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基礎知識
知っておきたいアパレル業界用語「サイズ」
- 2013-10-16 (水)
- ブランド紹介
アパレル業界に限らず、一般でも普通に使われている「サイズ」と言う用語。アパレル・一般どちらも「大きさ」や「寸法」を指す言葉ですが、今回はさらに突き詰めてご紹介して行きます。
日本国内では昭和55年~62年の間に「日本工業標準調査会」が成人男子用・成人女子用・少年用・少女用など対象や用途ごとに発行したJIS規格があり、平成4~6年にかけて「人間生活工学研究センター」が人体計測・集計を行い、新たなJIS規格が発行されました。
まずは、洋服のサイズ表記に関する誤解を解きましょう。
洋服の襟元や内部にタグで表示される「サイズ」は、多くの人が「服のサイズ」と認識していますが、実は「洋服のサイズでは無く」「洋服を着る人のサイズ」を示しています。ブラウスに表示されるバストサイズや、パンツに表示されるヒップやウエストサイズも同様に「着る人間のサイズ」を表しています。(全日本婦人子供服工業連合会より)
婦人服の表記を行う場合日本式では「5/7/9/11号~」という形でサイズが表記され、数字が小さいほどサイズが小さく、数字が大きいほどサイズが大きくなっています。また「A/Y/AB/B」で体型の区分、「P/R/PP/T」で身長の区分を表示し、上記のサイズ表記が実際に使われる場合は「11AR」「9AP」といった形で表示されます。
上記に変わり、JIS規格以外で表記されるのが「XS/S/M/L/XL」のアメリカ表記。メンズやレディース服などでコチラの方が馴染み深い人も多いはず。
サイズの目安は以下のとおりです。
S=バスト:72~80cm ヒップ:82~90cm ウエスト:58~64cm
M=バスト:79~87cm ヒップ:87~95cm ウエスト:64~70cm
L=バスト:86~94cm ヒップ:92~100cm ウエスト:69~77cm
アメリカでは上記のサイズ表記の他に、日本のJIS規格と似た「4/6/8/10/12/14/16/18/20」の数字のサイズ表記を用いる場合もあります。
「JIS規格」「アメリカ規格」が日本ではよく見られます。
他には、イギリスサイズ規格(イギリス・フランス・イタリアが使用)「8/10/12/14/16/18/20/22/24」、ヨーロッパサイズ規格(スイス・スペインが使用)「36/38/40/42/44/46/48」などもあります。
トルソーの意味と種類
- 2013-10-09 (水)
- ブランド紹介
「トルソー」は、もともと人間の頭・手・脚・足を全て除いた『胴体部分』のみをモチーフにした造形彫刻のことを指していました。
そのためファッションの世界で「トルソー」と言うと、女性・男性の胴体部分のみのマネキンの事を指し、衣服のデザイン・立体裁断・仮止めを行う際や、ブティックやショップなどで商品を陳列する際に用いられます。
ファッション業界とトルソーは切っても切り離せない程の関係で、ファッションのどの業種においても必需品とされています。
トルソーを購入する場合、日本の場合トルソーを専用に作るメーカーがあり、メーカー側のトルソー規格の中から欲しいサイズを選ぶのが一般的です。ただし、海外物のトルソーは企業により独自の規格をもっているため、輸入購入を検討している場合は下調べが必須です。
デザイン等に使われる代表的なトルソーを作っているメーカーは以下のとおり。
●日本
・三菱レイヨン株式会社
・株式会社キイヤ
・旭化成
・東洋紡株式会社
・株式会社 七彩
●海外
・WOLF(ウルフ)…アメリカ
・BOUMAN(バウマン)…アメリカ
・KNNETT & LINDSELL(ケネット)…イギリス
・STOCKMAN(ストックマン)…フランス
上記が代表的なトルソー・メーカーとなります。
最近ではインターネットの普及により「Amazon」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」などのショッピングモールで、個人でも簡単に通信販売で購入することができるようになっています。
トルソーに使われる素材は、木製の骨組みに布を覆い綿を詰め、鉄・木製の脚をつけた自立するものが一般的に使われますが、アイテムを着せて展示する際には中に空気がつめられるエアビニール製トルソーや、首部分にフックが付いたハンガータイプトルソー、可動式の腕が付いたトルソーなども販売されています。
また、胴体部分だけのトルソー以外にも「手」「下半身」「脚」「胸」「頭」など「●●●・トルソー」という名前で体の一部分のみを象ったものが、用途に合わせ販売されています。
メンズファッションに強くなる!ネクタイの種類を知ろう
- 2012-06-10 (日)
- 研修セミナー情報
アパレル業界を目指す方はまだまだ女性の方が多いようですが、女性がメンズウェアを担当することももちろんあります。メンズファッションについてもしっかりと押さえておきたいですよね。
お客様に質問をされた時でもしっかりとお答えできるようにしましょう。
今回は、成人した男性なら誰しも身につけたことがあるであろう「ネクタイ」について。
あまり知られていないネクタイの種類をご紹介します。
■ナロータイ
大剣の幅が4~6cmと狭いもの。スリムタイとも呼ばれています。
■ダービー・タイ
大剣の幅が7~9cmのネクタイです。一般的によく使われているタイプのもので、「レギュラー・タイ」とも呼ばれています。
■ワイド・タイ
大剣の幅が10cm以上のネクタイです。
ネクタイの種類は、大きく分けると以上の3種類になります。
素材はポリエステルやコットンなど様々ですが、滑らかで発色のいい「正絹」が一般的です。
次に、ネクタイに良く用いられている柄についてご紹介します。
■ソリッドタイ
定番が、ソリッドタイです。
ソリッドタイとは無地のネクタイのことで、色柄に左右されない分どんなスーツとも合わせやすく、重宝します。
■ストライプタイ
縦縞柄のネクタイです。
ストライプタイは新入社員でも取り入れやすく、フレッシュで爽やかなイメージを演出できます。
■ドットタイ
ドットとはいわゆる水玉模様のことで、大きめのドット柄だったら遊び心たっぷりに、細かいドット柄だったら真面目でクラシカルな雰囲気に仕上がります。
最初は、濃色の地に、ピンのような細かなドットをあしらった「ピンドットタイ」がお勧めです。
■小紋タイ
ソリッドタイに、小さな紋章を配置したネクタイのことです。
日本ではあまり見かけないタイプですが、制服のネクタイに校章をあしらったものをよく見かけます。
■ニットタイ
セーターのように糸を編んでつくったネクタイのこと。
カジュアル感が強いので、オフィス使用よりもプライベートで使用する方が多いようです。
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