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クリスチャン・ディオールの舞台裏に潜入、映画「ディオールと私」

世界的に有名なファッションブランド「Christian Dior(クリスチャン・ディオール)」。
1946年に創業、1947年にS/Sコレクションでパリデビューし、細く絞ったウエストと、ペチコートを仕込んで膨らませたフレアスカートは「ニュールック」と呼ばれ注目を集めました。
当時は戦後で資材不足だったこともあり、布をふんだんに使ったデザインは少なかったそうです。
その中でアラビア数字の「8」に似たシルエットを作り出したクリスチャン・ディオールは、その後パリのオートクチュール界のトップに輝いたといわれています。

現在のクリスチャン・ディオールのデザイナーは、ラフ・シモンズ。
昨年4月に、ラフ・シモンズがディオール就任後、初めて手がけたコレクションが発表されています。
このオートクチュールコレクション舞台裏に迫るドキュメンタリー映画が公開されることとなりました。
ラフ・シモンズはベルギー出身のデザイナー。
ラフ・シモンズという自身の名前をブランド名とした男性下着ブランドの展開は行われていましたが、オートクチュール界は皆無、自身もファッションにおける正規の教育は受けていないそうです。
そのため、2012年に彼がディオールのアーティスティック・ディレクターに就任すると発表されたときには、ファッション界は大きな衝撃を受けたといわれています。

通常、コレクションは半年近い歳月をかけて行うのですが、ラフ・シモンズに与えられた期間はたったの8週間。
この短期間で挑んだディオールのコレクションの舞台裏に、映画監督フレデリック・チェンが潜入し、ディオールに勤める職人たちや、ラフ・シモンズの苦悩、クリスチャン・ディオールの絆を映し出しています。

日本での公開は2015年3月、Bunkamuraル・シネマ、他全国ロードショーが予定されているそうです。

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