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転職コンサルタント~虎の巻~ のアーカイブ
アパレル業界マメ知識 ~販売のポイント~
- 2011-07-16 (土)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
最新のファッショントレンドを発信するアパレル業界は、特に女性に人気の業界の一つです。アパレル業界には数々の職種がありますが、新入社員が必ずと言っていいほど体験するのが“販売”のお仕事です。販売にとって最も需要なミッションは、お客様にいかに自社商品を買っていただくかということ。今回は、販売のポイントについてご紹介します。
お店に来店されるお客様が一人でいらっしゃることもあればお友達などと複数でいらっしゃる場合など様々なシチュエーションが考えられます。
多くの販売員の方が、「接客しやすいのはお一人様のケース」と言うのを耳にしますが、複数で来店されるお客様とのやりとりの方が、実は販売員にとってとても勉強になるのです。
お友達など連れ合いの方のアドバイスに注目してみてください。ご本人にとっていかに的確なアドバイスをしているかということが分かります。たとえば、以下のようなやり取りを実際に経験したり、目にしたり、聞いたりしたことはありませんか?
お客様「このワンピースどう思う?」
お友達「そのワンピだけだと少し地味ね。このカーデガンを合わせるといいかも。」
お客様「こっちのジャケットもいいなあ。」
お友達「ん~、それはこの前買ったのに似てる。」
お客様「そう言われればそうだね・・! じゃあこのカーデガンにする♪」
などなど。お客様の連れ合いの方は販売員よりもお客様のことを知っており、販売員とは異なる視点で見ているケースが多いため、ハッと気づかされる指摘を聞くこともしばしば。
販売員としてお店に立っていると、売上を意識してしまったり、「こんなことを言ったら気分を損ねるのではないか?」と不安になってしまい率直な意見を言えないこともありますが、お客様が聞きたいのは上辺の意見や褒め言葉よりも的確なアドバイス。そのアドバイスに納得して「買いたい」と思い、初めて商品を購入するのです。
複数で来店されるお客様のやりとりは発見の宝庫ですので、そのような視点を持って販売に臨むと良いですよ。
アパレル業界マメ知識~カラーコーディネートの基本②~
- 2011-07-13 (水)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
アパレル業界で働くなら、「色」を効果的に操るカラーコーディネートの基本はおさえておいてほしいところ。ここではカラーコーディネートの基本についてご紹介します。
【「色」のトーンを統一すると、まとまり感がアップ!】
トーンとは、色の明るさ(明度)と鮮やかさ(彩度)の組み合わせのことで、「色調」ともいいます。トーンを統一して色を選ぶと、まとまり感のある印象を表現することができます。
【アクセントカラーを取り入れて、強調感をアップ!】
たとえばベージュ系でまとめたコーディネートの中に赤いスカーフを使ってみるなど、無難でおとなしい色使いの中に一色だけアクセントカラー(強調色)を使うことで視線を集中させることができ、メリハリを出すことができます。アクセントカラーには少量で暖色系の色を使うのがポイントです。
【規則性を持った色の配列で、自然な落ち着き感をアップ!】
色を並べるとき、ある規則性をもった並べ方をすると、見た目が自然になり落ち着いた印象を表現できます。「カラー・ライゼーションのルール」と呼ばれるこの方法では、色の並べ方は虹の並び順を基本としています。
赤・オレンジ・黄・黄緑・緑・青緑・青・青紫・紫・赤紫・白・グレー・黒・ナチュラルカラーを、左から右、前方から後方、上から下というように並べることで、見やすくすっきりした印象になりますので、店内のディスプレーに活用されているケースが多く見られます。
アパレル業界マメ知識~カラーコーディネートの基本①~
- 2011-07-10 (日)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
アパレル業界で働くなら、「色」について基本的なことを少しは知っていてほしいものです。「色」は人が得ることのできる視覚情報の中で真っ先に目に入る情報であり、様々な印象を残す重要な要素です。色を使って効果的な演出をする“カラーコーディネート”を得意分野にすることができると、アパレル業界において活躍の場は広がります。
お店のディスプレーを魅力的につくり集客アップにつなげたいと考えるなら、空間のつくり方(空間コーディネート)にプラスして、カラーコーディネートが重要なポイントとなります。
たとえば、遠くからでもよく目立つようにお店をディスプレーしたい場合、赤・オレンジ・黄などの暖色系の色を使うと効果的であり、このような目立つ色は“誘目性の高い色”と言われます。
一方、お店やブランドコンセプトを鮮明に打ち出したい場合は、扱う色を絞りテーマカラーを統一するようにします。その際のポイントは、イメージに適したテーマカラーを設定し、色が持つイメージを大切にすることです。たとえば、赤が持つイメージは“情熱やアクティブ、興奮”などであり、青が持つイメージは“落ち着き、清涼感”などです。
色が連想させるイメージはさまざまであり、このような効果は心理学にも通じるほど。
色が人に与えるイメージには影響力がありますので、アパレル業界を目指す人には、ぜひ興味を持って知識を蓄えていただきたいと思います。
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