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レディー・ガガの世界ツアー衣装に選出された新進デザイナー

2011年6月に行われたMTV　AID　JAPAN　AWARDのレディー・ガガの衣装を手がけたことで注目を集めているのが、「クリスチャンダダ(CHRISTIHAN DADA)」です。その衣装は紅白インタビュー衣装にも使用されました。
また、2012年4月にはレディー・ガガ世界ツアーの衣装を、アルマーニ以外でのデザイナーとして初めて選出されました。

クリスチャンダダは、アドレッセンス(思春期)性がコンセプト。服を「着る」という概念にとらわれずに、各個人のアイデンティティの一つの「ツール」として表現しています。
幻想的であり、常に斬新なデザインを提供しているのが特徴。他には絶対にないような発想が、レディー・ガガにも受けたのでしょう。

1984年生まれの森川マサノリが、2010年に、ブランドを設立しました。
シャルルアナスタスより独立した後に、友達とファッションブランド「リブレゾン」を設立します。しかしその後2009年に同ブランドを脱退。
2010年の秋冬より、自身のブランドであるクリスチャンダダをスタートさせました。
2011年の秋冬から、単独ランウェイ形式で、コレクションを発表しています。

2011年の春夏コレクションのテーマは、「ネオ・カムデン」。
パンク、メタル、ハードコア、エモ、ゴスを愛するカムデンに住む架空の人々をフィーチャーしてコレクションを制作しました。

2012年の秋冬コレクションのテーマは「LOST(私たちの還る場所)。
バンドの「Under Byen(アンダー・ビエン)」の「Plantage(プランテージ)」からインスパイアされ、森林の行く末を問いかけるように展開しました。
このコレクションでは、森川マサノリが「以前からやりたかった」と公言していたファン待望のカウレザーや、ムートンライダースジャケットが初登場しました。他にも、ジャガードとデニムのコンビ素材や、ジャガード素材で袖口にリブやボアをあしらったGジャンなど、アウターが充実したコレクションとなっています。
同コレクションでは、レザースモッキングのホルターネックが特に印象的。レディースに近いシルエットで、ユニセックスよりも一歩踏み込んだ「ノージェンダー」の空気感を漂わせています。

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