ホーム > タグ > 転職
転職
アパレル業界マメ知識 ~営業職として転職するポイント~
- 2011-08-29 (月)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
アパレル業界における営業職の求人は、年間を通じてあまり大きく変動しません。
通年ベースで考えると、年度末の3月、新年度の4月、半期〆切の9月・10月あたりが微増するくらいでしょう。(ゆえに8月、12月は求人そのものが減ります。)たいていの企業では他の職種に比べ選考期間を短く行うところが多いですが、外資系企業の場合は選考回数が国内企業の倍以上であるケースがよく見られます。
営業職の選考では、主に書類選考と面接が行われます。履歴書や職務経歴書の内容や、 口頭面接において、いかに自分の実績や強みを表現できるかが採用の決め手となるでしょう。営業職は専門職とは異なり実技や課題提出がないため、過去の実績を具体的に表すには「得意先企業を〇件かかえていた」「売り込んだ商品はいくら」「売り上げ成績は年間いくら」というように数値を用いることでしか表現できません。
具体的な数字を用いず、たとえば「多くのお得意様に、様々な商品を売り込んで営業成績も良いほうでした。」などとアピールしたところで第三者にとっては客観的に判断できうる内容とは言えず、説得力に欠けてしまいます。明確な数字を用いて、分かりやすく自分をアピールする姿勢が大切だということを頭に入れておいてほしいです。
また、営業職に最も求められるスキルは「コミュニケーション能力があり、商品を売ることができること」ですので、転職試験において何よりも自分自身を売り込むことのできる表現力を意識しましょう。採用担当者に「この人は“アピールする方法”をよく分かっている。これなら当社の商品もうまく売り込んでいけるだろう。」と思わせるのです。
営業力のある人材は、扱う商品が異なっても実績を築けるものであり、その根底に必要とされるスキルは、数値に対するコミットメントの強さ、適応能力、コミュニケーション能力、課題の認識・解決・提案力などです。もしも前職が営業で、経験を5年以上積んでいるのであれば、マネジメント経験の有無が重要なスキルとなってきます。
ちなみに、採用担当者は求職者の経歴にブランクの時期があることを嫌う傾向が強いので、できる限り現職に就いたまま転職活動を頑張るようお勧めします。
アパレル業界内での転職事情
- 2011-08-26 (金)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
終身雇用が当たり前でなくなった昨今では、転職の道を選ぶ人が増えてきました。
勤めていた会社を自主的に辞める人、倒産やリストラにより転職せざるを得ない人など、転職を決める理由は様々です。
アパレル業界においても、転職はもはや普通のこととして受け入れられる風潮になっており、アパレル企業を辞めた人の半数以上は再びアパレル関係の仕事に転職しています。
その第一の理由は、それまでの経験が生かせることが強みとなるからです。業界に慣れているゆえに仕事にも就きやすく、採用する企業の多くは、アパレル業界の出身者を優先して採用することが多いようです。
会社の決まりごとや事務処理の方法など、細かな規則については入社後に慣れなければなりませんが、アパレルに関する実務や業務で使う専門用語などはほぼ同じであり経験者はすんなりと入ることができるため、アパレル企業間の転職は活発化しています。例えばメンズのスーツメーカーからベビー服メーカーへ転職したり、ネクタイの専門会社へ転職するなど、同じアパレル業界内での違う職種への転職も増えています。
アパレル企業の中には財務体質が健全とは言えないところも多く、倒産する会社や倒産寸前の会社があります。そのような企業で働いている社員がライバル社に目をつけ、そちらへ転職するケースはよく見かけます。これは特に前職が営業職の場合に多く見られ、例えばメンズのアウターメーカーから他のメンズのアウターメーカーへ転職することもあります。同業出身の営業職は即戦力になりますし、それまで築き上げた得意先とのネットワークが丸ごと自社に入ってくるという理由から採用されやすいようです。
アパレル業界に転職したいなら
- 2011-08-10 (水)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
アパレル業界に転職を希望しているなら、一般的な転職支援企業や人材派遣会社よりもアパレル専門の人材紹介会社を活用することをおすすめします。
一般的な転職支援企業やハローワークよりも、はるかに案件数が豊富ですし、担当者が専門的な知識を持っているので相談しやすいというメリットがあります。
担当者の中にはアパレル業界で何年も働いていたという経歴の持ち主もいるため、「実際のところはどうなの?」といった本音や実態を聞き出すこともできます。
さらに、人気の高い販売職、デザイナーやパタンナーなどの専門職、あるいは事務職などアパレル業界における様々な職種に関して一般には公開していない非公開の求人を紹介してもらえることが多く、一般企業とは異なるアパレル企業特有の面接対策や業界情報などを得られる可能性も高いです。
雇用形態としては、正社員・契約社員・パート社員・派遣社員・アルバイトなど色々ありますが、専門職でパート社員やアルバイトとして働ける機会は少ないでしょう。
専門職として就職している人の多くは、専門学校などで基礎を学んでおり、中には学生時代に資格を取得して就職試験を受けに来る人もたくさんいます。
そのため、他の業界からアパレル業界の専門職に転職をできる可能性は非常に低いのが現状です。(中には強力なコネを活用したりして転職を成功させるツワモノもいるようですが・・)。
ちなみに、アパレル業界に限らないことですが、転職試験で何よりも重視されることは
・「前職で何をしてきたのか」=経験値
・「能力(得意分野、活かせるスキルなど)は何か」=スキル要件
・「自社でどのような貢献ができるか」=期待値
です。転職者を採用する場合は、企業の見方が新卒時の採用とは明らかに違います。
新卒採用者はいわば、将来その企業を支える人材として育てていくためにふさわしい「見込み社員」であり、企業からすれば「将来への投資」です。
一方、転職者は即戦力として捉えられ、企業が「育てる」のではなく企業に「貢献できる」人材と見込んで採用を決めます。
そのため、転職を考えるのであれば、ただ「職種に就きたい」「憧れの企業で働きたい」というだけでなく、自分の実力を高める努力や、適性を見極めることも大切です。
ホーム > タグ > 転職