- 2013-05-10 (金) 16:26
- ブランド紹介
ファッション性と快適性を同時に追求したことで高く評価されているのが、パリで生まれたレーベル及びデザイナー「Ted Lapidus(テッド・ラピドス)」です。
テッド・ラピドスは、ミリタリースタイルを打ち出したデザイナーです。また、世界で初めてショールカラーのニットカーディガンやジャケットを発表したことや、オートクチュールにジーンズを取り入れた初期のデザイナーの一人でもあります。最もテッド・ラピドスの名を世に広めたのが、サファリ・スーツです。サファリ・スーツは大変人気を呼び、60年代から70年代のファッションシーンのアイコンとなりました。
ユニセックスなコレクションを持ちこんだことでも有名。「フレンチクチュール詩人」とも表現され、顧客にはビートルズ、ジーン・セバーグ、ブリジット・バルドーなどの大物が名を連ねています。
テッド・ラピドスは、1929年、パリに生まれます。ロシア系移民の家族であり、父親はテーラーを営んでいました。妹のローズはフランスのブランド「トラント」の創業者であり、ファッションに携わる一族だといえます。
テッドは、15歳で純粋哲学に心奪われ、のち一転してパリ大学医学部に進学します。しかし、第二次大戦の際、服のデザイン活動を行ったことがきっかけで、ファッションの道を志すようになります。在学中にモンテーニュ街のクラブ・ド・パリの一隅にモード店をオープン。
戦後、東京にわたり生産管理に関して学び、49年にはクリスチャン・ディオールに入社します。
51年、パリにて自身のレーベルを設立し、57年には自身の名を冠したメゾン「テッド・ラピドス」を設立。
80年代には、ブランドはテッド・ラピドスの息子である、オリヴィエが引き継ぎます。
2008年、12月29日、呼吸不全のためフランスのカンヌの病院で死去。享年、79歳でした。
テッド・ラピドスの作品は、テーラードスーツなどのかっちりとした服作りに定評があり、現在は紳士服を含めた既成服部門に力を入れています。
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