上半身・下半身ともにゆるめに着こなしていたようです。
時代が近代になってもチュニックはなくならず、欧米では軍服として使われるようになり、背広型軍服もチュニックと呼ばれるようになってきました。
そして現代になると女性用のカジュアルファッションとして着られるようになり、日本においては膝丈くらいの裾の長さをもったワンピース状の衣服をチュニックと一般的に呼ぶようです。
それってワンピースじゃないの?という意見も有りますが、区別としてはあくまでもチュニックは上着として使われ、下にショートパンツやレギンスなどボトムスとあわせて着るのが条件。この条件がワンピースとチュニックを区別する一つの要素となっています。
特にチュニックはレギンスとの相性が良く、コーディネートに女性らしさを加えるのに効果的。カジュアルなシーンでのコーディネートとして、ちょっとしたアウトドアシーンでも機能性や保護性に優れるのでオススメと言えます。
春や秋冬などに行うコーディネートとして人気が高いですね。因みに、医療や介護などの現場で働く人たちの制服としてもチュニックは用いられています。
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