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ファッション用語

ボヘミアンとは?

「ボヘミアン」という言葉を、ファッションに携わっている方であれば一度は聞いたことがあるでしょう。

今回はこの「ボヘミアン」について少し詳しく紹介していきたいと思います。

ボヘミアンとは、チェコスロバキアの「ボヘミア地方」のジプシーと呼ばれてきた少数民族ロマのことを指します。この少数民族ロマや、その民族の衣装要素を取り入れて着こなしたファッションのことをボヘミアンファッションというのです。

見た目はエスニックな雰囲気が漂う“ゆるめ”なファッションで、民族衣装のテイストに加え自分の個性を反映させたアレンジによって、また違った雰囲気も一緒に楽しむことができるのが特徴。季節に合わせて変化を付けることも出来るので、ゆるめのスタイルが好きな女性が多くいます。

一見ヒッピーにも見えなくも無いですが、日本で取り入れられた時代が違います。

ヒッピーは1960年代の後半にアメリカで生まれ1970年代に日本で流行したものとなり、ボヘミアンファッションはそのヒッピーのファッションに民族衣装などのテイストが加えられて生まれました。よってヒッピースタイルよりも後にできたファッションということになります。

ボヘミアンファッションは流行と収束を繰り返し、直近では2008年前後に再びブームとなり現在に至ります。芸能人や歌手などもボヘミアンを取り入れたファッションをしていることが多く人気も高いです。

上記以外に、ジプシーのフラメンコ衣装や、農婦をモチーフにしたペザント、民族テイストをいれたフォークロア、詩的なテイストをとりいれたロマンティックなどもボヘミアンファッションの言い回しとして使われています。

歴史ある民族衣装のテイストを取り入れる、自然回帰的なファッションがボヘミアンファッションとして認知されている様です。

これら基本的な部分を守ることで、異国風のファッションや民族風など自分の趣味やらしさなどをアピールできるようになります。

オケージョナル・ドレッシングとは?

洋服のコーディネートは、その「場」によってしっくりくるものがありますよね。

リラックスする空間で身につけるものであればルームウェアやガウン、寝るときに身につけるものはパジャマやネグリジェやナイトガウン、面接や会社に行くときであればスーツ、運動をするときであればスポーツウェアなど。人は無意識にでも、場所や状況に合わせて着こなしを考えているのです。

この着こなしの事をファッションビジネスでは「オケージョナル・ドレッシング」と呼び、TPOに応じ着用する衣服を選ぶことを言い、ファッションに携わる人間にとっては最も気をつけなければいけないものです。

このオケージョナル・ドレッシングは、さらに以下3種類に分類することができます。

一つ目は「オフィシャル・オケージョン」。

オフィシャル・オケージョンは「Official=公的な」の意味があり、公的な場所で着るスーツや会社で決められたユニフォームなど「仕事に相応しい服」のことをいいます。

会社以外にも、学校の制服などもオフィシャル・オケージョンに分類されます。

二つ目は「プライベート・オケージョン」。

プライベート・オケージョンは「Praivete=私的な」の意味があり、私的な場所、ようは自分の家や部屋など、制約に縛られない自由な場所での着こなしのことをいいます。

この他、私的な外出や旅行、スポーツなどでの着こなしもプライベート・オケージョンに分類されます。

三つ目は「ソーシャル・オケージョン」。

ソーシャル・オケージョンは「Social=社交上の」の意味があり、友人知人親戚などの冠婚葬祭の場での着こなしのことをいいます。

これらオケージョナル・ドレッシングのことを念頭において、箱売り場やお店の雰囲気作り、マネキンなどを使ったディスプレイをすることでお客さまに雰囲気や着こなしの提供することができます。

ファッションビジネスに関わる方は、オケージョナル・ドレッシングを意識しておきましょう。

出展:ZERO(http://www.f-biz.net/kiso01/kisotisiki001.html)

エシカルファッションとは?

ここ数年でしばしば聞かれる様になった「エシカルファッション」。今後の流行を先取りし、そのスタイルに迫ってみましょう。

エシカルファッションの「エシカル」は、wikipediaによると「倫理的」「道徳的」といった意味を持つ英語圏を中心とした倫理活動(環境保全や社会貢献)のことを言います。

言い換えると「人や自然環境双方に思いやりがある」「全てにおいて幸せである」というのがエシカルの根底と言う事です。

「エシカル」という言葉は、環境や社会に配慮した商品のみを買う消費活動のことを「エシカルコンシューマリズム」と呼んだり、人権・社会・自然環境に配慮した素材のみを使っているジュエリーを「エシカルジュエリー」と言ったりなど、様々なモノに対して使われています。

「エシカルファッション」においての定義は以下の様になっています。

・オーガニックコットンやリサイクルコットンなど環境に配慮された素材を使っていること。

・発展途上国で生産された素材を購入していること。

・人や自然に配慮し、化学染料を使わず天然染料で素材を染色していること。

・発展途上国との取引においても公正かつ適正な価格で継続的に購入していること。いわゆるフェアトレードのこと。

上記の過程を含めたファッションが「エシカルファッション」と呼ばれる様になりました。

自分優先の考えだけではなく、同じ地球に暮らす人(作り手)や動物、自然環境にも思いやりを持ち、お互いを尊重することを基本としたファッションなのです。ロハス的なライフスタイルから派生した考え方や意識と言っても良いですね。

世界的にはメディアに取り上げられ露出も多く、それに追従しエシカルファッションを求める消費者も増えてきています。

日本においては、エシカルのコンセプトをテーマにしたファッションブランドも徐々に増えつつあり、こちらもメディアの露出が増えてきているので、今後さらに注目も高まっていくでしょう。

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