- 2012-09-09 (日) 19:58
- ブランド紹介 | 転職コンサルタント~虎の巻~
常に流行の最先端を行くブランド、ディオール(Dior)。
ディオールは、1946年、フランス生まれのクリスチャンディオールが自身の名を冠にして立ち上げたブランドです。
クリスチャンディオールは1905年、フランスのノルマンディ地方で比較的裕福な実業家の家に生まれます。両親の希望で外交官を目指し勉学に励みますが、政治学院在学中にシュールレアリスムに魅せられ、画廊を開設。しかし、1930年代の恐慌のあおりで失業してしまいます。
この時、友人からデッサンを習い、帽子のデザインが好評を博したのを機会に、服飾関係へと進路を変更していきます。
そしてその後、画廊時代のつてで、ファッション業界へと足を踏み入れました。
ディオールが独立したのは、1946年。リュシアン・ルロンのメゾンで働く彼の才能に目をとめたマルセル・ブサックが援助し、初のブティックをオープンさせます。
1947年にパリコレデビュー。
その際発表した、ペチコートで膨らませた曲線を強調したなだらかな肩と、細く絞ったウエスト、そしてくるぶしまであるロングスカートといったファッションがモード界に衝撃を与えます。衝撃を受けたうちの一人である雑誌編集長カーメル・スノウが「まさにニュールックだ」と言ったことがきっかけで、彼のデザインは「ニュールック」と呼ばれるようになりました。
その後、50年代後半まで、ジグザグライン、バーティカルライン、オーバルライン、シニュアスライン、チューリップライン、Hライン、Aライン、アローラインなど、次々と新しいシルエットを提案していきます。
1948年には、香水部門であるパルファン・クリスチャンディオールを設立します。香水だけでなくネクタイや食器類などを生産し、これがブランドビジネスの先駆けとなりました。
しかし57年、クリスチャンディオールが心臓麻痺によって53歳という若さで死去。
ディオールの死後、主任デザイナーに抜擢されたのがイヴ・サンローランでした。
60年にイヴ・サンローランがアルジェリア戦争で徴兵された後は、マルク・ボアンが就任しています。
次々と新しいスタイルを生み出してきたディオールでしたが、徐々に衰退していき、70年代からは経営危機を迎えます。しかしベルナールアルノーが経営を引き継ぎ、ブランドを再興させ、現在では、LVMHを経営上の傘下に持つほどに成長しました。
2000年にメンズライン「ディオールオム」を立ち上げ、大きな反響を呼び、メンズファッションブランドとしての人気も確立しています。
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