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フランス老舗のファーブランド「イヴ・サロモン」
- 2014-10-27 (月)
- ブランド紹介
今回はファッションの盛んなフランスでも老舗のファーメゾン「イヴ サロモン(Yves Salomon)」をご紹介します。
「イヴ サロモン(Yves Salomon)」は、1920年に創業者のグレゴリー・サロモンが始めた毛皮商を前身とする、現在ではフランスを代表するファーメゾンです。
最初の頃は列車とソリを使いロシア内などを回って毛皮の買い付けに駆け巡るものの、第二次世界大戦が勃発。1940年にアメリカに移住し、1950年にはまたパリに移住し毛皮商としてビジネスを成功させていきます。
1960年代に入ってからはグレゴリー・サロモンは前線を退き、二代目となるボリス・サロモンが毛皮商を引継ぎます。
二代目ボリス・サロモンは、ジャガーやチーター、ヒョウなどの斑点模様を持つ動物の毛皮を販売しトレンドを作り出し、そのときにフランスの有名メゾン「レビオン」「クリスチャン・ディオール」が顧客となります。
ビジネスは世界を視野に入れたものとなり、中国進出時にはウサギやミンクの毛皮の取り扱いなども始めます。しかし、アメリカ進出の際にはアメリカの労組からの反対で撤退。
そして三代目となるイヴ・サロモンがビジネスを引き継ぎ、ファッションを視野に入れたブランド「イヴ サロモン(Yves Salomon)」を設立。サントノーレ通りに直営店を構え、これを機にニナリッチやジャンルイ・シェレルといった有名メゾンのファーを手がけるようになっていきます。
イブ・サロモンは毛皮を「編む」「伸ばす」といった手法の他、異なる素材を混ぜて使ってみるなど、本来ファーが持つゴージャスさをそのままにイメージを変え、ファッショントレンドを意識したデザインが世界中で支持されるようになっていきます。
1980年代には動物愛護の観点からなのか、毛皮反対運動が起こり毛皮業者が廃業してしまう危機に直面するものの持ちこたえ現在に至ります。
2008年にはフランス・パリやリゾート地などに路面店をオープンし、老舗としての地位や知名度を確立していきます。
バイカラーとは?
- 2014-07-04 (金)
- ブランド紹介
ここ最近でテレビや雑誌、インターネット上のファッションを扱ったサイトなどでも耳にするようになった「バイカラー」。今回はこの言葉を取り上げて紹介していきたいと思います。
「バイカラー」は「bi-color」と英語で書き、バイは接頭語で2つ・2回を示す言葉となり、2色の色が並ぶ組み合わせのことを指します。因みに言い方が違うだけで「ツートンカラー」も同様の意味を持っています。
ただし、どんな色でも2色を使っていればバイカラーになるわけではなく「色のコントラストがあるかないか」が重要になってきます。
黒と白の配色であれば引き締まって見えるようになり、この様な色の組み合わせを意識することがバイカラーの基本となります。
また、トレンドによってボーダーにバイカラーを配置したり、上下や左右で配置したりと様々なデザインも存在します。中には襟や袖口、ボタンのみにバイカラーを配置したデザインなどもあります。
トレンドを意識したバイカラーなどもありますが、春・夏・秋・冬など季節をイメージした色を使ったバイカラーなどもファッション業界では重要視しています。この他、利用シーンに合わせたカラー選択はもちろん、自分の体型にコンプレックスが有る場合には、隠したい部分に「膨張色」や「収縮色」を使ったりするのも良いでしょう。
大きく見せたい部分には「膨張色」を配置した服を選び、細く小さく見せたい部分には「収縮色」を配置した服を選んだりなど目的によって選んぶのは効果的です。
このように単色だけでは表現しきれない効果もバイカラーで有れば簡単に得られるのはもちろん、バイカラーを使った服やバッグや帽子、お財布などはバイカラーで有るだけで存在感が増す効果もあります。
バイカラーを使った商品は年々増加傾向にあり、ワンピースやTシャツ、スカートやカーディガン、帽子やバッグ、インナーや靴やサンダルなど様々。
ネットショップによっては「バイカラー」で検索する事も可能となっています。
インターカラーって一体何?
- 2014-06-04 (水)
- ブランド紹介
流行のファッションを考える際に、「流行色」はとても重要な要素となるでしょう。しかしこの流行色、一体誰が決めているかご存知でしょうか?
実は「インターカラー」と呼ばれる国際機関によって、流行になる年の2年も前に決められているのです。
インターカラーは「国際流行色委員会(International Study Commission for Color)」の略称。加盟国の色彩情報団体によって構成されています。
1963年の発足当初の参加国は、日本・フランス・スイス・西ドイツ・ベルギー・スペイン・イギリス・イタリア・オランダ・スウェーデン・アメリカの11カ国。現在では、毎年加盟国が変動しています。
インターカラーに所属する加盟国間の話し合いで、国際間のカラートレンドの方向性を実シーズンの2年前より決定し、世界に向けて発信しているのです。このように、国際的な機関のもとで流行色が決められているというのは不思議な感じがします。
実シーズン2年前にインターカラーが決定・発信したトレンドカラーは、各加盟国の色彩情報団体がさらに色彩動向調査や社会動向を調査して独自のトレンドカラーを発信、それを元に素材の展示会が行われ、アパレル関連の企業がコレクションを展開、トレンドカラーとしてメディアが取り上げ始め、消費者にトレンドカラーが伝わるのが2年後の実シーズンという流れになっています。
決して日本のファッション業界やマスコミの誰かが仕掛け人となって、トレンドカラーを発信しているわけではないという事ですね。
日本の色彩情報機関は「一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA)」で、カラートレンドの選定や発信、色をテーマとした共同研究などを行っています。また、色に関する市場調査や戦略立案、商品開発、社員教育に至るまで様々なコンサルティングを行うJAFCAは、ファッション業界だけに留まらず、インテリア素材や通信機器関連、精密機器関連にまで対応しています。
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