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転職コンサルタント~虎の巻~ のアーカイブ
モード界の帝王
- 2012-01-18 (水)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
イタリアモード界の帝王と呼ばれるブランドが、GIORGIO ARMANI(ジョルジョ・アルマーニ)です。アルマーニは最高級ブランドであり、常に世界のビジネスマンたちに愛され、憧れの的として君臨してきました。
ブランド創立者であるGIORGIO ARMANI(ジョルジョ・アルマーニ)は、1934年にイタリアのピアチェンツに生まれます。高校卒業後は医師を目指して医学部に進学しますが、兵役のため大学を離れ、そのまま中退。その間に恋人が事故死するなど辛い経験をしたことも広く知られている話です。
アルマーニは兵役終了後、ミラノの大手百貨店に就職し、紳士服のバイヤーを経験します。
デザイナーに転身したのは1965年、アルマーニが31歳の時です。セルッティ社のメンズウェア「ヒットマン」のデザイナーとしてスカウトされ、68年にはセルジオ・ガレオッティと出会い、独立を促され、70年で独立。75年にはセルジオ・ガレオッティとの共同出資で「GIORGIO ARMANI SPA」社を設立しました。この時の資本金は1万ドルだといわれています。
その後、ジュニア部門「GIORGIO ARMANI JUNIOR」、下着部門「GIORGIO ARMANI INTIMO」、アクサセリー部門「GIORGIO ARMANI ACCESSORIES」などを次々と発表。贅沢な素材や、シルエットの美しさ、そしてその高度な技術が認められ、79年にはニーマン・マーカス賞を受賞し、世界中が注目するトップデザイナーへと成長していきました。
その後、セカンドラインである「EMPORIO ARMANI」 (エンポリオ・アルマーニ) 、ジーンズラインである「ARMANI JEANS」を発表し、さらなる賞も受賞しています。
1980年代に突入すると、「モード界の帝王」と呼ばれるようになり、現在にも続く地位を確立したのです。
当初から貫きとおしてきた「品質の良さ・シルエットの美しさ・着心地の良さ」は健在で、その評価の高さから多くの映画でその衣装が使用されてきました。
31歳でデザイナーに転身し、これほど精力的に活動し、そしてこれほどの名誉ある賞を受賞し、これほど多くの方々に愛されてきたブランドはあるでしょうか。
現在デザイナーを目指している方にも大変励みになり、目標とすべきブランドともいえるかもしれませんね。
注目すべき個性派ブランド!
- 2012-01-16 (月)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
蝶や、個性あふれるバラなどの花柄が印象的な、ANNA SUI(アナスイ)。
黒や紫をイメージカラーに、アジアンテイストと70年代のノスタルジックを交えたガールズスタイルを提案しています。
アナスイはアパレルブランドとしても知られていますが、コスメでも有名なブランドです。香水やコスメなどは、あらゆるデパートで置かれていることもあり、日本人女性にとってはとても馴染みのあるブランドではないでしょうか。
アナスイの創立者であるANNA SUIは、中国系アメリカ人2世として誕生した、アメリカのミシガン州デトロイト出身のデザイナーです。4歳の頃から洋服のデザインに興味を持ち、当時から自分の服のデザインをしてきたといわれています。
ミューヨークのパーソンズ美術大学を卒業してからは、数社の水着・スポーツメーカーでデザイナーとして働き、1992年に念願の初のブティックをニューヨーク・ソーホーにオープンさせました。
そして翌年にはCFDAアワードの新人賞にあたる「ベリー・エリス賞」を受賞。世界的ブランドへと急成長した注目すべきガールズブランドなのです。
当初は個性的な洋服のデザインで注目を集めてきましたが、1998年には自身の夢であったコスメを発売。これが更なるヒットを呼び、日本でも多くのアナスイファンが存在します。
アナスイの洋服は煌びやかで妖艶な雰囲気を醸し出しているものが多く、デザインだけを見ても一目でアナスイということがわかるほどの個性を感じさせます。
日本では、婦人服の販売権は伊勢丹にあります。財布やポーチなどの小物にも力を入れており、蝶のワンポイントがあしらわれた深みのあるパープルを始めとするダークカラーが人気。
アナスイの店舗は世界に380店舗以上あり、そのうちの80店舗以上が日本にあります。本社はアメリカニューヨークにありますが、出身地でもあるアメリカではなく、日本を中心としたアジアで主に活躍しているブランドです。
コスメはもちろんのこと、アパレル商品の更なる展開に期待したいですね。
世界からも支持される裏原宿系ブランド
- 2012-01-14 (土)
- 転職コンサルタント~虎の巻~
子どもから大人まで、男女ともに愛されるストリート系ブランドが、「A BATHING APE」です。通称「BAPE(ベイプ)」として特に中高生から支持を集めています。
ブランドは、1993年、NIGO(本名:長尾智明)が設立したことから始まりました。
NIGOは、文化服装学院のエディター科で服飾について学び、入学時から西麻布にあったクラブ「P.ピカソ」に通い始めました。
P.ピカソでは、藤原ヒロシのイベント「ファミリー」でDJとして手伝い始め、藤原ヒロシに顔が似ていたことで「2号」と呼ばれ、「NIGO」と名付けられたといわれています。
BAPEのトレードマークといえばサル。サルの顔を迷彩柄に組み合わせた商品が人気で、サルをアニメ調にしたマイロというキャラクターもお馴染みです。マイロを他のキャラクターとコラボレーションさせたりと、デザインに遊び心があることが特徴です。
BAPEが一躍ストリート界の有名ブランドとして踊り出たのは、コーネリアスやスチャダラパーなど、若者から支持を集めているミュージシャンが着用したことが始まりで、特にヒップホップ系のグループが続々とBAPEの服を着用することで、それに追従する世代から急激に人気を博すようになりました。
ストリート系ファッションが流行した2000年頃には、BAPEの服を着ていることがステータスとなり、現在でも「裏原宿系」と呼ばれるブランド群の代表格として揺るぎない人気を誇っています。
その人気は日本だけに留まることなく、アジア、ニューヨークなどにも広がり、原宿のショップには外国のお客さんも後を絶ちません。
服飾を中心としながら、同ブランドのカフェや音楽を展開したりと、アパレル業界以外でも活躍の場を広げています。
また、3ヶ月に1冊のペースで宝島社から発売している雑誌も大変人気があり、発売から少し経った時点で定価よりも高い値段がつくこともあります。毎号に付いている付録のクオリティが高く、オークションでは更に高値が付いていることもあるほど。
これからも、更に活躍の場を広げていくことに期待できるブランドです。
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