転職コンサルタント～虎の巻～ のアーカイブ

アパレル業界で働くのなら、やはり今年や翌年の流行をしっかりとキャッチしておきたいですよね。流行に敏感な販売員さんは、お客様とのトークも弾みますし、コーディネートに関する的確なアドバイスもお客様にお伝えすることができます。
また、早めに流行をキャッチすることで、ニーズに合わせた服作りを行うこともできます。
では、どのようにして流行を知ることができるのでしょうか？

まず、流行はつくられているものだということをご存じでしょうか？
実売期の約2前には流行色の方向性が決定されており、実売期の約1年半前にはファッショントレンドの方向性が決定されています。
この時期に、真っ先にその流行がアパレル業界人向けに発信されるのが欧米、主にパリです。
トレンドの情報会社から発信される情報を参考にデザイナーたちがデザインを始め、発表していきます。
また、日本においては「社団法人日本流行色協会(JAFCA)」から「アドバンスカラー・ファッションカラー」が発表されます。
そしてこの時期、アパレル展示会やファッションシャーが行われます。ここでやっと、一般の人も次の流行を知ることができるわけです。

アパレル企業で働いていると、仕事の一環として展示会やファッションショーに足を運ぶことが多いと思います。この機会を逃してはいけません！展示会やショーでしっかりと流行を勉強しましょう。

また、同じ時期に雑誌やテレビを通して流行が発信されますので、それと照らし合わせるとより流行りそうなものを把握することができます。

ファッションの流行をキャッチするためには、日ごろからいろんな雑誌やファッション関係のテレビをチェックしておくことが大切です。担当しているジャンル、興味のあるジャンルはもちろん、男性誌や外国のファッション誌に目を通しておいても、さらに流行に詳しくなれるはずです。
また、ただ流行を知るだけでなく、流行を取り入れつつも、個性あるスタイルを自分なりに考えてみることも、他と差をつける方法でしょう。

和服に興味のある方はご存じかもしれませんか、和服を扱うお仕事として、「着付け師」というお仕事があります。
着付けとは着物を形よく着ること、着せることで、成人式や結婚式の時などは、美容院等でお世話になる方もいるかもしれませんね。
そのお世話をしてくれる人が着付け師ですが、着付け師になるためには特に資格は必要としません。服飾系の専門学校や、カルチャーセンターなどでの着付け講座、着付け専門の養成学校などで着付けの技術を学び、それが実践に活かせるようになれば「着付け師」を名乗れるようになれるというわけです。
しかし、ただ学んだだけでは着付け師として就職するのは困難でしょう。着付けを行っている美容院等でもスタッフの中に学んだ人がいれば、プロを雇う必要もないのです。
そこで、就職に役立てるために、着付けや和服関係の資格を取得しておくと便利です。着付けには国家資格はありませんから、着付けを学んだことを証明できる民間資格を取得します。

着物関係の資格としては、全日本きものコンサルタント協会認定の「きものコンサルタント」や、全日本着付け技能センターの「着付け技能検定」などを取得しましょう。
着付け技能検定は、平成21年10月15日付けで新たに技能検定試験の対象になったものです。この試験は着付けに関する知識や技能を問うもので、学科試験と実技試験が行われます。1級と2級があり、合格者には「○級着付け技能士」の称号が付与されます。

プロの着付け師を名乗れるようになってからは、着付けの教室やカルチャーセンターの講師として働くか、結婚式場、写真館などで成人式などの繁忙期に期間限定スタッフとして働くケースが多いようです。
着付け師を名乗るからには、自身が和服の着こなしのお手本にならなければなりません。和服に似合う言葉使い、仕草などもしっかりと学びましょう。
また、冠婚葬祭でのマナーなどについて詳しいと、着付け師になってから必ず役立つでしょう。

スカートに関する用語は以前ご紹介させていただきましたが、お客様への接客対応の時に役立つスカートの知識についてお話しましょう。
ファッションには、「見せる」ファッションをする女性も多いと思いますが、ご自分の体型に自信のない方は、なるべく「隠す」ファッションを目指すかもしれません。この「見せる」ファッションと「隠す」ファッションを使いわけることで、お客様にぴったりのファッションが完成するのです。
体型について言及することはNGですが、さりげなくお客様にお似合いのスカートをお勧めしてみましょう。

・ウエストが気になる方
ウエスト周りが気になる方には、フレアスカートがおススメです。
フレアスカートとは、裾が朝顔の花びらのようにふんわりと広がっているスカートのことです。裾の広がりに目が行き、ウエスト部分は目立たなくなります。
ちなみに、フレアスカートは挑戦しやすいスカートタイプの中では最もスタイルがキレイに見えるスカートです。
・ふくらはぎが気になる方
ふくらはぎが気になる方には、ロングスカートがおススメです。これは、しっかり隠してしまうスタイルで、ものによっては重い印象を与えてしまうこともありますが、品のあるロングスカートは大人の女性にぴったり。
しかし上半身にもコンプレックスがある方が穿くと、全身太く見えてしまいますから、注意が必要です。最も難しいスカートのタイプだといえるかもしれません。
また、ふくらはぎが気になる方は、裾がふわっと広がっているフレアスカートもおススメです。
・ヒップが気になる方
ヒップが気になる方は、タイトスカートがおススメです。タイトスカートはピタッとしていて逆に目立つのでは？と思われがちですが、姿勢さえ良ければとても美しいラインになります。しかしふくらはぎは目立ってしまうので、ヒップやウエストは気になるものの、脚は細めの方にぴったりです。
・脚全体の太さが気になる方
太ももからふくらはぎまで、脚全体が気になる方は、パンツやひざ丈のスカートで隠してしまうよりも、ミニスカートで出してしまった方が細く見えます。