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アパレル業界に関するマメ知識 ~テレビCMの新たな動き~
- 2011-04-04 (月)
- アパレルニュース
ひと昔前までアパレル関係のテレビCMは他の業界に比べて少ないものでした。
テレビの視聴者層は子供からお年寄りまで広範囲に渡りますが、アパレルメーカーのブランド戦略としては、顧客ターゲットを年齢層や好みのファッションスタイルなどによって細分化しジャンル分けする必要があるため、ブランド戦略の一環としてテレビCMで広くアピールする手法は効果的でないとされてきました。
しかしながら最近では、株式会社ファーストリテイリングのUNIQLOのヒットをきっかけに、アパレルメーカーのテレビCMも活発化しており、アパレル業界の広告戦略に新たな動きが広まっています。
たとえば株式会社ポイントが運営する人気ブランド「LOWRYS FARM(ローリーズファーム)」は、女優の仲 里依紗(なか りいさ)を起用して初のテレビCMを放映すると発表しました。
「LOWRYS FARM」は、20~30代の女性をメインターゲットにしたブランドで、 ”クオリティ&リラックス”をコンセプトに普通の生活感覚を持った女性へ、飽きのこないベーシックアイテムとシーズントレンドをミックスした女の子らしいアイテムを提案し人気を博しています。
初のテレビCMでは、仲 里依紗が演じる”普通の日常感覚を持った等身大の女の子”を中心にストーリーを展開しており、「今日も、会いたい人がいる。
」をコンセプトに、これから会う人のことを想いながら着る服のことを考えるという日常のシーンを切り取ることでブランドの魅力を伝えています。
また、株式会社クロスカンパニーが展開するブランド「E hyphen world gallery(イーハイフンワールドギャラリー)」も初めてのテレビCMを決定し、今年3月初旬より全国放映が開始されました。
2011年度の自社ブランドキャラクターを務める女優の上野樹里を起用し、スタンダードとトレンドをミックスさせた多種多様な加工と素材にこだわるリアルクローズなブランドコンセプトを大いに宣伝しています。
何気なく目にするテレビCMも、たとえばそのメーカーの立場に立った視点で視聴してみると違う見方ができて勉強になります。
皆さんも、ちょっと気にして見てみてはいかがですか。
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