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ファッション用語
知っておきたいファッション用語「カジュアル」
- 2014-01-06 (月)
- ブランド紹介
ファッションの世界でも頻繁に使われる「カジュアル」という言葉。
よく使う言葉ではありますが、意味合い的にはどのようなファッションを「カジュアル」と呼ぶのか漠然と捉えている人はいるものの、ちゃんとした定義として分っている人は案外少ないのではないでしょうか?今回は「カジュアル」について調べてみました。
カジュアルは、フォーマル(正式、本式の意味があり格式ばった意味合いを持つ英語で、フォーマルウェアといえば「礼装」を指します)の対義語として使われていて、フォーマルとは逆の「くつろぐ、気軽な服装、格式・本式らしくない」といった意味を持っています。一般的なファッションで使われる「カジュアル」では、上記の「格式ばらない」という本来の意味から、さらに砕けた意味で「普段着」の意味として使われています。
変わってファッション業界では「堅苦しくない」「リラックスした」「気楽に着られる」服装を指しますが、お客様にオススメするスタッフ個人のセンスや、その時期の流行ファッションなどもあるため「必ずコレ」といったコーディネートは存在せず、あくまで前述した「気軽な服装」がカジュアルの定義と言えます。ただカジュアルスタイルにも「アメリカンカジュアル」「ビジネスカジュアル」などが存在します。
「アメリカンカジュアル」はアメリカの大学生ファッションがお手本となったスタイルで、ジーンズやスニーカー、スタジアムジャンパー、フライトジャケットなど大量生産の衣料品を身につけるスタイルで、日本にも専門の直輸入店や古着屋が多く存在します。ストリートカジュアルの代表格とも言われ「ウエスタン」「サーフ」「カレッジ」「ミリタリー」「ワーク」「バイカー」など、様々な派生スタイルも登場。このように、個人の好みによってカジュアルファッションは変わってきます。
「ビジネスカジュアル」の場合、定義は結構曖昧です。「ビジネス」上でのカジュアルスタイルなので、男性・女性ともにジーンズやハーフパンツ、Tシャツやキャミソールといった華美で露出がある格好は避けるのが無難とされています。一般的に男性であればテーラードジャケットにシャツ・パンツ、小物も黒や茶色で統一する、女性の場合も華美な服は控えます。
知っておきたいファッション用語「ギャル男」
- 2014-01-06 (月)
- ブランド紹介
色は金髪や茶髪でメッシュを入れ髪型も派手。細身の服装に金や銀などラメの入ったジャージ、アニマル柄のファッションを着用、ワーク系または先が尖った靴、アクセサリーを多くつけるといったファッションとなります。ギャルと同様に派生ファッションスタイルも多く「お兄系」「サロン系」「サーフ系」「アメカジ」「ワーク」「センターGUY」などが存在します。以下は前述した派生ファッションスタイルです。
「お兄系」……お兄系はホスト系のファッションに「ちょい悪」をプラスしたファッションスタイル。細身のジャケット・ジーンズを合わせ、サングラスや小物を多く身につけるのが定番です。
「サロン系」……またの名を美容師系ともいい、古着とハイブランドを混ぜて着こなすファッションスタイル。重ね着とアクセサリーを多くつけるのが特徴。
「サーフ系」……日焼け肌にTシャツやジーンズ・ハーフパンツなどサーファーファッションを基本としたスタイル。
「アメカジ」……その名の通り「アメリカンカジュアル」で、ビンテージジーンズやネルシャツを着こなすストリートファッションの定番。
「ワーク」……オーバーオール(ミリタリー含め)とエンジニアブーツ、ワークシャツを着こなすファッション。
「センターGUY」……ヤマンバの男性版で「モリオ」と呼ばれ、格好などもほぼ同様。茶髪・金髪を盛ったヘアスタイルに加え、黒い肌を際立たせる白いメイクを行う奇抜なファッションを好んで行います。メンエグの「センターGUY」というコーナーで取り上げた事により火が着きました。
このように、ギャル男といってもスタイルは人によって様々存在するため、一つにまとめて説明するのは難しいです。
「ハマトラ」スタイルとは?
- 2013-12-11 (水)
- ブランド紹介
今ではまったくと言っていいほど聞かなくなったアパレルに関係する言葉に「ハマトラ」があります。
「ハマトラ」は、1970年中ごろから1980年代に掛けて流行した「横浜ニュートラディショナル」という女性ファッションを略した言葉です。anan・JJなどの雑誌企画で誕生したファッションスタイルで、20歳以下の若年層の女性たちや女子中高生に支持されていました。
ハマトラは、神戸から発信された「ニュートラ」と呼ばれるファッションスタイルに対抗する形で生み出され、横浜に居を置く名門「フェリス女学院大学」に通う生徒をイメージしたファッションが特徴。ポロシャツ・ベスト・カーディガンにタータンチェックの巻きスカート・ハイソックス、パンプスをはくのが基本的な組み合わせになります。
キャンパスライフをイメージしたファッションスタイルのため、身につけるものもカジュアルなものが中心。服を買う場所もテーマにしていた女学院大学の近くにある元町商店街が中心となりました。ハマトラファッションをする上で定番となる「フクゾーの服」「北村のバッグ」「ミハマの靴」は三種の神器と呼ばれ、ブームが去った今でも同店舗は営業しています。
1979年から1980年に掛けてハマトラ・ブームは最高潮に達するものの、1981年にはニュートラが再びブームになり、ハマトラは急速に収束してしまいます。
しかし、2007年に意外な形でハマトラが復活します。そのキッカケが「リカちゃん人形」。
「リカちゃんと夢とあこがれの40年展」が開催された記念として、ブリキのおもちゃ博物館の館長である北原照久氏が商品の企画から参画し、「キタムラ」「フクゾー」「ミハマ」「スタージュエリー」「ポンパドウル」の元町5大ブランドを身につけた「横浜元町リカちゃん」が販売されました。
ハマトラファッションがコンセプトとなって作られており、それぞれこだわりのジュエリーや服装をつけたリカちゃんが2011年まで販売されています。
この他、ファッションとは関係ないものの、サッカーチームの横浜マリノスのサポーターによる、サッカー・サポートと地域貢献目的としたNPO法人を「ハマトラ(hamatra)」と名づけ活動しています。
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