- 2012-07-02 (月) 10:01
- ブランド紹介
セリーヌの発祥は、1945年に女性実業家であるセリーヌ・ヴィピナが夫であるリチャードとともに開いた皮革の子供靴専門店をオープンさせたことでした。
パリの革職人の技術を生かした子供靴で、上流階級に特に好評を得たことで商品数を増やしていき、人気ブランドの仲間入りを果たします。
1959には子供靴だけでなくレディース靴の販売を始め、香水やスカーフ、そしてハンドバックなども展開していきます。
ハンドバックの製造販売を始めた60年代後半に、馬車の柄とバックルのバック「サルキー」や、馬具金具をモチーフにした一枚革の靴である「モカシン」が大ヒットし、人気ブランドとしての確固たる地位を築きあげました。
また、プレタポルテ・コレクションを開始したことでパリの上流階級層から圧倒的な支持を誇ります。セリーヌのプレタポルテは、オートクチュールとは違ったカジュアルな雰囲気で、上流階級の普段着として定着していきました。
しかし、上流階級の代名詞であったBCBG(良い趣味、良い階級の意味で、上流階級のフレンチカジュアル)が徐々に廃れていくにつれ、セリーヌは上品な高齢層のブランドとして定着し、新しいスタイルを提案していくブランドとしての勢いも徐々に衰えていきました。
87年、フィナンシエール・アガッシュ社に買収されて傘下に入り、経営や組織などの改革に突入。
徐々にブランドとしての力を取り戻していきます。
新たな展開を迎えたのはマイケルコースをチーフデザイナーに招いた1998年秋冬。
デザインの方向性を機能性と実用性に重きを置いたことで、カジュアルを好むキャリアウーマンから好評を得るようになります。
日本に初めての路面店ができたのは、2004年の9月。表参道にて、総面積330平方メートルという当時としては最大規模のブティックをオープンさせました。
2005年には、東京・銀座の並木通りにも路面店をオープンしています。
同年のクルーズコレクションからは、イヴァナ・オマジックがアーティスティック・ディレクターを務め、2010年からはフィービー・ファイロがクリエイティブ・ディレクターを務めています。
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