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デザイナー
フェミニンで、ロマンチックなスタイルが特徴
- 2013-02-19 (火)
- ブランド紹介
パステルカラーを中心とした色使いや、バラのモチーフなどが特徴の、少女のような遊び心と儚さを持つブランド、「ブルマリン」。
キャリアウーマンのようなカッチリとしたスタイルではなく、フェミニン、ロマンチックなスタイルを好む方から高い支持を集めています。
ブルマリンの設立者であるアンナ・モリナーリは、イタリアのカルピで生まれました。
1977年、現在の夫であるジャン・パオロ・タラビーニとともに活動を開始します。
当初は、地元カルピの伝統産業であるニットウェアから事業をスタート。彼女の父親が、カルピで有数の工場を経営していたこともきっかけとなりました。
工場は、有名ブランドの下請けのような仕事がほとんどで、美術学校を卒業した後には、「下請ではなく自分のブランドをつくる」ということを決意します。
彼女の目標を強力にサポートしたのが、現在の夫であるジャン・パオロ・タラビーニです。
彼はオーストラリアの名家出身で、会社を徐々に組織化していき、仕立て業へと移行していきました。そして、ファッションブランド設立のため、77年にブルフィン社を設立します。
ブランドの開始は、80年。
好きな海にちなんでつけられた「ブルマリン(BLUMARINE)」のコレクションをイタリア国際ファッション見本市で発表し、最優秀デザイナー賞を受賞。
87年から、ミラノコレクションに参加。
95年、新たに「アンナ・モリナーリ」を発表。
96年、カジュアルラインである「ブルーガール」をスタート。
2003年、東京、青山にショップをリニューアルオープンします。
「アンナ・モリナーリ」のデザイナーを任されたのが、娘のロッセラ・モリナーリです。
彼女は、「子どもの頃の遊び場がボタン倉庫だった」とコメントするほどファッションに恵まれた環境に育ち、ボローニャの大学でアートを学び、その後ロンドンで語学とアートを学びます。イタリアの「ヴォーグ」で経験を積んだ後に、「アンナ・モリナーリ」のアートディレクターとして参加。98年に「アンナ・モリナーリ」を母から受け継ぎ、デザイナーに昇進します。
現在も受け継がれる、ブランド創立者のアイデンティティー
- 2013-02-15 (金)
- ブランド紹介
イッセイミヤケ、アズディン・アライア、ヴァレンティノなどを育てあげたことでも有名なフランスのデザイナー、「ギラロッシュ」。
ギラロッシュは、1921年、フランスに生まれました。
49年からジャンデッセのメゾンで働き、その後クリスチャン・ディオールで働き始めます。
当時、ディオールには、ピエールカルダン、イヴ・サンローランも在籍しており、ギラロッシュとともに「3プリンス」と呼ばれていました。
55年、ニューヨークに渡ります。
ニューヨーク7番街で3年間フリーランスとして活躍。既製服の研究をし、57年に帰国します。
帰国後すぐに初のコレクションである自分の名を冠した「ギラロッシュ」を発表し、同時にフランクリン・ルーズベルト街でオートクチュールのメゾンをオープン。
当初は、バレンシアガの影響を受けた作品が中心でしたが、徐々に若々しくも落ちついた作品で人気を博していきます。スポーティーなテイストにテーラードを持ちこみ、エレガントなスタイルが人気となりました。
61年、プレタポルテコレクションをスタート。
66年、メンズウェアラインをスタート。
67年、香水、美容部門をスタート。
72年、メンズ・スポーツ部門でオスカー賞を受賞。
85年、デ・ドール賞を受賞。
89年、ギラロッシュ自身最後のコレクションを発表。85年に続く、二度目のデ・ドール賞を受賞します。
同年、ギラロッシュ死去。
ギラロッシュの元では、イッセイミヤケ、アズディン・アライア、ヴァレンティノなどがデビュー前に経験を積み、のちに成功を収めています。
ギラロッシュが死去した後は、アンジェロ・タルッチ、アルベール・エルバス、ミッシェル・クラン、ダミアン・イーなどがデザインを担当。
2008年秋冬からは、マルセル・マロンジュがアーティスティック・ディレクターを担当しています。
ギラロッシュの有名な言葉に、「良い趣味は伝染するもので、その結果、その製品が高くなることはない」というものがあります。これは彼の趣味の良い製品を価格を高くせずに提供するというデザイナーとしてのアイデンティティーが表れた言葉であり、彼の死後もこのアイデンティティーは受け継がれています。
一着一着を大切に。セレブに愛されるスーツブランド
- 2013-02-13 (水)
- ブランド紹介
最高級の素材を使い、職人のハンドワークにこだわったスーツを生み出し続けているのが、イタリアのブランド、「ブリオーニ」です。
「ブリオーニ」というブランド名は、アドリア海ブリオーニ島に由来します。ブリオーニ島はかつて世界のセレブリティ達が集まる場所で、「ラクジュアリーのために仕立てられた島」という意味になぞられています。
1945年に創業したブリオーニはスーツの高級ブランドとして知られていて、イギリスなどに代表される重厚なスーツに反して、軽い素材で軽やかな着心地を追求しています。
その着心地は多くの男性を魅了し、52年、フィレンツェで行われたピッティ・イマジネ・ウォモに参加した際にも、その軽やかなスーツが注目を集めました。
ブリオーニが誇るものの一つに、「仕立て」があります。
独自の生産ラインにより、例えば一着のスーツをつくるまでには200以上の工程があり、完成するまでには20時間近くかかることも。店頭に並ぶ既製服も、フルオーダーメイドの服も、全く同じ工程で作られているのも大きな特徴で、ブリオーニがどれだけ一着一着を大切にしているかが伺えます。
また、なだたるハリウッド俳優やセレブから強い支持を受け、スーツブランドの中でも、一目置かれる存在となっているのも有名な話。
映画の中でも頻繁に採用されていて、例えば、「天使と悪魔」のトム・ハンクス、「007」シリーズのジェームス・ボンドを演じたピアース・ブロスナンが着ていたスーツが、ブリオーニの作品です。ジェームス・ボンドの、パッドが強調された黒のエレガントなスーツは話題となりました。
2005年、プラダのメンズラインで経験を積んだFerruccio Pozzoniがクリエイティブ・ディレクターに就任。
2006年秋冬から、クリスティーナ・オルティスがウィメンズ・コレクションのクリエイティブ・ディレクターに就任。
2007年、ラグジュアリー・インスティテュート社の富裕層を対象としたブランドステータス調査で、堂々一位を獲得。
2011年春夏から、アレッサンドロ・デラクアがデザイナーに就任しています。
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