- 2013-11-27 (水) 19:41
- ブランド紹介
現在女性のバッグやアクセサリー関連製品など、全体的にエレガントな雰囲気をもった商品を取り扱っている「LANCEL(ランセル)ですが、ブランドの始まりはバックやアクセサリーとはちょっと結びつかない意外な商品からスタートしました。
LANCEL(ランセル)がスタートしたのは、1876年フランスのパリ。
女性であるアルバート・ランセルは「喫煙具」のビジネスを始めたのがきっかけでブランドをスタートさせたのです。喫煙具ビジネスは見事に成功し、初期は喫煙具のみをおいていましたが、事業拡大と共に様々な雑貨や女性用の装飾品を取り扱うまでに成長していきます。
女性用の装飾品などはもちろんですが、小物や飾り物に力を入れ始め、1900年代にはランセル初期のハンドバッグが作られたのです。1920年には店舗数も20店に増え、お店には喫煙具はじめ金銀器・磁器・水晶など様々なものがディスプレイされていきます。
そして1927年。ランセルの伝説となるアール・デコ調のバケットバッグが生まれます。このバッグは2006年に「Premier Firt(プルミエ・フラート)」と言う名前でよみがえり、ブランドの精神を表すアイコンにも例えられます。
29年にはメゾン・ランセルをオペラ通りに移転。今現在もランセルのフラグシップショップとしてこの場所にあり、ヨーロッパ以外にもアメリカ・アジアなどに1000を超える店舗が存在します。
1956年には、世界的にも有名になる「カンガルーパテントのスーツケース」を発表。外側にポケットや、ナイロンキャンバスで作られたケースは当時としては珍しい合成素材を使っており、革を中心にバッグを作っていたバッグ界において大きな革新をもたらしました。
それから約30年後の1987年に「Elsa(エルザ)」という名前を冠する円筒形バッグが登場し、数百万のセールスを記録するほど有名に。
1997年から2004年まで日本で出店するものの、7月末で日本市場から撤退。しかし2008年にはランセルジャパンを設立し、翌年2009年には日本初旗艦店を六本木ヒルズけやき坂にオープン、この年に「アンジェリーナ」と呼ばれるスタイリッシュなデザインの真バッグラインが発売となります。
ランセルは有名な画家とのコラボレーションを行うなど常に独創的なバッグの開発・発表を行っているのも特徴。また出店当初と同様に、バッグ以外にも靴・財布・ベルトなどラインナップも幅広いパリを代表するブランドと言えます。
関連する投稿
- 新しい投稿 »: マカロン発祥のお店から飛び出したコスメブランド「レ・メルベイユーズ ラデュレ」
- « 古い投稿: バーバリーと並ぶ歴史の長い服飾ブランド「LANVIN(ランバン)」
コメント:0
トラックバック:0
- このエントリのトラックバック URL
- http://cass-blog.com/brand-introduction/2013-11-27/%e3%82%a2%e3%83%91%e3%83%ac%e3%83%ab%e3%81%a8%e3%81%af%e7%84%a1%e9%96%a2%e4%bf%82%e3%81%ae%e3%83%93%e3%82%b8%e3%83%8d%e3%82%b9%e3%81%8b%e3%82%89%e5%a7%8b%e3%81%be%e3%81%a3%e3%81%9f%e3%83%90%e3%83%83/trackback
- Listed below are links to weblogs that reference
- アパレルとは無関係のビジネスから始まったバッグブランド「LANCEL(ランセル)」 から “憧れのファッション・アパレル業界で働く♪”~シーエーセールススタッフ~